徳島県と高知県にまたがる第三セクター鉄道「阿佐海岸鉄道」では、線路と道路の両方を走れる車両「DMV」の運行開始に向けて準備を行ってきましたが、本年12月25日(土)にDMVの運行開始をすること、そして実施運賃の届出を行ったことを発表しました。

阿佐鉄DMV営業運行開始日決定!! | 阿佐海岸鉄道

鉄道事業法施行規則第33条による届出書を提出しました。 | 阿佐海岸鉄道


阿佐海岸鉄道のDMV運行内容については、令和3年11月10日の「第9回阿佐東線DMV導入協議会」の資料にまとまっていますので、こちらからご紹介したいと思います。
(以下、画像は同協議会資料(https://asatetu.com/wp-content/uploads/2021/10/資料3第9回DMV導入協議会PP資料.pdf)より引用

【運行開始までのスケジュール】
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予約開始日は12月2日(木)12時から、運行開始は12月25日(土)となっています。

【運行ルート】
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阿波海南文化村(町立海南病院)〜道の駅宍喰温泉をメインに、土日祝は1日1往復が室戸方面まで運行されます。

【運行ダイヤ】
・平日下り
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・平日上り
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平日は1日13往復。この他に臨時便が2往復設定されています。

・土日祝下り
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・土日祝上り
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土日祝日は1日12往復で、そのうち1往復は「海の駅むろと」まで向かいます。
室戸方面まで向かう便の時刻は以下のとおりです。

・下り:
阿波海南文化村10:57〜阿波海南11:01〜甲浦11:22〜室戸岬12:19〜海の駅とろむ12:24

・上り:
海の駅とろむ13:35〜室戸岬13:41〜甲浦14:42〜阿波海南15:02〜阿波海南文化村15:06


所要時間は約1時間半のDMVの旅となります。


【運賃】
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鉄道区間となる阿波海南〜甲浦間は500円。
阿波海南文化村〜海の駅とろむを乗り通すと2,400円となります。

また、1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月の各定期券も発売されるとのことです。

【運行イメージ】
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線路上を走行するDMV車両です。



以上、阿佐海岸鉄道DMVの営業内容についてご紹介しました。

振り返ってみれば、JR北海道が閑散線区での運行を目指して開発していたこのDMV。
しかしJR北海道では結局採用されず、また他の鉄道路線でも構想はあっても実際の導入には結びつきませんでしたが、この阿佐海岸鉄道は唯一の例外として、来月運行開始することとなりました。

線路も道路も走れる乗り物であることから、営業運転開始までには技術的問題もあり、営業運転も当初の令和2年度末から9ヶ月遅れでの運行開始となりました。

ようやく走り始める「世界初」の乗り物であるDMV。
是非とも乗りに行きたいな、と思う方も多いかも知れませんが、徳島県の南端である海陽町まで行くとなれば、大阪からだと徳島バス「エディ号」で約5時間(南海なんば〜海部間、1日4往復)と、やはりそれなりの時間がかかるくら遠い場所であります。
(参考)
室戸・生見・阿南大阪線 | 高速バス | 徳島バス株式会社

とはいえ、鉄道と道路のモードチェンジの様子など、他では決して体験できない乗り物でありますので、乗ってみる価値は十分ありそうです。


DMVの予約は12月2日から、「発車オーライネット」で行うとのことですので、乗りたい方は忘れずに予約しておきたいところであります。




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