近畿日本鉄道(近鉄)では、2020年3月14日(土)にダイヤ変更を実施することを発表しました。

2020年のダイヤ変更について|近畿日本鉄道

概要は以下の通りです。

●特急列車関係:
◆新型特急「ひのとり」運転開始
名阪特急:
【平日】
大阪難波発名古屋行き 8:00 発、10:00 発、13:00 発、14:00 発、16:00 発、20:00 発
名古屋発大阪難波行き 7:00 発、11:00 発、13:00 発、17:00 発、19:00 発、20:00 発
【土・休日】
大阪難波発名古屋行き 8:00 発、09:00 発、11:00 発、15:00 発、16:20 発、19:00 発
名古屋発大阪難波行き 8:20 発、12:00 発、14:00 発、16:25 発、18:00 発、19:00 発

大阪難波・奈良間の特急
【平日】
大阪難波発奈良行き 22:20 発
奈良発大阪難波行き 06:30 発
【土・休日】
大阪難波発奈良行き 20:35 発
奈良発大阪難波行き 08:13 発

2021年3月までに、以下の名阪特急を順次「ひのとり」で運転
・大阪難波発:
毎時0分発、土休日に運転する16時〜18時の毎時20分発
・名古屋発:
毎時0分発、土休日に運転する8時20分発、16時〜18時の毎時25分発

なお、大阪難波、名古屋毎時30分発と名古屋5時58分発の名阪特急についても、順次アーバンライナーで運転。

◆その他の特急:
・名張5:41発名古屋行き特急を増発
・平日の奈良21:30発大阪難波行き特急を増発
・伊賀神戸5:44発大阪難波行き特急を名張始発(5:50発)に変更

●一般列車関係:
◆奈良線:
・土休日に6両編成で運転している快速急行を8両編成に増結、途中駅での車両連結開放取りやめにより所要時間を短縮

◆大阪線:
・平日の早朝時間帯に、五位堂発大阪上本町行き急行を2本増発(五位堂6:29発、6:46発)

◆生駒線:
・平成29年の台風21号災害に伴う徐行運転を終了し、朝夕時間帯の生駒〜王寺間の列車を毎時4本運転



また、同時に大阪〜名古屋間の特急における車内販売サービス終了についても発表がありました。
大阪〜名古屋間の特急における車内販売サービス終了について|近畿日本鉄道

概要は以下の通りです。

●車内販売終了日:
2020年3月8日(日)

●終了対象となる列車:
土休日ダイヤの大阪難波〜近鉄名古屋間を日中運行する列車 28本

(「しまかぜ」「青の交響曲」「伊勢志摩ライナー(土休日の一部列車のみ)」は販売を継続)

●その他:
2020年3月14日(土)から運行開始する特急「ひのとり」では、ワゴンによる車内販売サービスは実施せず、下記の設備によるサービスを実施。
・両先頭車:カフェスポット(自動販売機による挽きたてのコーヒー、菓子類の販売)
・3号車:飲料自販機(缶及びペットボトル飲料の販売)


その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


新型特急「ひのとり」の運行開始が3月14日と既に発表されていることから、ダイヤ変更もこの日に実施されるものと考えられていましたが、果たしてその通りの日程となりました。
変更内容を見てみると、「ひのとり」当初充当列車については、名阪特急に加え、大阪難波〜近鉄奈良間の特急にも充当されることは、既報の通りでありました。


大阪難波〜近鉄奈良間の「ひのくに」充当列車は、夜の大阪難波発と朝の近鉄奈良発の1往復となっています。
朝の時間帯は、少し早い通勤時間帯での利用も可能ですし、夜の時間帯は、飲み会帰りの利用も可能でしょうから、そういう機会で「ひのとり」が利用できるのも、奈良線ユーザーにとってはラッキーな内容と言えるでしょう。

また、今後1年間の「ひのとり」導入計画も発表されており、停車駅の少ない名阪特急(甲特急)を全て「ひのとり」に置き換えるほか、その他の名阪特急(乙特急)についても、順次「アーバンライナー」での運転に置き換えることとなり、その結果、名阪特急についてはこの両タイプの車両での運行となり、車種の統一によるサービスレベルの平準化が実現することとなります。

名阪特急については、現在甲特急は全て「アーバンライナー」が充当されている一方で、乙特急では、「アーバンライナー」が充当されているのは一部の列車に限られ、その他は汎用特急車両が充当されていることから、車両によるサービスレベルの差が生じている現状があります。
これが今回のダイヤ変更以降は、車種の差を気にする必要がなくなることから、足繁く名阪特急を利用しているユーザーにとっては、これまた朗報といえるでしょう。


その一方で、現在土休日の一部の名阪甲特急で実施されている車内販売が終了となります。
この名阪特急での車内販売は、一旦は終了したものの、2007年に土休日の名阪甲特急のうち、一部列車で再開されたものでありました。


今回終了となる理由は近鉄から具体的な発表はありませんが、昨今の人材不足に加え、駅売店等の充実による車内販売ニーズの更なる低下のトレンドの中、たとえ列車を限定した車内販売でも存続は難しかったのかも知れません。

一方、新型特急「ひのとり」では、カフェスポットで菓子類も購入できるようになったりしていることから、ある程度の代替措置は講じられているのがわかります。

近鉄の車内販売は、引き続き「しまかぜ」、「青の交響曲」、そして土休日の一部の「伊勢志摩ライナー」で実施されますので、こちらもせいぜい利用していきたいところであります。


その他、阪神方面への快速急行の8連化など、細かく見ると色々な変化が見て取れる改正内容ですが、やはり「ひのとり」の注目度は高いと思われますので、改正後に体験できる機会があればいいな、と思ったニュースでありました。



●関連ニュースサイト:
快速急行の運行時間帯拡大 土休日は8両編成&芦屋通過に 阪神電鉄3月ダイヤ改正 | 乗りものニュース
近鉄 ダイヤ変更(2020年3月14日) - 鉄道コム
近鉄 名阪特急 車内販売 営業終了(2020年3月8日) - 鉄道コム
近畿日本鉄道,3月14日にダイヤ改正を実施|鉄道ニュース|2020年1月21日掲載|鉄道ファン・railf.jp
近鉄,3月8日をもって名阪特急での車内販売サービスを終了 〜「しまかぜ」「青の交響曲」「伊勢志摩ライナー」(一部)では販売を継続〜|鉄道ニュース|2020年1月21日掲載|鉄道ファン・railf.jp



●関連ブログ:
【近鉄】2020年3月のダイヤ変更内容発表!ひのとり奈良線運行ダイヤ・快急8連化・名阪特急の車内販売廃止…など | 鉄道プレス
【近鉄】2020年ダイヤ変更の詳細発表 - Railway Enjoy Net 鉄道トピックス



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