伊予鉄道の市内線(路面電車)では、「坊ちゃん列車」という列車を運行しています。
坊っちゃん列車 | 坊っちゃん列車とは? | 伊予鉄
上記Webサイトによりますと、この坊ちゃん列車は、四国で最初に開通した鉄道(現在の伊予鉄道高浜線)で当時運行されていた列車を、現在の市内線で再現したものとなっています。
その名称は、夏目漱石の小説「坊ちゃん」で登場人物が利用したことから「坊ちゃん列車」と呼ばれるようになったとのことです。
この坊ちゃん列車は、土休日を中心に一日4往復が運転されています。
(運行区間は松山市〜道後温泉及び古町〜道後温泉)
この「坊ちゃん列車」の特徴は、上記で記したように、開業当時の車両を可能な限り再現しているところですが、それに加え、この機関車は「ディーゼル機関車」でとなっているところにあります。
勿論、蒸気機関車として再現することは難しいわけで、当時の雰囲気を少しでも再現するために、動力源はディーゼルとしつつ、そして蒸気機関車のドラフト等は予め録音された音源を流すこととしています。
軌道を気動車が走る、というのは非常に珍しい例でして、過去には札幌市交通局(札幌市電)で事例があったそうですが、それ以来のケースということで、運転にかかる資格(「乙種内燃車運転免許」)が復活するという余談もありました。
さて、今回、伊予鉄道横河原線の乗りつぶしのために松山にやってきたわけですが、丁度坊ちゃん列車が走っている時間帯でありましたので、撮影と乗車を楽しんでみることにしました。
まず撮影から。

▲市役所前電停から、愛媛県庁と松山城をバックに向かってくる「坊ちゃん列車」を撮影してみました。

▲伊予鉄市内線の最新車両、モハ5000形と「坊ちゃん列車」の並びです。
こうして見ると、「マッチ箱のようだ」と称された「坊ちゃん列車」の小ささが分かるようなものですね。
撮影の後、実際に「坊ちゃん列車」乗車してみることにしました。
時間の都合上、松山市駅〜大街道までの乗車となります。
運賃は1,300円と路面電車の7倍程度しますが、それだけ払ってでも楽しみたい、楽しい乗り物であります。


車内の様子。
上述のとおり、夏目漱石が「マッチ箱」と表現した車内が忠実に再現されています。
現代人の体格からは、狭いったらありゃしない広さであります。
確かにこれだと、当時の日本人であっても「マッチ箱」と称してしまうのも仕方ないのかな…と思いを馳せてしまった次第です。
ちなみに座面も当時を再現していますので、クッションみたいなものはありません。
10分少々の乗車でしたが、既に尻が若干痛みを帯びてました。
かつての人々は、よくこれで我慢できたよなあ、とも思いました。
私が乗車したのは、客車の1両目(機関車の次位)でしたので、機関車の様子をこのように扉から眺めることもできます。

わずか一区間ですが、大街道で下車します。

先行する低床車5000形と前後で並びました。
…もはや時代が錯綜している写真、と言われても仕方が無いかも知れません。
(両車の実際の年数差は20年程度であります。)
以上が「坊ちゃん列車」の乗車・撮影の紹介でありました。
松山観光のシンボルとしてすっかり定着したこの「坊ちゃん列車」。
早いものでもう20年運行しているとのことです。l
この日はGW中ということもあり、車内は賑わっていました。
勿論新型コロナウイルス感染症の影響で外国人の戻りは全くですが、それでも日本人にとってもタイムスリップが簡単に味わえるこの列車は、相変わらずの人気に感じました。
また、今回は見ることが叶いませんでしたが、機会があれば機関車の機回しの様子などを見ることができればいいな、と思いました。
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坊っちゃん列車 | 坊っちゃん列車とは? | 伊予鉄
上記Webサイトによりますと、この坊ちゃん列車は、四国で最初に開通した鉄道(現在の伊予鉄道高浜線)で当時運行されていた列車を、現在の市内線で再現したものとなっています。
その名称は、夏目漱石の小説「坊ちゃん」で登場人物が利用したことから「坊ちゃん列車」と呼ばれるようになったとのことです。
この坊ちゃん列車は、土休日を中心に一日4往復が運転されています。
(運行区間は松山市〜道後温泉及び古町〜道後温泉)
この「坊ちゃん列車」の特徴は、上記で記したように、開業当時の車両を可能な限り再現しているところですが、それに加え、この機関車は「ディーゼル機関車」でとなっているところにあります。
勿論、蒸気機関車として再現することは難しいわけで、当時の雰囲気を少しでも再現するために、動力源はディーゼルとしつつ、そして蒸気機関車のドラフト等は予め録音された音源を流すこととしています。
軌道を気動車が走る、というのは非常に珍しい例でして、過去には札幌市交通局(札幌市電)で事例があったそうですが、それ以来のケースということで、運転にかかる資格(「乙種内燃車運転免許」)が復活するという余談もありました。
【参考】札幌市電の路面ディーゼルカーについて
上述のとおり、「坊ちゃん列車」は、札幌市交通局以来2例目となる「路面ディーゼルカー」であります。
その札幌市交通局の路面ディーゼルカーについて、少し説明しておきたいと思います。
札幌市の路面電車網が広がるなか、1958年(昭和33年)に鉄北線(最盛期は札幌駅前〜新琴似駅前を結ぶ路線。現在の南北線のさっぽろ駅より北側の部分に相当)に導入されたのが、路面ディーゼルカーでした。
車両番号には、ディーゼルカーであることを示す「D」が付けられているのが特徴で、D1000形からD1040形の合計16両が存在したそうです。
鉄北線の一部区間は非電化で開業しましたが、その後変電所施設の整備により、最終的には電化されますが、これら路面ディーゼルカーはその後も一部車両は電車に改造されないまま、その寿命を全うしたとのことです。
上記画像は、札幌市交通資料館に展示されている路面ディーゼルカー「D1041」です。
但しこの「札幌市交通資料館」は、2017年10月より地下鉄高架部の改修工事に伴い、長期に渡り休館となっています。
予定では今年度以降にリニューアルオープンとのことです。
交通資料館について | 交通資料館 | 一般財団法人 札幌市交通事業振興公社
さて、今回、伊予鉄道横河原線の乗りつぶしのために松山にやってきたわけですが、丁度坊ちゃん列車が走っている時間帯でありましたので、撮影と乗車を楽しんでみることにしました。
まず撮影から。

▲市役所前電停から、愛媛県庁と松山城をバックに向かってくる「坊ちゃん列車」を撮影してみました。

▲伊予鉄市内線の最新車両、モハ5000形と「坊ちゃん列車」の並びです。
こうして見ると、「マッチ箱のようだ」と称された「坊ちゃん列車」の小ささが分かるようなものですね。
撮影の後、実際に「坊ちゃん列車」乗車してみることにしました。
時間の都合上、松山市駅〜大街道までの乗車となります。
運賃は1,300円と路面電車の7倍程度しますが、それだけ払ってでも楽しみたい、楽しい乗り物であります。


車内の様子。
上述のとおり、夏目漱石が「マッチ箱」と表現した車内が忠実に再現されています。
現代人の体格からは、狭いったらありゃしない広さであります。
確かにこれだと、当時の日本人であっても「マッチ箱」と称してしまうのも仕方ないのかな…と思いを馳せてしまった次第です。
ちなみに座面も当時を再現していますので、クッションみたいなものはありません。
10分少々の乗車でしたが、既に尻が若干痛みを帯びてました。
かつての人々は、よくこれで我慢できたよなあ、とも思いました。
私が乗車したのは、客車の1両目(機関車の次位)でしたので、機関車の様子をこのように扉から眺めることもできます。

わずか一区間ですが、大街道で下車します。

先行する低床車5000形と前後で並びました。
…もはや時代が錯綜している写真、と言われても仕方が無いかも知れません。
(両車の実際の年数差は20年程度であります。)
以上が「坊ちゃん列車」の乗車・撮影の紹介でありました。
松山観光のシンボルとしてすっかり定着したこの「坊ちゃん列車」。
早いものでもう20年運行しているとのことです。l
この日はGW中ということもあり、車内は賑わっていました。
勿論新型コロナウイルス感染症の影響で外国人の戻りは全くですが、それでも日本人にとってもタイムスリップが簡単に味わえるこの列車は、相変わらずの人気に感じました。
また、今回は見ることが叶いませんでしたが、機会があれば機関車の機回しの様子などを見ることができればいいな、と思いました。
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