近畿日本鉄道(近鉄)の河内長野駅には、現在となっては全国的に珍しくなった、「字幕回転式発車標」という、内蔵のフィルムが回転する型式の発車標が設置されています。

この発車標ですが、河内長野駅に1976年に設置され、これまで44年の長きにわたり稼働してきましたが、この度1月30日をもって引退するとともに、これを記念して記念台紙付の入場券発売や特別ポスターの掲出が発表されました。

河内長野駅ホーム 「近鉄最後の 字幕回転式発車標 」 更新|近鉄

概要は以下の通りです。

●字幕回転式発車標の終了日:
令和2年1月30日(木)

●記念台紙付入場券:
・発売日時:
令和2年1月23日(木)〜令和2年2月6日(木)(各日6時〜22時)
(完売次第終了)

・発売場所:
河内長野駅 改札口

・発売枚数:
300枚

●ポスター掲出期間:
2020年1月6日(月)〜令和2年2月6日(木)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。

DSC_7520
▲近鉄河内長野駅 字幕回転式発車標(2017.6.23)

鉄道車両の「サボ」のように、フィルムに印刷された行先が回転して表示される「字幕回転式発車標」。
かつては、近鉄に限らず、南海や阪神など、割とあちらこちらで見られたこの手の発車標ですが、老朽化に加えて、技術の普及や多言語対応の必要性といった時代の変化もあって、多くはLED表示等のタイプのものに既に置き換えられた結果、今や珍しいものとなっており、ここ近鉄でも現存しているのは、河内長野駅のみとなっています。


その唯一残っている河内長野駅の字幕回転式発車標ですが、今月末をもって置き換えられることとなるわけですが、これを記念して入場券の販売やポスターの掲出、といったイベントが実施されることとなりました。

たかが発車標の更新でこんなイベントまで行うのかいな?という向きもあるのでしょうが、今や貴重なクルクル回るこの発車標は、希少価値の高いものとしてファンの注目を集めているだけに、その最後を記念するイベントの実施というのも、時宜にかなった面白い企画だなと感じました。


この「字幕回転式発車標」、個人的にはかつて南海電鉄高野線の堺東駅に設置されていたものが印象に残っています。
特に下りホーム(高野山方面)になると、種別は急行・区急・各停、行先も高野山極楽橋から北野田まで、そして泉北高速光明池や和泉中央(泉北準急は種別なしで行先のみ表示)と、まさに多彩な「幕」が色々出てくるその光景は、いつまで眺めていても飽きないものでありました。

今回引退となる河内長野駅の発車標は、多くの列車が大阪阿部野橋駅行きで、また種別も多くが準急であることから、表示がクルクル回るシーンが見られるタイミングは限られたものになりますが、敢えてそんなタイミングを見計らって最後の姿を眺めてみるのも、一つの楽しみ方なのかな、とも感じたニュースでありました。




●関連ニュースサイト:
近鉄 河内長野駅 字幕回転式発車標 使用終了(2020年1月30日) - 鉄道コム
近鉄 字幕式発車標使用終了記念入場券 発売(2020年1月23日〜) - 鉄道コム



●関連ブログ:
近鉄、河内長野駅ホーム 「近鉄最後の字幕回転式発車標」更新記念台紙付入場券発売 - kqtrain.net(京浜急行)





↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム