近畿日本鉄道(近鉄)では、今年3月14日(土)に運行開始した新型名阪特急「ひのとり」について、新たに8両編成2本を増備し、11月21日(土)から更に増発することを発表しました。

〜名阪特急がますます快適に〜 新型名阪特急「ひのとり」新たに 8 両 2 編成が登場します!|近畿日本鉄道

概要は以下の通りです。

●実施日:
2020年11月21日(土)

●実施内容:
【大阪難波〜近鉄名古屋間の「ひのとり」増発】
大阪難波〜近鉄名古屋間の甲特急(停車駅の少ない特急、平日15往復、土・休日19往復)のうち、平日14往復(現行10往復)、土・休日15往復(現行11往復)を「ひのとり」で運転

【大阪難波〜近鉄名古屋間の「アーバンライナー」増発】
大阪難波〜近鉄名古屋間の乙特急(停車駅の多い特急、平日、土・休日ともに17往復)のうち、平日16往復(現行12往復)、土・休日14往復(現行7往復)を「アーバンライナー」で運転

【大阪難波〜近鉄奈良間の「ひのとり」増発】
大阪難波〜近鉄奈良間の特急のうち、平日2往復の「ひのとり」運転列車を、4往復に増発
(土・休日は現行と同じ1往復)

●その他:
・2021年春に、甲特急は全て「ひのとり」、乙特急は全て「アーバンライナー」で運転



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



既に当ブログでもご紹介しているように、近鉄の新型名阪特急「ひのとり」は6両編成・8両編成合わせて合計11編成・72両が投入される計画となっています。
【参考】
【近畿日本鉄道】新型名阪特急新造を発表。2020年春運行開始予定 : 阪和線の沿線から

既に3月の運行開始以降、6月にも「ひのとり」追加投入が実施されており、名阪甲特急では割と見かけることができるようになりました。
【参考】
【近畿日本鉄道】新型名阪特急「ひのとり」増発を発表。平日10往復、土休日11往復に(2020.6.13〜) : 阪和線の沿線から

これらに続く、今回の発表では、8両編成2本を更に投入することで、平日は1往復、土・休日も4往復を除き、全て「ひのとり」で運行されることとなりました。

ここまで増えると、「乗車チャンスが増える」という月並みな表現ではなく、ほぼ「ひのとり」に乗車できる、と言い切ってもよいくらいの本数であります。
これまで、本数が限られていたが故に、なかなか乗車チャンスに恵まれなかった方も、今回の追加投入では、「ひのとり」が一気に身近になるのではないか、と思ったりしました。


加えて、乙特急でも「アーバンライナー」への置き換えが進み、ほとんどの乙特急が「アーバンライナー」による運転となることが、発表されています。
「アーバンライナー」で運転されることで、レギュラーシート・デラックスシートという2種類の座席を選択できるようになり、ニーズに応じて使い分けの幅が広まったのは、利用者に取って嬉しいことといえるでしょう。

一方で、これまで22600系等では利用可能であった「全席コンセント」が、「アーバンライナー」になると、コンセントそのものが用意されていないことに注意が必要です。
今後も名阪乙特急に「アーバンライナー」を使用し続けるのであれば、電源コンセントの設置もお願いできれば、と思うところです。


ともあれ、来年3月の全列車置き換えを前に、相当充当列車が増えてきた「ひのとり」ですので、大阪・名古屋の両都市間を移動する際に、気軽に使ってみてその快適さを堪能してみてはいかがでしょうか。

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▲近鉄の新型名阪特急「ひのとり」



●関連ニュースサイト:
近鉄80000系「ひのとり」に8両編成登場 名阪特急で新型増備進む | 乗りものニュース
近鉄 名阪特急 ひのとり 運転本数拡大(2020年11月21日〜) - 鉄道コム
近鉄,8両編成の80000系「ひのとり」を11月21日から運転|鉄道ニュース|2020年10月14日掲載|鉄道ファン・railf.jp



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