昨日発表のあった、来年春のJRグループダイヤ改正の内容ですが、続いてJR東海の改正内容をご紹介します。

2021年3月ダイヤ改正について〜 一部の「のぞみ」の所要時間を短縮します! 〜|JR東海

概要は以下の通りです。

【一部の定期「のぞみ」の所要時間短縮】
・東京20時台〜21時台の一部の定期「のぞみ」を速達化
・定期・臨時列車の設定を変更することで、2時間27分以内の定期「のぞみ」の本数を増加

【山陽エリアからの首都圏滞在時間拡大】
・広島始発の「のぞみ」運転時刻変更
・岡山行き、姫路行きの「のぞみ」東京発車を3分繰り下げ

【山陽新幹線直通臨時「のぞみ」増加】
・山陽新幹線直通臨時「のぞみ」を11本設定増加

【夜間下り「こだま」運転間隔変更】
・東京発20時〜21時台の下り「のぞみ」の運転間隔改善


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JR東海のダイヤ改正のうち、東海道新幹線では、今年3月に実施した「のぞみ12本ダイヤ」で大きな改正が行われました。

新型コロナウイルス感染症の影響で、企業の出張需要も回復が見通せない中、減便もあり得るのでは、と思われそうですが、元より東海道新幹線では臨時列車の本数を変えることにより、需要の増減に柔軟に対応してきています。
そのため、今回はダイヤの大きな変更はなく、需要の減少・回復については、今後臨時列車の本数で調整するものと思われます。


一方、今回の改正内容では、在来線の見直しについては特に発表がありませんでした。
JR東海の在来線管内では、今年11月から特急「南紀」の編成両数が変更され、最短2両編成での運行がスタートしています。


今回は、この「南紀」も含めて、減便・減車の内容は発表されていませんでしたので、在来線に関しても大きな見直しは無いのではないか、とも判断できそうです。
ただ、新型コロナウイルス感染症の影響や、働き方改革の影響で生活スタイルも変わることを踏まえて、各社が最終列車の時刻繰り上げ等を実施する中、JR東海ではそのような動きが見られないのも、他社とは違う特徴的な点なのかな、とも感じました。



続いて、JR東日本、JR北海道の改正内容に続きます。



●関連ニュースサイト:
JR東海,3月13日にダイヤ改正を実施|鉄道ニュース|2020年12月18日掲載|鉄道ファン・railf.jp
「のぞみ」一部列車で速達化 「2時間27分」本数増加 2021年3月ダイヤ改正 | 乗りものニュース



●関連ブログ:
2021年3月ダイヤ改正発表(3)(JR東海、JR西日本): たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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