JR東日本では、車内で足湯を楽しめる新幹線「とれいゆ つばさ」の運行を、2022年3月をもって終了することを発表しました。

「とれいゆ つばさ」運行終了のお知らせ|JR東日本

概要は以下の通りです。

【運行終了予定】
2022年3月

【歩み】
2014年7月〜 「とれいゆ つばさ」として運行開始
(2002年10月〜 改造前は秋田新幹線「こまち」として運行)
2019年4月 車内設備やサービスを一部リニューアル
2022年3月 運行終了

これまでの約7年間の運行で、のべ約6万5千人が利用

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▲「とれいゆ つばさ」イメージ
(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2021/sendai/20211019_s01.pdf)より引用)




上述のとおり、「とれいゆ つばさ」は「足湯が楽しめる新幹線」として、2014年7月の運行開始以降多くの人々に親しまれてきました。

通常は山形新幹線区間を走るので、在来線特急とあまり変わらないスピードで足湯を楽しむのですが、時折フル規格区間でも運行されたこともあり、その際には時速200km超で走る足湯新幹線として、通常では楽しめないハイスピードな足湯という、貴重な経験もされた方もおられたかも知れません。


そんな「とれいゆ つばさ」ですが、この度来年3月での運行終了が発表されました。

「とれいゆ つばさ」に使用されているE3系については、これまた上述のとおり秋田新幹線「こまち」用車両を転用したもので、投入後20年を迎えることとなります。
今回、このE3系の老朽化もあり、引退が決定されたとのことであります。


「足湯新幹線」というユニークなコンセプトが人気の「とれいゆ つばさ」、一度乗りたかったわけですが、どうやらそれは難しそうであります。
また、報道によりますと、「とれいゆ つばさ」の後継となる新たな観光用車両の投入は予定されてない模様です。
(参考)
足湯の「とれいゆつばさ」来年3月引退 福島―新庄間、車両老朽化で | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS

とはいえ、「とれいゆ つばさ」というユニークな試みは、7年間で6万5千人もの延べ利用者を集めたわけですから、この実績を活かして、今後観光列車を取り巻く状況が好転すれば、次の「とれいゆ つばさ」となりうる「のって楽しい新幹線」が登場すると嬉しいな、と感じたニュースでありました。



【関連ブログ】
【JR東日本】「とれいゆつばさ」2022年3月運行終了 - kqtrain.net(京浜急行)




【関連ニュースサイト】
足湯つきの新幹線「とれいゆ つばさ」、2022年3月に運転終了 - 鉄道コム
「足湯新幹線」2022年春で引退へ JR東日本「とれいゆ つばさ」 | 乗りものニュース
「とれいゆ つばさ」、2022年3月に運行終了。“温泉街のように楽しめる”足湯付き新幹線 - トラベル Watch
JR東日本「とれいゆ つばさ」2022年3月で運行終了、イベント実施へ | マイナビニュース
JR東日本,「とれいゆ つばさ」の運転を2022年3月をもって終了|鉄道ニュース|2021年10月20日掲載|鉄道ファン・railf.jp
さよなら「とれいゆつばさ」。2022年運行終了、「のってたのしい新幹線」に後継なし | タビリス



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