JR東日本等では、現在「通常期」「閑散期」「繁忙期」の3種類の期間に応じた料金を設定している指定席特急料金について、新たに「最繁忙期」を加え、計4段階の料金とすることを発表しました。

シーズン別の指定席特急料金の改定について|JR東日本
シーズン別の指定席特急料金の改定について:JR西日本
シーズン別の指定席特急料金の改定について|JR北海道

概要は以下の通りです。

【改定内容】
・利用が特に多い年末年始・GW・お盆期間に通常期の400円増しの「最繁忙期」を新たに設定。
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(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2021/20211005_ho04.pdf)より引用)

【適用日カレンダーの見直し】
・利用の多い夏や秋の連休に「繁忙期」を設定
・「最繁忙期」「繁忙期」の前後の期間が利用しやすい価格となるよう、閑散期や通常期を設定

【対象会社及び列車】
○JR北海道:
・北海道新幹線

○JR東日本:
・東北・山形・秋田・上越・北陸の各新幹線
・一部の特急列車(つがる号、いなほ号、しらゆき号、草津号、成田エクスプレス号、わかしお号、しおさい号、さざなみ号 など)
(※)新たな着席サービスを提供している特急列車(通年同額)は変更無し
・一部の快速列車(リゾートしらかみ号、はまゆり号等)
(※)快速列車は通常期と閑散期のみの設定で、適用日カレンダーの見直しにより閑散期が拡大。

○JR西日本
・北陸新幹線

【改定日】
2022年4月1日(金)乗車分より


詳細は、上記発表資料をご覧ください。



JRグループの特急料金は、かつての国鉄時代を引き継いだ「通常期」「繁忙期」「閑散期」の3つの季節区分を引き継いできました。

繁忙期は年末年始、ゴールデンウィーク、夏休み、年度末・年度始めと特急列車等の利用が多い時期に、逆に閑散期は1月・2月・6月・9月・11月・12月の平日といった逆に利用者の少ない時期を中心に設定されてきました。

民営化後、繁忙期をなくした(JR北海道・JR九州)例はありましたが、JR本州3社を中心に、基本的には上述の3シーズンは維持されてきました。

今回、それらに加え、新たに「最繁忙期」という新たな区分が設定され、4シーズンになることが、今回の設定の大きな点となります。
「最繁忙期」は、現在の繁忙期の中でも特に利用が多い時期が設定されており、おおよそGW・お盆・年末年始の時期が該当します。

また、「繁忙期」も、2022年の7月・9月・10月の連休に新たに設定されている一方で、最繁忙期の直後等に閑散期の日数が増えていたりと、より需要の増減に応じたカレンダー設定になっていることが分かります。


航空や高速バスなどでは、繁忙期と閑散期に料金・運賃の差を設けることで、収益向上と利用促進を図る価格設定はずいぶん前から実施されています。
一方鉄道では繁閑の差による運賃・料金の差があまり大きくありませんでしたが、今回の「最繁忙期」設定開始により、よりシーズンに応じた料金の差を設ける動きが強くなるのかな、とも感じます。


今回の「最繁忙期」は、JR東日本と、同社と新幹線を相互直通運転しているJR北海道・北海道新幹線、JR西日本・北陸新幹線のみの設定となりますが、今後JR他社に広まっていくのか、という点も今後注目しておきたいな、とも感じたニュースでありました。




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JR北海道・JR東日本・JR西日本 2022年4月からシーズン別の指定席特急料金を改定へ|鉄道ニュース|2021年10月6日掲載|鉄道ファン・railf.jp
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