JR東日本では、2019年11月30日(土)に相鉄・JR直通線の開業や埼京線の利便性向上を中心としたダイヤ改正を実施することを発表しました。

2019年11月 ダイヤ改正について|JR東日本

概要は以下の通りです。

●相鉄・JR直通線開業:
・運行区間・・・
相鉄本線・海老名駅〜埼京線・新宿駅
(朝通勤時間帯の一部列車は大宮方面直通)

・終日運行本数:
46往復(92本)
朝ピーク時間帯・・・4本程度/時
その他時間帯・・・2〜3本程度/時

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▲相鉄・JR直通線路線図
(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2019/20190906_ho01.pdf)より引用)

●埼京線の改正内容:
・日中時間帯の運転間隔・快速列車停車駅の見直し:
池袋〜赤羽:
最大11分間隔→最大8分間隔
本数は快速3本・各停6本で変更無し

赤羽〜武蔵浦和:
最大15分間隔→最大13分間隔
本数は快速3本・各停6本で変更無し

武蔵浦和〜大宮:
最大16分間隔→概ね10分間隔
本数は快速3本・各停6本→快速3本・各停3本
快速列車は武蔵浦和〜大宮間の各駅に停車(中浦和・南与野・北与野は新たに停車)



その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


JRと相鉄線の直通運転の概要は、以下のエントリーで既にご紹介しているとおりです。
参考:【JR東日本】【相模鉄道】相互直通運転の概要を発表。海老名〜新宿方面で直通運転を実施(2019.11.30) : 阪和線の沿線から


今回は、JR線・相鉄線の直通運転の詳細ダイヤと、埼京線の改正内容が発表されています。
直通運転については、1時間当たりの本数は既に発表されたとおりですが、新宿発海老名行きの最終列車が23時14分(平日・土休日とも)と、首都圏にしてみれば割と早い時間なのかな、と感じました。
定期券の場合、横浜経由となれば別途運賃がかかることなどを考えると、もう少し遅い時刻の設定があってもよさそうな気もしますが、これとて利用が定着すれば最終列車の繰り下げもあり得るのかも知れません。


今回の発表で、むしろ注目を集めたのは、埼京線快速列車の武蔵浦和以北の各駅停車化でしょうか。
快速列車の停車駅見直しに伴い、武蔵浦和折り返しの各駅停車が設定されることとなりますが、埼京線の建設経緯が、東北新幹線建設の見返りで、快速停車もその当時の要望であったことも考えると、本数減を伴う改正を思い切ることができたな、とも感じた次第です。


埼京線については、あまり乗る機会はないのですが、JR線・相鉄線の連絡線(武蔵小杉〜羽沢横浜国大〜西谷)の完乗がメインでありますが、機会があれば、改正後の埼京線にも足を伸ばして、現地の確認をできるとラッキーかな、とも感じたニュースでありました。



●関連ブログ:
11月30日ダイヤ改正で埼京線の快速が武蔵浦和以北各駅停車に: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」




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