JR九州では、新型コロナウイルス感染症による利用者の減少及び同社を取り巻く経営環境の変化を受け、「普通回数券」の発売を終了することを発表しました。
「普通回数乗車券」の発売終了に関するお知らせ|JR九州
概要は以下の通りです。
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
ここにきて、普通回数乗車券の発売を終了する事業者がポツポツ出てきています。
私の地元でも、JR西日本でICOCAエリア内の普通回数乗車券の発売について、2021年9月30日限りで終了となることが、既に発表されています。
今回のJR九州の発表は、同社のICカードエリア内に限った話ではなく、同社内完結の区間全てで発売が終了となることで、上記のJR西日本での発売終了よりも影響は大きいものと考えられます。
加えて、JR九州での普通回数乗車券発売終了では、それに伴う代替措置(ICカード利用によるポイント付与等)は発表されておらず、それどころが現在実施されているSUGOCA(JR九州のICカード)利用による乗車ポイント(運賃の1%分のポイント付与)も終了することも同時に発表されています。
「SUGOCA」の鉄道利用におけるポイントサービス終了に関するお知らせ|JR九州
新型コロナウイルス感染症の影響により利用者が激減し、「新しい生活様式」の普及で今後も利用者の回復が見込めない一方、普通運賃の改定には時間がかかることから、もはや経営的にも収益確保が喫緊の課題となっているなかで、手っ取り早い方法としての回数券発売終了という措置を取らざるを得ないところ、JR九州の経営環境の厳しさを感じ取ることができます。
それは、普通回数乗車券発売終了が、およそ2ヶ月後の6月末という短い期間であることからも垣間見ることができます。
それは、上述のJR西日本では今年9月末まで、そして下記でご紹介したJR東海の東海道新幹線の新幹線回数券の終了は来年3月末という時間的猶予があるのとは対照的、といえるでしょうか。
新型コロナウイルス感染症の影響が長引くにつれ、こういった実質的な値上げの事例は広まっていくことと思いますが、同感染症による影響が非常に大きいものであることを踏まえて、値上げせざるを得ない状況に対しては、確かに影響は大きいですが、一方で理解もしておく必要があるのかな、とも感じたニュースでありました。
【関連ニュースサイト】
JR九州、回数券発売を6月末で終了 - 鉄道コム
JR九州 回数券の発売を終了 縮小が進む鉄道の回数券 | 乗りものニュース
【関連ブログ】
JR九州、回数券を全面的に廃止: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」
九州管内普通回数券発売終了 - 続・吾輩はヲタである
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「普通回数乗車券」の発売終了に関するお知らせ|JR九州
概要は以下の通りです。
【発売を終了する区間】
・JR九州線完結となる普通回数乗車券
(※)JR西日本線にまたがる設定は引き続き発売。
(※)身体障害者割引、知的障害者割引及び通学割引の普通回数券は引き続き発売。
【発売終了時期】
2021年6月30日発売終了
(※)下関駅発着の普通回数乗車券は2021年9月30日に発売終了。
(※)発売終了までに購入した普通回数乗車券は、有効期間満了まで利用可能
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
ここにきて、普通回数乗車券の発売を終了する事業者がポツポツ出てきています。
私の地元でも、JR西日本でICOCAエリア内の普通回数乗車券の発売について、2021年9月30日限りで終了となることが、既に発表されています。
今回のJR九州の発表は、同社のICカードエリア内に限った話ではなく、同社内完結の区間全てで発売が終了となることで、上記のJR西日本での発売終了よりも影響は大きいものと考えられます。
加えて、JR九州での普通回数乗車券発売終了では、それに伴う代替措置(ICカード利用によるポイント付与等)は発表されておらず、それどころが現在実施されているSUGOCA(JR九州のICカード)利用による乗車ポイント(運賃の1%分のポイント付与)も終了することも同時に発表されています。
「SUGOCA」の鉄道利用におけるポイントサービス終了に関するお知らせ|JR九州
新型コロナウイルス感染症の影響により利用者が激減し、「新しい生活様式」の普及で今後も利用者の回復が見込めない一方、普通運賃の改定には時間がかかることから、もはや経営的にも収益確保が喫緊の課題となっているなかで、手っ取り早い方法としての回数券発売終了という措置を取らざるを得ないところ、JR九州の経営環境の厳しさを感じ取ることができます。
それは、普通回数乗車券発売終了が、およそ2ヶ月後の6月末という短い期間であることからも垣間見ることができます。
それは、上述のJR西日本では今年9月末まで、そして下記でご紹介したJR東海の東海道新幹線の新幹線回数券の終了は来年3月末という時間的猶予があるのとは対照的、といえるでしょうか。
新型コロナウイルス感染症の影響が長引くにつれ、こういった実質的な値上げの事例は広まっていくことと思いますが、同感染症による影響が非常に大きいものであることを踏まえて、値上げせざるを得ない状況に対しては、確かに影響は大きいですが、一方で理解もしておく必要があるのかな、とも感じたニュースでありました。
【関連ニュースサイト】
JR九州、回数券発売を6月末で終了 - 鉄道コム
JR九州 回数券の発売を終了 縮小が進む鉄道の回数券 | 乗りものニュース
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