JR西日本では、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、JR京都線・JR神戸線等の特急列車で、定期券と併せて利用可能なチケットレス特急券を6月1日から発売しています。


この度、この「期間限定 定期券併用チケットレス特急券」について、6月末までの発売期間だったものを、7月末まで発売期間を延長すると共に、2020年7月6日(月)より、JR神戸線通勤特急「らくラクはりま」を全席指定席として運転することを発表しました。

「期間限定 定期券併用チケットレス特急券」の発売延長:JR西日本

概要は以下の通りです。

●利用期間:
2020年7月31日(金)まで
(※)土休日除く

●対象列車:
※7月以降、対象列車が変更されているのに留意
[上り]
はるか40号・44号
サンダーバード35号・37号・39号・41号・43号・45号
スーパーはくと2号・12号
らくラクはりま

[下り]
はるか3号・7号・11号
サンダーバード2号・4号
スーパーはくと1号・3号・13号
はまかぜ5号
らくラクはりま

●設定区間:
近江今津〜大阪、草津〜天王寺、京都〜姫路

●発売額:
300円(大人1名、普通車指定席・片道利用)

●利用条件等:
別途、利用区間を含む定期乗車券(フレックス定期券を除く)が必要。
対象列車の指定席については、定員の5割程度を上限として発売していたが、7月以降はこの取扱いを終了


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が解除され、「新しい生活様式」の元、徐々にこれまでの社会生活を取り戻していく取り組みが求められていますが、とはいえ、感染症拡大の懸念が拭い去られたわけではありません。

特に通勤時間帯の混雑を緩和し、「社会的距離」を確保する観点から、有料着席サービスを利用しやすくする施策については、関西地区の鉄道事業者でも、JR西日本のみならず、近鉄・南海でも既に実施が発表されています。



今回、JR西日本では、既に6月から取り組みを始めている「期間限定 定期券併用チケットレス特急券」について、7月も引き続き実施することを発表しています。
引き続き「ゥイズコロナ」の点から「社会的距離」を取る方策を実施することから、この企画きっぷ自体はしばらく続くのかな、と思っていたのですが、意外なニュースだったのは、「『らくラクはりま』の全車指定席化」であります。

2019年3月のダイヤ改正で、JR神戸線の通勤特急として登場した「らくラクはりま」ですが、同路線では新快速列車も多く設定されていることもあり、こういった有料着席サービスの通勤特急が定着するか否か、意見が分かれていたように記憶しています。
実際、夕方の「らくラクはりま」では、直前に大阪駅始発の新快速が設定されていることもあってか、利用がいまいち定着していない、という話も聞こえてはいました。

しかし、今回の新型コロナウイルス感染症後、社会的距離を取る観点から期間限定・定期券利用者限定で特急料金の値下げが行われた結果、全席指定席に変更するほどの利用者の増加があったとは、これまた驚きでありました。


格安な料金に釣られて利用しているという点はあるかと思いますが、一定の利用者は期間限定での割引終了後も引き続き利用する可能性もありますので、思わぬところで「らくラクはりま」の「お試し企画」が実現した、という格好でしょうか。

既にJR東日本では「あずさ」「かいじ」「ひたち」「ときわ」等々の在来線特急列車が全車指定席となっていますが、JR西日本近畿エリアの在来線特急列車も同様に全車指定席となるのか、といったところも今後注目なのかな、とも感じたニュースでありました。



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