南海高野線では、去る5月27日(金)未明に発生した小原田車庫での特急車両移動中のトラブルにより、同日から全ての特急「こうや」「りんかん」を運休し、同時刻で自由席特急列車を運転しています。



この度、「こうや」「りんかん」に関する今後の運転計画が発表されました。

特急こうや・りんかんの運休と両数変更について|南海電鉄

概要は以下のとおりです。

【5月31日(火)に運休する列車】
・下り(難波発時刻)
りんかん1号(7:35発)
こうや1号(8:42発)
こうや3号(10:00発)
こうや5号(13:00発)
こうや7号(14:00発)
りんかん3号(17:12発)
りんかん5号(18:24発)
りんかん9号(20:05発)
りんかん15号(22:05発)

・上り(極楽橋(○)または橋本発時刻)
りんかん2号(6:39発)
りんかん4号(7:41発)
りんかん6号(9:00発)
こうや2号(○11:30発)
こうや4号(○12:23発)
こうや6号(○15:39発)
こうや8号(○16:47発)
りんかん10号(19:07発)
りんかん16号(21:08発)

【6月1日(水)から当面の間運休する列車(6月15日(水)を除く)】
<平日ダイヤ>
・下り
りんかん9号(難波20:05発)
りんかん15号(難波22:05発)

・上り
りんかん10号(橋本19:07発)
りんかん16号(橋本21:08発)

<土・休日ダイヤ>
・下り
こうや5号(難波10:00発)
こうや11号(難波14:00発)
りんかん3号(難波18:00発)
りんかん9号(難波20:05発)
りんかん15号(難波22:07発)

・上り
りんかん6号(橋本9:06発)
こうや6号(極楽橋12:27発)
こうや12号(極楽橋16:21発)
りんかん10号(橋本19:06発)
りんかん10号(橋本21:10発)

【6月1日(水)から当面の間両数を変更する列車】
<平日ダイヤ>
りんかん1号(難波7:35発)
りんかん2号(橋本6:39発)
いずれも8両から4両に変更

【6月15日(水)の運休列車】
・下り(難波発時刻)
こうや1号(8:42発)
こうや5号(13:00発)
りんかん5号(18:24発)

りんかん9号(20:05発)
りんかん11号(20:34発)
りんかん15号(22:05発)
りんかん17号(22:35発)

・上り(極楽橋(○)または橋本発時刻)
りんかん4号(7:41発)
こうや2号(○11:30発)
こうや8号(○16:47発

りんかん10号(19:07発)
りんかん12号(19:38発)
りんかん16号(21:08発)
りんかん18号(21:37発)

(※)赤字は6月15日(水)に追加となる運休列車


【運休列車・両数変更の取り扱い】
・同時刻に自由席特急を運転。特急券の購入は不要。
・運休列車の特急券を既に購入済みの利用者には無手数料で払い戻し。チケットレスサービスで購入の場合は自動払い戻し。
・両数変更のため減少する座席(5号車〜8号車)の特急券を購入済みの場合は、代席を用意し、当日案内。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



20220527_190026_R
▲橋本駅に停車中の「りんかん10号」(19:07発)代替の自由席特急

20220527_191512_R
▲同、「りんかん12号」(19:38発)代替の自由席特急


冒頭でも記したように、南海高野線・小原田車庫での特急車両移動中のトラブルで、5月27日(金)より「こうや」「りんかん」の運休が続いています。

今回、損傷した特急車両を他の車両の出庫に支障しない場所へ移動することができたkぉとから、残りの特急車両を使用して「こうや」「りんかん」の運転を再開することができました。

しかし、損傷した車両の修理には時間がかかることから、引き続き一部の「こうや」「りんかん」では運休・自由席特急での運転が実施されることとなりました。


元より、高野線の特急「こうや」「りんかん」は、30000系2編成・31000系1編成の合計3編成が、全て運用されることで成り立っているダイヤとなっており、いずれか1編成が使えなくなる場合は、いずれかの列車に運休が発生することとなっていました。

検査等、予めスケジュールが分かっている場合は、冬季の需要が落ち込む「こうや」を一部運休させる等により対応していますが、今回のように突然のトラブルで運休が発生したばあい、上述のとおり特に土・休日に多くの列車で運休が発生することになります。


この運休ですが、車両の修理が必要となることから、しばらくは続くものと思われ、それに伴い自由席特急列車についても、しばらくは運行が続くものと思われます。

下記記事でご紹介したように、昨日も大和川橋梁で「自由席特急」を撮影してきました。


この光景が引き続き見られることから、記録する時間はまだしばらくありそうですが、それはイレギュラーな光景を見たいファン的な視点でしかなく、一般の利用者にとっては、確実に着席できる特急列車の運行再開を願いたいところかと思われます。

もっとも、こういう形で料金不要の自由席特急がしばらくの間運転されることになるわけですが、料金不要で特急列車の速達サービスを享受できることになることで、「高野線にも『サザン』自由席等を設定して欲しい」等の、利用者の要望が強くなる可能性も無くはない、という気もしないではありません。


ともあれ、損傷した車両の修理がいつ完了し、「こうや」「りんかん」の運休がいつ解消するのか、引き続きチェックしておきたいと思います。




【関連ブログ】
【南海】自由席特急の運転を当面継続へ…修理の目処立たず - 鉄道プレス



【関連ニュースサイト】
南海電鉄「こうや」「りんかん」一部運休・両数変更など当面実施へ | マイナビニュース




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