JR北海道では、新型コロナウイルス感染症の影響により旅行需要が大幅に減少していることから、2020年3月23日(月)〜4月23日(木)で、特急列車の編成両数の見直し及び減便を実施することを発表しました。

新型コロナウィルス感染症による影響と対策について|JR北海道
特急列車の減便・減車について

概要は以下の通りです。

●減便となる列車:
・3月23日(月)〜4月23日(木)で減便
【札幌〜旭川間】
・札幌発旭川行き(札幌発時刻):
9:30発(カムイ9号)・14:30発(ライラック21号)・16:30発(カムイ29号)・19:30発(ライラック39号)・22:00発(カムイ45号)
・旭川発札幌行き(旭川発時刻):
7:18発(カムイ8号)・8:30発(カムイ12号)・14:30発(カムイ28号)・17:30発(ライラック38号(ライラック旭山動物園号))・18:30発(カムイ42号)

【札幌〜室蘭間】
・札幌発室蘭行き(札幌発時刻):
11:21発(すずらん4号)・13:56発(すずらん6号)・16:03発(すずらん8号)
・室蘭発札幌行き(室蘭発時刻):
13:38発(すずらん7号)・16:30発(すずらん9号)・18:12発(すずらん11号)

・4月6日(月)〜4月23日(木)で減便
【札幌〜函館間】
・札幌発函館行き(札幌発時刻):
10:42発(北斗10号)・20:00発(北斗24号)
・函館発札幌行き(函館発時刻):
6:02発(北斗1号)・14:54発(北斗15号)

【札幌〜帯広間】
・札幌発帯広行き(札幌発時刻)
7:58発(とかち1号)・21:10発(とかち9号)
・帯広発札幌行き(帯広発時刻)
6:45発(とかち2号)・19:24発(とかち10号)


●減車となる列車:
・おおぞら:
3月23日(月)〜4月23日(木)は、自由席車両を1両に(通常は2両)

・北斗:
3月23日(月)〜4月5日(日)は、自由席車両を1両に(通常は2両)
更に、4月6日(月)〜4月23日(木)は指定席車両を1両減


●編成を変更する列車:
・カムイ19号(札幌14:00発)
3月23日(月)〜4月23日(木)は、通常5両編成のところを6両編成に変更


●きっぷの取扱い:
・運休のために旅行を取りやめる場合は、手数料なしで払い戻し。
・運休となる列車の指定券を持っており、列車を変更する際は、みどりの窓口等で対応。
・減車となる号車の指定券を持っている場合、当日の座席は乗車の際に別途案内。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



新型コロナウイルス感染症の影響により、様々な方面に影響が出ていますが、特に鉄道等に関しては、外出が控えられていることもあり、利用者が大幅に減少している状況です。
JR北海道でも、足元(3月2日〜3月8日)の利用者を前年同曜日比較でみると、北海道新幹線及び特急列車は約7割減、快速エアポートは半減と、もはや惨憺たる状況としか言えない数値が並んでいます。

そんな中、観光需要の持ち直しもしばらくは見込めないこともあり、定期特急列車の減便を発表することとなりました。
既に指定券発売が始まっている列車を、需要減退が見込まれることから、予告の上で運休するというのは、これまた異例としか言いようがない状況であります。

特に運休となる列車の中には、各方面の始発及び最終となる列車も含まれることから、この期間に利用する予定がある場合には、事前に運休等の情報を確かめておく必要があります。

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▲「カムイ」「すずらん」に使用される789系。
3月23日(月)から約1ヶ月間、一部の列車が運休となります。

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▲「北斗」「とかち」に使用される261系特急形気動車。
一部の列車で運休及び減車が発生します。


ともあれ、定期特急列車まで運休する事態となった今回の新型コロナウイルス感染症。
願わくば、今回発表のあった期間で運休・減車が終了して欲しいところでありますが、こればかりは日本のみならず世界のウイルスの感染拡大をどこまで抑えることができるかにかかっていると思われますので、我々としても、手洗い等のできること・しなければならないことを一つ一つ確実にしていくしかないのかな、と繰り返し感じたニュースでありました。



●関連ニュースサイト:
JR北海道 特急を減便へ 新型コロナで利用減 「カムイ」「北斗」「とかち」など各方面 | 乗りものニュース



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