JR東海では、会社発足以降東海道新幹線の輸送サービスを充実させるべく、一貫して輸送力の増強等に取り組んできましたが、この度2020年春に予定しているN700Aタイプへの車種統一に伴う全列車の最高速度285km/h化に合わせてダイヤを刷新し、「のぞみ12本ダイヤ」を実現することを発表しました。

【社長会見】東海道新幹線のさらなる輸送サービスの充実について|JR東海

概要は以下の通りです。

●「のぞみ」運転本数増加:
「のぞみ」1時間あたり片道最大運転本数を2本増やし、12本に。
◇1時間あたり運転本数(東京駅発車場面)
現行ダイヤ・・・のぞみ10本、ひかり2本、こだま3本
新ダイヤ・・・のぞみ12本、ひかり2本、こだま3本
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▲「のぞみ」運転本数比較
(上記発表資料(https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000039529.pdf)より引用)


●「のぞみ」所要時間短縮:
12本全ての「のぞみ」が東京駅〜新大阪駅間を2時間30分以内で運行。
◇「のぞみ」の所要時間(東京〜新大阪)
現行ダイヤ・・・2時間30分以内:3本、2時間33分〜37分:7本
新ダイヤ・・・2時間30分以内:12本

●開始時期(予定):
2020年春



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



上記発表資料によれば、東海道新幹線の輸送量は、1987年度を100とした場合、2018年度は169と、この約30年間でおよそ1.7倍にまで増加しています。
しかも、リーマンショック後の2008年以降、この10年間は一貫して増加しており、訪日外国人旅行者の更なる増加も見込まれることから、今後も輸送量が増え続けることが十分に考えられます。

既に東海道新幹線では、1時間あたりで「のぞみ」を最大10本運行できるダイヤを構築していますが、今回の発表によれば、N700Aタイプに車両を統一することにより、最大12本の「のぞみ」を運行することができるようになるとのことであります。

1時間に12本ということは、単純計算で5分おきに「のぞみ」が運行されることであり、もはや通勤電車感覚の間隔で運行されるという、世界にも例を見ない高速鉄道のダイヤが提供されることとなります。

「のぞみ」12本に注目が集まる今回の発表ですが、「のぞみ」に加えて、「ひかり」「こだま」も計5本が運行され、3種別で計17本というダイヤも、これまた高度な進化の証、といえるのではないのでしょうか。


一方、今回の発表により、現在東海道新幹線区間にわずかに残る700系の撤退が明らかになりました。
東海道新幹線区間では、もはや臨時列車等でも遭遇することが難しくなりつつあるところに、新幹線車両の世代交代を感じずにはいられませんが、来春のダイヤ改正を前に、700系撤退のイベント等もあり得るかも知れません。

ともあれ、来春から更なる進化を遂げる東海道新幹線のダイヤ。
個人的にも、旅行は勿論、仕事等にも何かと役に立つと感じたニュースでありました。



●関連ニュースサイト:
東海道新幹線「のぞみ」さらに本数増 全列車285km/h化で1時間最大12本に 2020年春 | 乗りものニュース
東海道新幹線、ダイヤを刷新へ N700A統一で「のぞみ12本ダイヤ」に | 鉄道新聞
最高速度の向上でのぞみを増発、JR東海 - 鉄道コム



●関連ブログ:
2020年春、「のぞみ」は1時間12本に: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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