JR北海道では、この度2021年度決算を発表しました。

JR北海道グループ2021年度決算|JR北海道

この中で、先の福島県沖地震において脱線した新幹線車両「H5系」1編成について、その状況と会計処理について報告がされていました。

【脱線状況】
17両編成中13号車を除いた16両が脱線
jrhokkaido_2021report_1
(上記発表資料(https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20220428_KO_2021.pdf)より引用)

【破損状況】
jrhokkaido_2021report_2
(上記発表資料(https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20220428_KO_2021.pdf)より引用)

【会計処理】
脱線したH5系について、その損失額(14億円)を特別損失に計上

詳細は、上記発表資料をご覧ください。



去る3月16日に発生した福島県沖地震では、東北新幹線で橋脚の損傷があったことに加え、走行中の新幹線列車が脱線し、およそ1ヶ月という長期間の運休を余儀なくされました。

その際脱線した新幹線車両が、JR北海道のH5系とJR東日本のE6系でありましたが、上述のとおりほとんどの車両で脱線が発生しました。

また修復についても、被害が相当あったことを踏まえて、2021年度の決算において特別損失として計上することとなりました。
特別損失として計上したことにより、当該H5系については廃車の公算が大きくなりそうです。


このH5系ですが、仮に廃車となれば、2016年3月の北海道新幹線運行開始からわずか6年での廃車となります。
自然災害による短期間での廃車という意味では、2019年10月に、北陸新幹線の長野県内において、大雨による長野新幹線車両センター水没に伴う廃車が記憶に新しいところです。



しかし今回、地震の被害を受け廃車となったのが、JR北海道の車両というのがポイントであります。
先の北陸新幹線(JR東日本・JR西日本)とは違い、経営状況が構造的に厳しい同社において、代替の車両投入が可能なのか、その点が気になるところです。

昨今のコロナ禍により東北・北海道新幹線においても減便・臨時化が行われていることも踏まえると、H5系の代替導入が行われるのか、あるいは既存のE5系をH5系として譲渡する等の動きがあり得るのか。
経営状況が厳しいJR北海道に関わる自然災害に起因する廃車なだけに、今後の動きに注目したいところです。




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