南海バス・南海ウイングバス金岡・南海ウイングバス南部の各社では、路線バス全線において2020年3月1日(日)始発便より、新しい系統番号の運用を開始することを発表しました。

南海バス|「バス系統番号」の変更について(3/1〜)

概要は以下の通りです。

●原則的な付番ルール:
・系統番号の3桁化
営業所・エリア毎に百の位を付番、下二桁は既存番号を踏襲。
【南海バス・南海ウイングバス金岡】
東山営業所:100+既存番号
泉北営業所:200+既存番号
光明池営業所:300+既存番号
河内長野営業所:400+既存番号
空港営業所:500+既存番号
(※)堺営業所は原則、既存番号を踏襲し2桁。

【南海ウイングバス南部】
岸和田エリア:600+既存番号
泉南エリア:700+既存番号

・「走り方のアルファベット」を3桁番号に併記
途中止め便・・・C(cut)
延長便・・・L(length)
経由便・・・V(via)

●系統番号変更イメージ:
nankaibus_new_routenumber
▲南海バスグループの系統番号変更案内
(上記発表資料内PDFファイル(http://www.nankaibus.jp/var/rev0/0002/7808/202021492321.pdf)より引用)


その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。

現在の南海バスグループでは、主に2桁の系統番号が記されていますが、今回は、これらの系統番号を基本3桁(堺営業所は2桁のまま)とする、というのが改正内容です。
この改正の元となる国交省のガイドラインは、下記Webサイトにも掲載されています。
自動車:バス系統ナンバリング検討会 - 国土交通省

このガイドラインでは、例えば「1桁または2桁は誤乗の恐れが生じやすくなるので注意が必要」なことや、「起点停留所・経由停留所・終点停留所のいずれかが異なる場合は、異なるを系統を付与する」こと等が記されており、今回の南海バスの改正においても、これらの内容が反映されたものとなっています。


というわけで、我が阪南市を走る南海ウイングバス南部の尾崎線(尾崎〜和泉鳥取〜尾崎)や阪南スカイタウン線の新しい系統番号は何になるのか、上記Webサイトに記載の系統番号一覧から確認しようとしましたが、何故か尾崎駅や箱作駅発着のバスの系統番号の掲載がありませんでした。

しかし、南海バスのWebサイトをよく探してみると、「新旧系統番号表」というものが掲載されており、こちらから尾崎線・阪南スカイタウン線ともに新しい系統番号を確認することができました。
南海ウイングバス南部・泉南エリア 新旧系統番号表|南海バス

これによると、尾崎線・阪南スカイタウン線の新しい系統番号は以下のようになっています。

【尾崎線】
1系統(尾崎駅前〜和泉鳥取〜尾崎駅前)⇒701系統
2系統(和泉鳥取〜尾崎駅前)⇒701系統
3系統(尾崎駅前〜中村西口止め)⇒701C系統

【阪南スカイタウン線】
1系統(箱作駅前〜桃の木台〜箱作駅前)⇒771系統
2系統(桃の木台1丁目〜箱作駅前)⇒771系統
3系統(箱作駅前〜桃の木台3丁目止め)⇒771C系統

と、尾崎線はそのまま3桁化、阪南スカイタウン線は70番台にした上で3桁化、となりました。
また早朝に運行されている途中停留所発の系統は統合され、逆に最終便で運行される途中停留所までの便には、上記の規則通り「C」が付与されています。

ということで、現在の系統番号も今月末で見納めですので、機会があれば地元の路線だけでも記録しておきたいな、と感じたニュースでありました。



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