JR東海では、1999年に営業運転を開始し、約20年親しまれてきた700系車両について、東海道新幹線管内の最終走行日及び引退イベントの実施を発表しました。

「ありがとう東海道新幹線700系」引退イベントについて|JR東海



概要は以下の通りです。

●700系最終走行列車:
・最終走行日:
2020年3月8日(日)

・最終走行列車:
臨時「のぞみ315号」(全車指定席)

・運転区間:
東京9:47発→新大阪12:20着

・その他:
新横浜〜京都の車内で、乗車記念品を進呈

●関連企画:
・車体装飾:
2020年2月12日(水)より、JR東海所有の700系車両(2編成)に、ヘッドマーク及びサイドステッカーによる車体装飾を実施。
ヘッドマークは1・16号車、サイドステッカーは1・5・9・15・16号車に実施

イメージ:
jrcentral_700_final_mark
(上記発表資料(https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040169.pdf)より引用)

(※)車体装飾を施した700系車両の運転日は以下の通り。
2月12日(水)〜2月28日(金)・・・
JR東海「ありがとう東海道新幹線700系」ホームページにて告知。

2月29日(土)以降・・・
2月29日(土):団体専用列車(東京8:53→新大阪11:30)
3月1日(日):団体専用列車(新大阪8:23→東京10:56)
3月8日(日):のぞみ315号(東京9:47→新大阪12:20)

・旅行商品:
引退に先立ち、700系の団体臨時列車に乗車する旅行商品を、ジェイアール東海ツアーズ等の旅行会社から発売。


その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


このブログでも、遡ること4年前の2015年にご紹介していたように、2019年度末をもって東海道新幹線での700系の置き換えが完了予定であることをご紹介していました。


それから4年が経過し、いよいよ700系のラストランが公式に発表されました。
発表内容を見てみると、サイドステッカーの掲出等、300系でも行われたような気がしたので、過去のブログ記事を引っ張り出してみると、確かに300系車両へのヘッドマーク・サイドステッカーの貼付が行われていました。


今回の700系引退イベントも、この流れを汲むような構成として、「のぞみ」中心ダイヤの構築に貢献してきた700系の東海道新幹線管内での最後を締めるイベントとしようとする思いが伝わるような感じがしました。


私が700系に初めて乗車したのは、まだ「のぞみ」が1時間に1本の運転体系だった頃、どうしても急ぎの用事で「のぞみ」でないと行けなかった際に乗車したのが初めてでした。
その頃は専ら「ひかり」ばかりだっただけに、「のぞみ」の速さに驚くとともに、追加料金の価値を感じたものでありました。


700系そのものは、山陽新幹線「こだま」等で「レールスター」編成が引き続き運行されますが、一方でJR西日本所有の16両編成の700系の動向はどうなるのか、というのも少し気になるところではあります。
ともあれ、300系の後を継いで東海道新幹線の更なる高速化やフリークエント化に貢献してきた車両の引退ということで、これも時代の移り変わりなのかな、と思うとともに、機会があればこのステッカーだけでも記録できればいいな、とも感じたニュースでありました。



●関連ニュースサイト:
東海道新幹線700系 3月8日ラストラン 「ありがとう」装飾や車体再生メダル贈呈も | 乗りものニュース
JR東海,『「ありがとう東海道新幹線700系」引退イベント』を実施|鉄道イベント|2019年12月11日掲載|鉄道ファン・railf.jp
JR東海が700系引退イベントを発表、ラストランは3月8日 - 鉄道コム



●関連ブログ:


JR東海、「ありがとう東海道新幹線700系」引退イベント実施 - kqtrain.net(京浜急行)
700系の東海道新幹線最終走行日は2020年3月8日: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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