毎年4月はじめに実施されている「鉄道友の会」の「ブルーリボン賞」「ローレル賞」の投票ですが、今年も4月発行の会誌「RAIL FAN」に投票はがきが同封されていjました。

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今年のノミネート車種は、以下の5車種でした。

・東日本旅客鉄道 E131系0番代・500番代
・東武鉄道 オハテ12形
・東京地下鉄 17000系・18000系
・京浜急行電鉄 1000形1890番台
・京阪電気鉄道 3850形


以上の5車種の中から、2車種を選んで投票することになります。
繰り返しですが、ノミネートは5車種です。

昨年のブルーリボン賞・ローレル賞投票では16車種であったわけですが、わずか1年でその3分の1しかノミネートされない、という事実は、やはり新型コロナウイルス感染症の影響により、斬新さのある新形式の投入を各社が見送った結果、とも思ったりしました。
(※)
昨年度(2021年)のブルーリボン賞・ローレル賞は、2020年に営業運転開始した車種がノミネート対象となり、その投入計画はコロナ禍前に計画されていたもの、と考えることができます。


また、ノミネートされた5車種も、特急専用車両は皆無であること、またJRグループがわずか1車種しかないことを考えると、例年とは異なる、異様なラインナップ、とも言えなくはないでしょう。


この5つの中から2車種を選ぶわけですので、ファンにとってもなかなか難しい判断になるのかな、と思います。
通常ですと、特急用車両どうしが投票数のトップを争うとともに、そこに入らなくとも優秀な車両についてはローレル賞が用意される、という流れであったかと思います。

しかし今回は、5車種しか無い中で、ブルーリボン賞はともかく、ローレル賞の対象となる車両が果たして選ばれるのか、というのも気になったりしました。


とはいえ、投票は「鉄道友の会」会員だけに与えられた貴重な権利であります。
会員の皆さんは棄権することなく、是非貴重な一票を投じるようにしていただければと思います。



今年はわずか5車種に止まったブルーリボン賞・ローレル賞ノミネート車種ですが、来年度は、「東京都営地下鉄6500形」「横浜市営地下鉄4000形」「京都市交通局20系」「JR東海315系」と、通勤形車両を中心に新型車両の投入が既に決定しています。

また特急用車両についても、「JR四国キハ185系『伊予灘ものがたり』」「N700S『かもめ』」等の車両が投入される年でもありますので、今年よりかはもう少し豊富なノミネートになるものとは思われます。
2022年(2021年度投入)だけがノミネートが異様に少ない年になりそうではあります。

コロナ禍だから仕方がないのは十分承知ですが、やはりノミネート車種が多い方が、選ぶ楽しみも大きいのは、正直なところなのかな、と感じたところです。




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