毎月発行される鉄道関係雑誌を見てみて、興味あるテーマであれば、実際に購入してみて、このブログでその内容をご紹介しています。
今月発売された鉄道雑誌で、購入してみたものはこちら。

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鉄道ピクトリアル 2019年 09月号 [雑誌]
鉄道ピクトリアル 2019年 09月号 [雑誌]

鉄道ピクトリアル2019年9月号「特集 サンライズ出雲・瀬戸」です。


今や唯一の定期夜行列車となった「サンライズ出雲・瀬戸」
285系電車5編成という小世帯でありますが、その存在感は他の車両と比べて際立っている、ともいえましょうか。
今回は、その「サンライズ出雲・瀬戸」車両の285系の解説に加え、「サンライズ出雲・瀬戸」にまつわるテーマとして、「個室」に焦点を当てた「国鉄・JR鉄道個室概史」(岩成正和)、「陽陰連絡線」に焦点を当てた「陽陰連絡輸送の今昔」(山田亮)といった、「サンライズ出雲・瀬戸」と少し離れたテーマも充実していたのが、個人的には興味がありました。

「国鉄・JR鉄道個室概史」については、特に20系客車の個室寝台(ナロネ20・ナロネ22)以前の戦前・戦後の個室寝台車両のいきさつや、「個室」というカテゴリーから、寝台のみならず「座席」まで含めていた点、その座席については、「展望車」「パーラーカー」の個室までもが触れられていた点が、個人的には驚きでしたし、同時にこういった歴史をまとめた貴重な資料になるのではないか、とも感じました。

もっとも「個室」というカテゴリーでは、民鉄に目をやると、東武「スペーシア」や近鉄「しまかぜ」にも個室が存在しており、これらにも触れられても、とは思いますが、それは紙幅の関係上できない相談だったかも知れません。


勿論、「サンライズ出雲・瀬戸」自体の特集についても、285系の各形式の解説については、これまでのピクトリアル誌同様充実したものとなっていますし、カラーページで掲載された車内写真をを眺めていると、是非とも乗車してみたい、と純粋な思いを抱くことができる、そんな特集記事でありました。
(注:管理人は「サンライズ出雲・瀬戸」には未乗車であります。)


さて、「鉄道ピクトリアル」に関しては、今月もう一冊購入しないといけない、という嬉しい?悲鳴となっているのがこちら。
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2019年8月号臨時増刊として「大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)」が24日に発売されます。
大阪市交通局から、2018年4月に民営化を果たした「Osaka Metro」の歴史、現状、営業、車両、施設について、同社執筆の公式記事をはじめ研究者の考察論文で構成される増刊号とのことです。

何せ、今までのOsaka Metroのことが網羅的に記録された一冊となることは、これまでの同増刊号「東武」「近鉄」の例を見ても明らかなわけでありますから、こちらも非常に楽しみであります。
発売日に早速購入して、その内容を是非ともご紹介したいと思います。



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