JR西日本と日本旅行では、吹田総合車両所の車両見学ツアーを実施することを発表しました。

「吹田総合車両所見学ツアー」発売について:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【実施日】
2022年5月22日(日)
午前の部・・・10:30〜12:30
午後の部・・・14:00〜16:00

【ツアーの主な内容】
・屋内撮影、解説
(車両の改造工事や定期検査途中の車両が撮影可能)

・屋外撮影
(検査前または検査完了後の車両や、車両を移動させるための事業用車両が撮影可能)

・廃車留置
(廃車を予定している車両が撮影可能)

・食堂
(社員が使用している食堂に、懐かしのヘッドマークなどを展示)

・流電撮影
(戦前に京阪神間で急行電車として活躍した「モハ52001号電車」(通称:流電)が撮影可能)

【ツアーのポイント】
・指定時間内で、案内する行程内で自由に撮影可能
・長年北陸線を支えたクロ681-1001(プロトタイプ・今年度廃車予定)をはじめ、クモヤ145系などの見学撮影を予定

【ツアー発売について】
・発売開始日:
2022年4月22日(金)15時〜

・発売箇所:
日本旅行「赤い風船 関西版」(https://www.nta.co.jp/akafu/west/)Webサイト上で発売

・募集人員:
午前の部、午後の部ともに50名(最少催行人員各20名)

・旅行代金:
現地発着プラン(現地集合・解散)
おとな1名9,500円、こども1名8,500円
(その他、西日本エリア各地発のJRセットプランもあり。)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



吹田総合車両所では、去る2019年5月に一般公開を実施しましたが、その際今後10年間かけてリニューアルを実施していくことが併せて発表されていました。


その後、コロナ禍もあったことから、同車両所の一般公開は特に実施されていないものと思われますが、今回、「車両所内の指定箇所を自由に撮影可能」な、ファンにとっては嬉しい企画が実施されることとなりました。

今回のツアーでは、工場内はもちろん、同車両所に展示されている「流電」ことモハ52001号、そして撮影用車両として「クモヤ145系」や「クロ681-1001」が用意されるとのことです。

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▲吹田総合車両所に保存されている「流電」モハ52001号
2016年の一般公開時に撮影したものです。

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▲同公開時にも見ることができたクモヤ145系。
そのうち1両は、綱引きイベントで公開されていました。

「クモヤ145系」については、日頃じっくり撮影できる機会が限られることから、参加費を払ってこのツアーに参加する価値というのは多分にあるのかな、と思います。

それ以上にファンにとって衝撃的なニュースとしては「クロ681-1001の廃車」が公式に発表されたことでしょうか。

このクロ681-1001を含む編成では、既に他の車両は廃車済となっており、何故かこの車両だけが一両取り残されていた模様ですが、今回「廃車予定」として明確に記されることとなりました。


ただこの「廃車」というのが、完全に解体されるのか、それとも車籍上の廃車であり今後保存等が行われるのか、その意味するところはよく分かりませんので、引き続き今後の動向に注目しておく必要があるかも知れません。


ともあれ、1万円弱で吹田総合車両所の様々な箇所をじっくり撮影できるツアーとなっていますので、50名程度の人数ならすぐ埋まりそうな気もしますので、気になる方は要チェック、といったところですね。




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吹田総合車両所見学ツアー(2022年5月22日) - 鉄道コム

JR西日本と日本旅行、吹田総合車両所の車両見学ツアー - 5/22実施 | マイナビニュース




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