JR西日本とJR東海では、東海道・山陽新幹線のネット予約およびチケットレス乗車サービス「EXサービス」について、アプリ利用者を対象に列車の遅延等が発生した際の新たなサービスを開始することを発表しました。

エクスプレス予約/スマートEXにおける新サービスの開始:JR西日本
エクスプレス予約/スマートEXにおける新サービスの開始について|JR東海

概要は以下の通りです。

●「EXアプリ」で当日の列車を予約済みの利用者に、列車の遅延情報等を通知

●エクスプレス予約会員向けに、列車の大幅な遅れが発生した際、所定発車時刻発車後の列車を予約可能
・対象者:
「EXアプリ」利用の「エクスプレス予約会員」
(スマートEX会員は対象外)

・使用方法:
列車に大幅な遅延が発生した際、乗車駅の所定発車時刻を過ぎても、当該駅を発車していない列車の新規予約が「EXアプリ」で可能に。

・その他:
誤って発車済みの列車を予約してしまった場合は、払い戻し(手数料無し)が可能。
当日の列車を既に予約済みの場合は、先に予約を払い戻し(手数料無し)した後、新規に予約することで、列車の変更が可能。

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▲EXアプリでの所定発車時刻後の列車予約サービス
(上記発表資料(https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000039582.pdf)より引用)

●サービス開始日:
2019年6月22日(土)以降
「EXアプリ」を、同日以降に公開される最新バージョンへのアップデートが必要



その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


今回ご紹介した「エクスプレス予約」に限らず、ネット予約では駅窓口等に向かうことなく列車の予約が可能であることから、利用者にとっては大変便利なものであります。

一方、ネット予約ではその仕様上、発車時刻後の列車を予約することができないため、列車に大幅な遅れが発生すると、ネット予約利用者であっても窓口に並ぶ必要が生じるため、ネット予約の利便性を生かすことが難しくなる上に、窓口の混雑に更に拍車をかけることにもなり、何かしらの解決策はないものか、と思ったりしていました。

今回「エクスプレス予約」会員向けに試行されるサービスでは、大幅な遅延が発生する等の一定の条件の下、発車時刻後であっても予約が可能になることで、エクスプレス予約会員にとっては、いざという時に頼みになるサービスとなるのではないかと思われます。

今回開始されるサービスは、あくまで試行とのことで、今後「スマートEX」会員向け等に拡大する際には、更なるリニューアルが施されるのではないかとも思われます。


ともあれ、私が実際に東海道・山陽新幹線に乗車する際に、このような機能を使うことがないことを願いたいところでありますが、実際に発生した際には、こういった機能も使いこなせればと思っています。



●関連ブログ:
「エクスプレス予約」なら遅れている列車も予約できる: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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