交通系ICカードのPASMOでは、2020年春に「モバイルPASMO」のサービスを開始することを発表しました。

2020年春、モバイルPASMOが始まります!|PASMO協議会

概要は以下の通りです。

●サービス名称:
モバイルPASMO

●サービス開始時期:
2020年春

●サービスの特長:
対応端末にモバイルPASMOアプリをインストールすることで、現状のカード式PASMOと同様に電車やバスの交通利用や電子マネーでの買い物ができるほか、以下のサービスが利用可能。
・場所を選ばずクレジットカードでのチャージや定期券の購入が可能。
・故障・紛失時も窓口等に行かずに再発行手続きが可能。

●対応端末:
Androidスマートフォン(購入時にAndroid6.0以上がインストールされたおサイフケータイ対応機種)

●モバイルPASMO定期券発売予定事業者:
・鉄道:
小田急電鉄、京王電鉄、京成電鉄、京浜急行電鉄、埼玉高速鉄道、相模鉄道、首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)、新京成電鉄、西武鉄道、千葉都市モノレール、東急電鉄、東京地下鉄(東京メトロ)、東京都交通局、東武鉄道、北総鉄道、ゆりかもめ、横浜高速鉄道(みなとみらい線)、横浜市交通局、横浜シーサイドライン

・バス:
小田急バス、江ノ電バス、川崎市交通局、川崎鶴見臨港バス、関東バス、京王電鉄バス、京成バス、西武バス、相鉄バス、立川バス、東急バス、東京都交通局、西東京バス、日立自動車交通、横浜市交通局

mobilePASMO_character
▲モバイルPASMOキャラクター
(上記発表資料(https://www.pasmo.co.jp/pressrelease/pdf/mobilePASMO_PressRelease_Jan21%2C2020.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


交通系ICカードの携帯電話・スマートフォンへの搭載は、JR東日本の「モバイルSuica」が、ガラケー時代からサービスを展開しています。
当初はなかなか普及しなかったようですが、Apple PayにSuicaが対応したこともあり、改札口に携帯端末をかざす光景は、首都圏エリアに限って見れば、かつてに比べるとかなり増えてきたのではないかと思われます。

「モバイルSuica」に続く交通系ICカードのモバイル化が果たしてどの陣営になるのか、気になるところではありましたが、この度PASMO陣営から「モバイルPASMO」という名称でサービスが開始されることが発表されました。

サービス概要は、これまでのカード式PASMOに加え、「チャージが場所を選ばず可能」であるという、モバイル端末での特長が実装されることから、これまで「モバイルSuica」の恩恵にあずかることができなかった首都圏エリアのPASMOエリア利用者にとっては、新たな選択肢が提供されることから、嬉しいニュースといえるでしょう。


但し、今回の「モバイルPASMO」は、Androidスマートフォンのみで、iPhoneには対応していない旨、注意が必要です。

ところで、既にモバイルSuicaをインストールしている端末に、追加してモバイルPASMOをインストールできてしまうのでありましょうか。
仮に「モバイルSuica」「モバイルPASMO」両方のアプリをインストールできることになると、どちらの交通系ICカードから減算等の処理すればいいのか、判断できない可能性があります。
そんな制限事項等の詳細も、今後発表されることでしょうから、当ブログでも追々ご紹介できればと思っています。



●関連ニュースサイト:
「モバイルPASMO」2020年春スタート スマホでチャージ&定期券購入OK | 乗りものニュース
Android端末で「モバイルPASMO」、2020年春サービス開始 - 鉄道コム



●関連ブログ:
PASMO協議会、2020年春からモバイルPASMOサービス開始 - kqtrain.net(京浜急行)



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