JR西日本、JR東海、JR九州の3社では、東海道・山陽・九州新幹線に、事前予約制の特大荷物置き場を設置することを、昨年8月に発表していました。


この度、この特大荷物スペースつき座席のサービス開始日及び予約方法等の詳細が発表されました。

東海道・山陽・九州新幹線「特大荷物スペースつき座席」サービスの開始日などについて:JR西日本
東海道・山陽・九州新幹線 「特大荷物スペースつき座席」サービスの開始日等について|JR東海
東海道・山陽・九州新幹線「特大荷物スペースつき座席」サービスの開始日等について|JR九州

概要は以下の通りです。

●サービス開始日:
2020年5月20日(水)乗車分より
(2020年4月20日(月)10時から予約開始)

●予約方法等:
・駅や旅行会社のきっぷうりばで「特大荷物スペースつき座席」を希望の旨、係員に申し出ることで予約可能。
・JR各社の指定券券売機や、JR東海、JR西日本、JR九州のインターネット予約サービスでも「特大荷物スペースつき座席」を選択することで、予約可能。

●サービス愛称及びロゴマーク:
・愛称:
「baggage160」
読み方:ばげっじ ひゃくろくじゅう
英語名:baggage one-sixty

・ロゴマーク:
shinkansen_baggage160_logo
▲「baggage160」ロゴマーク
(上記発表資料(https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040272.pdf)より引用)

●利用者への案内等:
・JR3社共通ポスター:
shinkansen_baggage160_poster
▲「baggage160」ポスター
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200310_01_baggage.pdf)より引用)

・公式ツイッターアカウント:


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



昨年8月に発表のあったこの「特大荷物スペースつき座席」。
荷物の多い訪日外国人観光客等向けに、縦・横・高さの合計160cm以上の特大な荷物を置くことのできるスペースが用意された座席を予め予約できるこのサービス。

巨大なスーツケース等が他の乗客の通行や乗降の支障になることもままあることから、通常の座席指定の仕組みを活用して、特大荷物スペースが必要な乗客に最後尾の座席を予め指定する運用を追加したもの、といえるでしょう。

サービス愛称は「baggage160」ということで、訪日外国人観光客向け等に、事前予約が必要な大きさを愛称で示すことで、利用者に直感的に訴求できるものになっていると感じました。

残念ながら現在のところ、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から新幹線の利用者が激減しており、特大荷物が車内で支障になるケースが少なくなっているものと思われます。
しかし、いつになるかはともかく、このウイルス感染症が収まり、また訪日外国人観光客が戻ってくるようになれば、再び「特大荷物により乗客の動きが阻害される」問題は起こりうるだけに、きっちりルールを決め、そしてそれをじっくり運用していき、利用者に定着させていくことは、やはり必要だと思った次第です。


個人的には、こういった三辺の和が160cmを越えるスーツケースを持ち合わせていないので、この「baggage160」向けの指定券を手に入れる機会が無さそうなことが惜しいところであります…



●関連ニュースサイト:
東海道・山陽・九州新幹線「特大荷物」持ち込み予約制に 「バゲッジ160」5月20日開始 | 乗りものニュース



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