「寝台特急(ブルートレイン)殺人事件」「終着駅(ターミナル)殺人事件」等、鉄道と旅行を舞台にした推理小説、「トラベルミステリー」というジャンルの第一人者として、これまで数多くの著作を生み出してきた、作家・西村京太郎さんが、3月3日にお亡くなりになっていたことが、各メディアから報じられました。
91歳でした。
作家の西村京太郎さん死去 91歳、十津川警部シリーズ | 共同通信
西村京太郎さんは、学校卒業後、様々な職業を経験して作家活動に入りましたが、当初から「トラベルミステリー」を書いていたわけではなかったようですが、その西村京太郎さん、そして「トラベルミステリー」というジャンルがつくられるきっかけとなったのが、冒頭に記した「寝台特急殺人事件」でありました。
![寝台特急殺人事件 長編推理小説 (光文社文庫) [ 西村京太郎 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/6568/9784334746568.jpg?_ex=128x128)
寝台特急殺人事件 長編推理小説 (光文社文庫) [ 西村京太郎 ]
この「寝台特急殺人事件」は、当時人気を誇っていた寝台特急「はやぶさ」等を舞台にしたミステリーであったこと、またそのトリックが鉄道のダイヤを裏をついたものであったことからも、その人気の理由であったかと思います。
「寝台特急殺人事件」の翌々年に著された「終着駅殺人事件」でも、寝台特急「ゆうづる」が舞台となり、都合7名の同級生が次々に殺されていく事件と、これまた鉄道を舞台にしたアリバイトリックが事件を解く鍵として用意され、これまた鉄道ファンも注目集まることとなり、これ以降、数多くの推理小説を生み出し、「トラベルミステリー」というジャンルを完全に確立した功績は、非常に大きいものであったかと思います。
![終着駅殺人事件 長編推理小説 (光文社文庫) [ 西村京太郎 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/6759/9784334746759.jpg?_ex=128x128)
終着駅殺人事件 長編推理小説 (光文社文庫) [ 西村京太郎 ]
鉄道ファンの中でも、西村京太郎さんのトラベルミステリーから推理小説の世界に入り込んだかたも、少なからずおられたのではないかと思います。
かくいう私も、上述の「寝台特急殺人事件」「終着駅殺人事件」は小学生の頃に手にした推理小説で、鉄道が舞台となった殺人事件、というだけで、ワクワクして読んだ覚えがあります。
西村京太郎さんのトラベルミステリーを含む著作は400冊以上(上述共同通信記事による)とのことで、流石に全ては読めるわけではなく、私が読むことができたのは、そのうちの、ほんの一握りでしかありませんが、それでも私に与えた影響は非常に大きいものであったと思っています。
西村京太郎のトラベルミステリーを元に、その舞台となる現地を訪問、あるいは列車に乗車された方も決して少なくないと思います。
そういう意味では、鉄道の活性化に貢献された立役者のお一人、といっても過言ではないかと思います。
91歳という年齢ではありましたが、直前まで執筆活動を精力的にされていたとのことで、その訃報にただただ驚くほかありませんでした。
ご冥福をお祈りいたします。
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91歳でした。
作家の西村京太郎さん死去 91歳、十津川警部シリーズ | 共同通信
西村京太郎さんは、学校卒業後、様々な職業を経験して作家活動に入りましたが、当初から「トラベルミステリー」を書いていたわけではなかったようですが、その西村京太郎さん、そして「トラベルミステリー」というジャンルがつくられるきっかけとなったのが、冒頭に記した「寝台特急殺人事件」でありました。
![寝台特急殺人事件 長編推理小説 (光文社文庫) [ 西村京太郎 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/6568/9784334746568.jpg?_ex=128x128)
寝台特急殺人事件 長編推理小説 (光文社文庫) [ 西村京太郎 ]
この「寝台特急殺人事件」は、当時人気を誇っていた寝台特急「はやぶさ」等を舞台にしたミステリーであったこと、またそのトリックが鉄道のダイヤを裏をついたものであったことからも、その人気の理由であったかと思います。
「寝台特急殺人事件」の翌々年に著された「終着駅殺人事件」でも、寝台特急「ゆうづる」が舞台となり、都合7名の同級生が次々に殺されていく事件と、これまた鉄道を舞台にしたアリバイトリックが事件を解く鍵として用意され、これまた鉄道ファンも注目集まることとなり、これ以降、数多くの推理小説を生み出し、「トラベルミステリー」というジャンルを完全に確立した功績は、非常に大きいものであったかと思います。
![終着駅殺人事件 長編推理小説 (光文社文庫) [ 西村京太郎 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/6759/9784334746759.jpg?_ex=128x128)
終着駅殺人事件 長編推理小説 (光文社文庫) [ 西村京太郎 ]
鉄道ファンの中でも、西村京太郎さんのトラベルミステリーから推理小説の世界に入り込んだかたも、少なからずおられたのではないかと思います。
かくいう私も、上述の「寝台特急殺人事件」「終着駅殺人事件」は小学生の頃に手にした推理小説で、鉄道が舞台となった殺人事件、というだけで、ワクワクして読んだ覚えがあります。
西村京太郎さんのトラベルミステリーを含む著作は400冊以上(上述共同通信記事による)とのことで、流石に全ては読めるわけではなく、私が読むことができたのは、そのうちの、ほんの一握りでしかありませんが、それでも私に与えた影響は非常に大きいものであったと思っています。
西村京太郎のトラベルミステリーを元に、その舞台となる現地を訪問、あるいは列車に乗車された方も決して少なくないと思います。
そういう意味では、鉄道の活性化に貢献された立役者のお一人、といっても過言ではないかと思います。
91歳という年齢ではありましたが、直前まで執筆活動を精力的にされていたとのことで、その訃報にただただ驚くほかありませんでした。
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