新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、全都道府県を対象に緊急事態宣言が発出されており、不要不急の外出は控えるよう示されているところです。

そんな中、本日は久々に「西国三十三ヵ所」の訪問記をご紹介するわけですが、先月(3月)上旬に訪問した際の記録です。
再びこのように、気楽にあちらこちらに出かける日々が戻ってくることを、辛抱強く待ち続けたいところです。



今回西国三十三ヵ所巡りでご紹介するのは、第六番札所の「壺阪寺」です。
近鉄吉野線に「壺阪山」という駅がありますが、この駅からバスで10分ほど乗ったところにあります。

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入山料を払い、中に入ります。
まず最初に目にするのは、「大講堂」
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毎月18日には、観音様のご縁日が開催されているらしく、この講堂には最大500人が収容できるようになっています。
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仁王門から、本堂に向けて登っていきます。

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▲仁王門の先の右手には、いきなり大きな大仏様が鎮座されています。
「壺坂大佛」というそうで、Webサイトによれば、平成19年(2007年)11月に開眼されたそうです。


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▲多宝塔。
こちらの宝塔は、平成15年(2003年)の壺阪寺開創1300年を迎えるにあたり、建立されたとのことです。

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▲三重塔
国指定の重要文化財となっており、1497年に再建されたものとのことです。

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▲礼堂

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▲三重塔と礼堂

いよいよ本尊を礼拝することとします。
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礼堂に入ると、あたり一面雛人形が何段にも飾られていました。
三月上旬ということで、丁度ひな祭りの時期でありましたが、毎年この時期、壺阪寺では、「大雛曼荼羅」といって、信者らが持ち寄った雛人形を並べて公開する行事が行われているとのことです。
参考:
奈良)マスク姿のひな人形も 高取の壺阪寺で2千体展示:朝日新聞デジタル

その数は2020体とのことですが、これは今年開催の予定であった東京オリンピックの開催を記念して2020体、とのことでした。
上記朝日新聞の記事によると、ひな壇は22段とのことで、高さは3.5mにも及ぶものとのことでした。

その圧倒的なスケールに、時間を忘れるくらいに見入るほどでありあした。


2000体以上の雛人形に圧倒されはしましたが、そこから先の本尊の拝観を忘れてはなりません。
更に先に進み、いよいよ本尊を拝むこととします。

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▲本尊
壺阪寺の本尊は、間近で拝むことができます。


帰りに、またもや巨大な石像を見ることとします。
公道を挟んで反対側の敷地に並ぶ二体の像であります。

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▲まずこちらが「天竺渡来大観音石像」。

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▲そして、その少し下ったところに横たわっているのが、「天竺渡来大涅槃石像」。
(奥に見えるのが、上記画像の「大観音石像」)



以上が、壺阪寺の訪問でありました。
壺阪寺は、古くから眼病回復の信仰を集めており、昭和36年から盲老人福祉事業を行っており、敷地内には養護盲老人ホームが開設されていますのですが、訪問した際に印象に残ったのは、やはり巨大な石像でありましょうか。
これらのスケールを実感できるだけでも、訪問の価値はありそうです。


最後に、壺阪山駅と壺阪寺を結ぶ奈良交通のバスが、駐車場に停車していたので撮影してみました。

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▲奈良交通の路線バス

後ほど調べたところ、日野自動車のレインボー7Wとのことでした。
今から20年ほど前に導入された車両でありましょうか。
現在では既にお目にかかることも珍しくなった車両のようですが、まさかここで目にするとは思いもしませんでした。

本来の目的では全くなかったのですが、貴重な記録が撮れて、これまた満足でありました。




冒頭で記したとおり、新型コロナウイルス感染症の影響により、不要不急の外出の自粛が求められていることから、この「西国三十三ヵ所巡り」もしばらくお休み、とせざるを得ません。
また再開できる日を心待ちにしつつ、日々辛抱していきたいと思います。

参考Webサイト:
眼病封じのお寺・お里沢市の霊蹟 西国霊場第六番・神仏霊場奈良25番 壷阪寺



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