南海電鉄と泉北高速鉄道では、両社の共用駅である中百舌鳥(なかもず)駅のリニューアル工事を実施することを発表しました。

中百舌鳥駅のリニューアル工事を実施します!|南海電鉄
中百舌鳥駅のリニューアル工事を実施します|お知らせ|泉北高速鉄道

概要は以下の通りです。

【リニューアル内容】
○乗換利便性向上
・改札口移設による乗換距離の短縮
・下りホーム階段新設による利用者の混雑緩和

○駅の魅力向上
・改札内トイレのリニューアル
・駅構内のレイアウト変更による再整備

【工事期間】
2021年7月27日(火)〜2022年12月頃(予定)

【改札口移設後のイメージ】
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(上記発表資料(https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/210715.pdf)より引用)

【リニューアル工事前後の駅構内図】
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(上記発表資料(https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/210715.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



中百舌鳥駅は、南海高野線と泉北高速鉄道の接続駅であることに加え、Osaka Metro御堂筋線とも接続しており、両線との乗換客を中心とした利用の多い駅であります。

今回、改札口移設により、南改札が更に御堂筋線側に若干ではありますが近くなる配置となることで、乗換の利便性が若干ではあるものの、良くなることが分かります。

また、従前から階段の幅が狭いと、この駅を利用する度に感じていた南改札内の下りホーム階段について増設されることで、より乗換がしやすくなると考えられます。


一方で、「改札口移設」「Osaka Metroとの乗換が便利」ということで、「もしや新たに地下改札を設けて御堂筋線と最短距離で乗換できるのではないか?」と期待した方もおられたかも知れませんが、地下工事となると相当大がかりになる上に、中百舌鳥駅ホームの構造上、橋本・和泉中央方が狭くなっている現状では、かえってスムーズな乗降を妨げることになりかねません。

もっとも、ホーム幅が狭いと、エスカレーターやエレベーターの設置もままならないことから、構造上難しいでしょうから、現状の橋上改札の構造で、御堂筋線との距離を少しでも短くすることが、やはり現状で取り得る答えなのかな、とも感じています。


ところでこの中百舌鳥駅、かつては「北改札」のみの構造でしたが、利用者の増加につれて手狭になり、後から現在の南改札が設けられた、という経緯があります。

今回のリニューアルはそれ以来の大工事となりそうなので、工事完成後の中百舌鳥駅を見るのが楽しみだな、とかつて泉北高速鉄道から御堂筋線に通学で毎日乗り換えで利用していた一人としては思う次第であります。




【関連ニュースサイト】
南海・泉北高速、中百舌鳥駅のリニューアル工事を実施へ - 鉄道コム
南海・泉北高速,中百舌鳥駅のリニューアル工事を実施|鉄道ニュース|2021年7月21日掲載|鉄道ファン・railf.jp



【関連ブログ】
【南海】中百舌鳥駅の改札口工事を実施。御堂筋線との距離を(微妙に)短縮 | 鉄道プレス
南海/泉北高速 中百舌鳥駅がリニューアル工事へ 地下鉄との乗継距離短縮へ : 702鉄道ノート



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