続いてご紹介する「こみっくトレジャー(こみトレ)34」で入手した本のご紹介です。

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本記事でご紹介するのは、「関西乗車券研究会」というサークルの本であります。
「南海高野線の料金券」・・・是非とも入手しておきたかった本でありました。




上下巻で分かれている「南海高野線の料金券」。
高野山方面への「特急こうや号」がの運行が開始された1951年(昭和26年)から、1961年(昭和36年)の20000形運転開始、1983年(昭和58年)の30000系運転開始と、車両置き換えのタイミングで高野線特急の料金体系は大きく改定されましたが、それらの変化の軌跡を、料金券という面から上下巻に渡って紹介しているものです。

上巻は、20000形の運行終了まで、下巻は30000系の運行開始から現在まで、という括りになっており、表紙デザインも、上巻は20000形、下巻は30000系の塗色をイメージしたものとなっているのも、心憎いものとなっています。

内容も、上記車両置き換えに伴う料金改定のみならず、料金値上げや様式変更といった細かい違いまでもフォローしており、上下巻揃えることで、南海高野線の料金券の歴史の全貌が分かる、といっても過言ではない書籍であります。
ここまで体系的にまとめた情報を、この程度の価格で手に入れることができるとは、本当によい買い物をしたと思い、著者の方には感謝の言葉しかありません。


併せて購入したのは、「【私鉄版】補片補往の本」であります。
まず、「補片補往」とは「補充片道券」(補片)、「補充往復券」(補往)のことで、予め区間が印刷されたきっぷ(常備券)ではなく、行先・金額等は空欄で、旅客の求める行先に応じて一枚ごとに記入していくきっぷのことであります。

しかもこの本では、「私鉄版」と銘打っているように、私鉄が発行した、国鉄(JR)線連絡の補充券がメインで掲載されています。
この「私鉄」ですが、国鉄・JRと連絡運輸している会社なら対象となっていますので、鉄道会社は言うに及ばず、バス会社や船会社が発行した連絡乗車券も数多く掲載されており、レールがない地域からでも国鉄線へのきっぷが購入できた、そんな時代の記録を数多く眺めることができる、というのもこれまた貴重な書籍であり、これまたこれだけのきっぷをよくもまあ集めることができたと、驚くほどであります。

連絡運輸制度が年々縮小の傾向が続いている現在、これらの補充券といった形で連絡乗車券を購入できる機会は更に減少しているのではないかと思われます。
本書の最後に「私鉄の補片補往が必要な時代が近くまで来てしまいました」とありますが、完全に無くなるまでに、私自身も入手できる機会があれば、記録ということで購入しておきたいな、とも思いました。


とにかく沢山のきっぷが並んでいる本。
整理し、掲載する手間を考えると、いずれの書籍もリーズナブルな価格で手に入れることができたのは、感謝この上ありませんでした。


なお、「関西乗車券研究会」の本は、下記オンラインショップでも入手可能ですので、興味がある方は、こちらも覗いてみてはいかがでしょうか。





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