南海フェリーでは、和歌山港〜徳島港の航路において、期間限定で早朝・深夜便の乗用車及び車両定員内の同乗者運賃を半額に割り引くキャンペーンを実施しています。

和歌山いいとこ!徳島いいとこ!乗用車半額キャンペーン | 南海フェリー

概要は以下の通りです。

【対象便】
(通常ダイヤ)
和歌山港発:
2便・・・2:40発
3便・・・5:35発
9便・・・21:40発

徳島港発:
2便・・・2:55発
3便・・・5:35発
9便・・・21:50発

(2月8日(火)〜2月16日(水)のドック期間中のダイヤ)
和歌山港発:
1便・・・0:30発

徳島港発:
2便・・・2:55発
9便・・・21:50発


【対象運賃】
6m未満までの乗用車と車両定員内の同乗者旅客運賃が50%割引
(他の割引との併用は不可)
燃料油調整金は割引対象外

【計算例】
5m未満の乗用車をドライバー含む大人2名、小児2名で乗船した場合:
通常・・・乗用車運賃9,600円+同乗者運賃4,400円(2,200円+1,100円×2人)+燃料油調整金2,200円=16,200円
割引適用・・・乗用車運賃4,800円同乗者運賃2,200円+燃料油調整金2,200円=9,200円

【支払方法】
現金のみ
(とくしまプレミアム交通券は使用可能)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲南海フェリー「フェリーあい」

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▲同「フェリーかつらぎ」


南海フェリーでは、2019年12月に就航した新造船「フェリーあい」と、従来船「フェリーかつらぎ」の2隻で早朝から深夜にかけて、和歌山港と徳島港を結んでいます。

今回、この南海フェリーで、深夜及び早朝便を限定に、乗用車及び同乗旅客運賃を半額に割り引くキャンペーンが実施されることとなりました。

乗用車が半額になる、というのはかなり大きく、上記の計算例で見るとおり、通常は9,600円の5m未満(普通車の5ナンバー車等が該当)が半額の4,800円となるわけですから、これまでフェリーの利用を躊躇していた方にとっては、利用してみるきっかけになるのではないか、と思われます。


ただ注意点が二つあります。
一つ目は「燃料油調整金は対象外」です。
今回割引対象となる6m未満の場合は2,000円かかりますが、これは割り引かれませんので、純粋に半額となるわけではないので、注意が必要です。

もう一つは「ドック期間中のダイヤ」に注意です。
この期間、2隻あるうちの1隻がドック入りしますので、その期間(2月8日(火)〜2月16日(水))は便数が半減し、また和歌山港2:40発が0:30発の便と時間が変更されます。
この期間に利用する際は、そのそも便数が減ることを念頭に計画する必要があります。




期間限定・便限定ですが大幅に割引が実施される南海フェリーですが、ところで徳島といえば、先月25日に阿佐海岸鉄道で「DMV」が開業したことで話題となっています。

このDMVに乗るために、阿佐海岸鉄道の始発駅の阿波海南まで向かうためには、JR牟岐線で徳島駅から約2時間かかりますし、高速バス「エディ号」でも大阪から約5時間かかります。
加えて日帰りの場合、現地滞在時間が限られてくることから、本当に「DMVに乗って帰るだけ」になってしまいかねません。
(参考)



しかし今回の南海フェリーを使えば、和歌山港発3便を利用すれば徳島港に8時前に到着しますので、昼前にはDMV乗車が可能であります。
運賃についても、割引適用便を利用すれば高速道路を経由するよりも割安に移動できますので、DMV初乗りの際に、今回のキャンペーンを検討してみる価値は大いにありそうだな、と感じたニュースでありました。




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