JR東海とJR西日本の両社では、現在東海道・山陽新幹線の「のぞみ」7号車に車内で仕事が可能なワークプレイスとして、「S Work車両」を設定していますが、今回、新たにWeb会議や打ち合わせ等に利用できる「ビジネスブース」を試験導入することを発表しました。

山陽新幹線車内におけるビジネスブースの試験導入について:JR西日本
東海道新幹線のビジネス環境整備の拡充について|JR東海

概要は以下のとおりです。

【導入箇所】
N700S(16両編成)7・8号車間のデッキ部

【編成数】
3編成
(該当車両の運行については、当日の朝Webサイトで告知)

【開始時期】
2022年5月9日(月)以降順次

【サービス概要】
・提供区間:
東京〜博多間

・利用時間:
30分以内

・利用人数:
1グループ2名まで

・利用対象:
7号車利用の乗客

・利用料金
無料(当面の間)

【利用方法】
乗車後、乗客自身のスマホで、7号車座席の案内リーフレット記載のQRコードから予約サイトにアクセスし、順番を確保。
利用者の待ちがない場合は、ビジネスブース内のタッチパネルを直接操作して利用開始も可能。

【イメージ】
jrwest_business_booth
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/2022/04/page_19801.html)より引用)



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



東海道・山陽新幹線では、既に「のぞみ」7号車を「S Work車両」として、ビジネスパーソン向けにPCや電話による通話、Web会議等の利用が可能な車両として設定しています。

一方で、Web会議などは、周囲に音が聞こえることは承知の上でS Work車両を選択しているので、そういった点では気兼ねなく実施できる一方、企業機密の関係等で、他の乗客に聞こえるような場所でのWeb会議などが憚られる場合もあるかと思われます。

今回の「ビジネスブース」は、そういったニーズにも対応した取り組みで、7号車「S Work車両」利用者を対象に、当日先着順にビジネスブースが利用できる、というものです。

「ビジネスブース」設置車両は、当初は3編成のみとなっていますが、今回の試験導入の結果を踏まえて、本格導入やサービス内容の変更もあるとのことです。
これにより、「移動しながらWeb会議」というのが、より安心して行うことができるので、コロナ禍で出張が少なくなった東海道・山陽新幹線で、このような取り組みにより少しでも出張需要が回復すればいいな、とも感じたニュースでありました。



【関連ニュースサイト】
東海道・山陽新幹線 N700Sの車内に「ビジネスブース」を試験導入 利用は当面のあいだ無料 | 乗りものニュース

東海道・山陽新幹線、車内に個室の「ビジネスブース」を導入 - 鉄道コム

東海道・山陽新幹線「ビジネスブース」の使い方。該当列車は当日確認! | タビリス

東海道山陽新幹線のデッキにビジネスブースを試験導入 駅待合室のビジネスコーナー拡充も - トラベル Watch



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