JR西日本・阪和線の山中渓駅では、来年夏頃を目処に新しい駅舎への建替工事を実施しています。


先月中旬に山中渓駅を訪問した際には、既に旧駅舎がフェンスに囲われ、仮設駅舎が供用されていました。


そんな中、昨日(9月3日)に車内から山中渓駅駅舎を眺めてみると、窓やサッシが取り外されていることを確認しました。
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▲車内から撮影した山中渓駅の駅舎。
このように窓が撤去されていました。


これを見ると、間もなく解体工事に入ることが確実であることから、本日(9月4日)、再び山中渓駅に向かってみました。

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このように、旧駅舎は既に解体工事で使用される養生シートに囲われていて、もはや駅舎の外観を望むことはできなくなっていました。

工程表は特にありませんが、このような準備が完了している以上、早晩駅舎は解体され、更地になるものと思われます。


1930年(昭和5年)の開業時より使用されてきた歴史ある山中渓駅の旧駅舎でしたが、約90年間の役目を終え、いよいよお別れとなります。
阪和電気鉄道、南海鉄道、国鉄、そしてJR西日本と4つの事業者に渡り、行き交う列車と乗り降りする利用者を見守り続けた、府県境にたたずむ趣きある駅舎の姿は、もう見られなくなります。

しかし、来年夏には新しい山中渓駅駅舎が誕生する予定となっています。
新しい駅舎は、周辺の環境に調和した、木目調の外装となるとのことで、新しい山中渓の顔として、ハイキングや行楽客、そして毎年春になると賑わう花見客を出迎えることになるでしょう。

その駅舎の完成を楽しみにしつつ、今後の建て替えに至る様子を少しでもご紹介していければと思っています。




ホーム上でもフェンスが設けられ、工事が本格化してきている様子が見られました。
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上記の写真からも分かるように、駅名標がフェンスに移設されていました。
今後、ベンチやホーム上屋の改装工事も行われることとなるのでしょうが、工事後、どのような姿になるのか、こちらも楽しみであります。




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