一週間ぶりの「西国三十三ヵ所」訪問記です。
先の記事(下記記事参照)で石山寺に寄った後、折角大津市内まで来たので、ついでに残る大津市内の札所である園城寺(三井寺)にも参拝してみることにしました。
(参考)


石山寺から大津市内を東西に横切る形で約30分程度走り、三井寺に到着します。

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▲仁王門
広大な敷地の園城寺(三井寺)の入口であります。

この園城寺(三井寺)ですが、二つの呼称があるのは、元々「長等山園城寺」と称したのがはじまりだったのですが天智・天武・持統天皇の産湯に用いられた霊泉が境内に湧き出ていたことから「御井(みい)の寺」と呼ばれたのに由来しているとのことです。

仁王門を入ってすぐ右手に、釈迦堂があります。
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釈迦堂を登ると、今度は金堂です。
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金堂の横にある鐘楼。がありました。
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鐘楼の中には、近江八景の一つとして数えられる「三井晩鐘」と知られる大きな鐘が吊り下げられています。
ちなみにお金を払えば鳴らすことができるそうなので、訪問した際には試してみてはいかがでしょうか。

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▲霊鐘堂

中には「弁慶の引き摺り鐘」が安置されています。
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「弁慶の引き摺り鐘」と呼ばれる所以は、元々三井寺にあったこの鐘を、延暦寺との争いで弁慶が奪って比叡山に引き摺り挙げようとしたところ、鐘の響く音が「イノー・イノー(関西弁で「帰りたい」)」と響いたので、弁慶が怒って鐘を谷底に投げ捨ててしまった、ということから由来しているとのことです。
(参考:三井寺パンフレット)

霊鐘堂の更に上には、何と「クジャク」がいました。
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元々、孔雀と密教とは密接な繋がりがあるようですが、まさか境内で孔雀の鳴き声を聞くことになるとは思いもしませんでした。
参考:
三井寺>教義の紹介>仏教豆百科>孔雀と密教

更に境内の敷地を歩きます。
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▲三重塔

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▲微妙寺

境内の様々な建造物を眺め、ようやくたどり着いた観音堂。
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ここが、西国三十三ヵ所の十四番目の札所となり、御朱印をいただくことになります。

観音堂から眺める大津市内。
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三井寺という寺があるのは、京阪大津線(石山坂本線)に三井寺駅という駅があることから、以前から知ってはいたのですが、ここまで広い敷地の寺とは思いもしませんでした。
時間があれば、一つ一つの建造物をじっくり眺めてもいいくらいの場所でありました。

それにしても、こんなところが京阪大津線沿線の本当に近くにあったとは、今までこの沿線に鉄道趣味的な観点で訪問したことは何度かあったのにも関わらず、今まで気が付かなかったことに、自分自身少々反省をしなければならない、そんな感想を抱いた次第です。


さて、この日は三室戸寺、正法寺、石山寺、そしてこの園城寺(三井寺)と4つの札所を巡ることができましたが、まだ三十三ヵ所巡りは終わりませんので、引き続き巡ったお寺のご紹介をしていきたいと思います。




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