東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道の三社では、東武鉄道の運用するディーゼル機関車と客車を使った列車「DL大樹」を、営業運転としては初めて、会津田島駅(会津鉄道線)に乗り入れることを発表しました。

2月12日(土)に、DL大樹が会津田島駅に初めて乗り入れます!|東武鉄道

概要は以下の通りです。

【運転日】
2022年2月12日(土)

【ダイヤ】
下り:
下今市(10:29発)〜新藤原(11:34着・11:46発)〜会津田島(13:47着)

上り:
会津田島(16:08発)〜新藤原(18:11着・18:21発)〜下今市(19:10着)

【乗車方法】
東武トップツアーズまたはクラブツーリズムによる旅行商品の参加が必要

【イメージ】
tobu_dl_taijyu
(上記発表資料(https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/news/20220120154823Kfs00Jz99bv2x7TveocUJQ.pdf)より引用)



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



東武鉄道では、下今市〜鬼怒川温泉・東武日光間で「SL大樹」「DL大樹」といった客車列車を運行しています。

いずれの列車も乗車時間は30分ほどで、日光・鬼怒川エリアでの見どころの一つとして気軽に楽しめる乗車時間・距離となっています。


今回、このうち「DL大樹」が東武鉄道から野岩鉄道・会津鉄道を経由し、会津田島駅まで初めて乗り入れることになりました。

昨年11月には「SL・DL特別展示イベント」での乗り入れ実績はあるものの、乗客を乗せた営業運転では初めての乗り入れとなります。

乗車には、東武トップツアーズまたはクラブツーリズムによる旅行商品の利用が必要で、既に予約も始まっているのですが、早速満席が続出しており、その人気の高さが分かります。

確かに、国鉄時代からの客車列車にこれだけ長い時間(片道約3時間)乗車できる機会もそうそうないでしょうし、加えて客車列車で野岩鉄道線を乗車できるというのは、非常に希少価値のあるものではないか、と思います。


上記発表資料では、「今後も『ディーゼル機関車と客車列車』の持つ魅力を最大限に活かして、栃木県と福島県を結ぶ鉄道ネットワークによる回遊性の向上ならびに沿線地域の活性化を図ってまいります」とあることから、今回の人気の高さからすると、次回の企画も楽しみなところであります。


会津鉄道・野岩鉄道については、今年3月のダイヤ改正で、減便や普通電車の運転終了といった見直しが行われることは既にご紹介しました。



このように厳しい状況ではありますが、今回の「DL大樹」による団体臨時列車が継続的に運転されるようになり、利用者の確保に少しでも貢献できればいいな、と感じたニュースでありました。




【関連ニュースサイト】
東武・野岩鉄道・会津鉄道 DL大樹 会津田島発着(ツアー)(2022年2月12日) - 鉄道コム

東武鉄道「DL大樹」会津田島駅へ2/12運転 - 旅行商品の募集を開始 | マイナビニュース



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