JR北海道では、新型コロナウイルス感染症の影響による利用者の減少を踏まえ、去る3月23日より一部列車の減便・減車を実施してきました。
(参考)



この度、これらの措置を当面の間実施するとともに、6月14日から運休列車を追加することを発表しました。

新型コロナウイルス感染症の影響による減便・減車の拡大について|JR北海道

概要は以下の通りです。

●6月14日から減便を実施する列車:
・札幌〜旭川間 特急「ライラック」2本

・旭川〜網走間 特急「大雪」4本

・旭川〜稚内間 特急「サロベツ」2本

・札幌〜函館間 特急「北斗」2本

・小樽〜札幌〜新千歳空港間 快速「エアポート」12本

・江別〜札幌〜小樽間 普通列車4本

●一部「オホーツク」の臨時停車:
「大雪」運休に伴い、6月14日から一部「オホーツク」を丸瀬布駅・白滝駅に臨時停車



その他詳細は、上記発表資料をご覧ください。



新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言対象都道府県の一つである北海道では宣言の長期化も考えられますが、そんな中、本日JR北海道から、減便・減車の拡大・継続が発表されました。

今回の発表で特に着目すべきは、網走方面「大雪」、稚内方面の「サロベツ」の運休であります。
これまでの特急列車の運休は、「ライラック・カムイ」「北斗」「とかち」といったように、比較的本数の多い列車が対象となっていました。
逆に言えば、道内の都市間連絡機能をできる限り果たすため、多少の減便でその機能を大いに阻害する網走方面・稚内方面の列車は、通常通りの本数を維持してきたものと考えられます。

しかし、新型コロナウイルス感染症の収束が道内で見えない中、利用者の減少が続く中、これらの方面の列車についても、減便の措置を執らざるを得なくなってきたところに、事態の厳しさが伝わってくる、といえるでしょうか。

6月14日の減便後、網走方面・稚内方面ともに、特急列車は2往復のみの運行となります。

網走方面でみると、本数が半減し、札幌〜網走の「オホーツク」のみの運行となります。

●6月14日(日)以降の札幌〜網走間の特急列車等:
<札幌発網走方面>
オホーツク1号:札幌6:56発→旭川8:35発→網走12:17着
オホーツク3号:札幌17:30発→旭川19:08発→網走23:00着

<網走発札幌方面>
オホーツク2号:網走5:56発→旭川9:44着→札幌11:19着
オホーツク4号:網走17:25発→旭川21:14着→札幌22:53着

<札幌・旭川→北見>
カムイ17号→特快「きたみ」:札幌13:00発→旭川14:25着・14:40発→北見18:08着
<北見→旭川・札幌>
特快「きたみ」→ライラック26号:北見10:29発→旭川13:50着・14:00発→札幌15:25着


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▲滝川駅に停車中の特急「オホーツク」。
現在この時間帯の「オホーツク」は旭川行き「大雪4号」に短縮されましたが、この時間帯も含めた「大雪」全便が減便となり、網走方面は始発駅早朝・夕方発車の「オホーツク」2往復のみの運行となります。

また、稚内方面は「サロベツ」1往復が運休となります。
●6月14日(日)以降の札幌〜稚内間の特急列車等:
<札幌発稚内方面>
宗谷:札幌7:30発→旭川9:00発→稚内12:40着
ライラック15号→サロベツ1号:札幌12:00発→旭川13:25着・13:35発→稚内17:23着

<稚内発札幌方面>
サロベツ2号→ライラック18号:稚内6:36発→旭川10:19着・10:30発→札幌11:55着
宗谷:稚内17:46発→旭川21:26着→札幌22:57着



特に札幌発稚内方面については、名寄以北の最終列車が繰り上がることとなります。
通常ダイヤでは、名寄以北の最終列車は旭川20:06発「サロベツ3号」ですが、この列車が運休となるため、以下のとおり最終列車の繰り上げが発生します。

・美深・音威子府:
旭川17:51発の快速「なよろ」乗車の上、名寄で音威子府行き普通列車に乗り換え
(札幌発16:00発「ライラック27号」から接続)

・天塩中川・幌延・豊富・南稚内・稚内:
旭川13:25発「サロベツ1号」
(札幌発12:00発「ライラック15号」から接続)


特に、天塩中川以北については、一気に6時間以上繰り上がることとなりますので、十分な注意が必要です。
なお、並行して走る都市間バスについても運休が発生しており、札幌〜稚内間「わっかない号」についても、1日2往復のみの運行となっています。
わっかない号(稚内〜札幌) | 宗谷バス株式会社
「わっかない号」でいえば、札幌発稚内行きは7:40発・15:00発、稚内発札幌行きは6:30発・11:30発の2往復のみの運転となっており、こちらも最低限の本数で運行されていることがわかります。


このように、既に本数の少ない区間でさえも減便が始まったJR北海道ですが、仕事等で必要急務の移動が必要な方は、特に十分注意していただければと思います。



●関連ニュースサイト:
特急「大雪」は全便運休へ JR北海道の減便拡大 新型コロナで利用低迷続く | 乗りものニュース
JR北海道,新幹線と在来線特急列車などの運転計画を見直し|鉄道ニュース|2020年5月22日掲載|鉄道ファン・railf.jp



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