南海高野線では、去る5月27日(金)未明に発生した小原田車庫内での車両移動中のトラブルにより、特急「こうや」「りんかん」で使用している特急用車両のうち1編成が使用不能となりました。

その影響により、一部の「こうや」「りんかん」については、同じ時刻で全車自由席の特急列車として運転しています。
阪和線の沿線から : 【南海電鉄】小原田車庫での車両トラブルによる「こうや」「りんかん」運休・両数変更を発表。引き続き自由席特急の運転は継続。

この自由席特急については、下記記事で橋本駅を発着する2000系が充当された列車の様子をご紹介していました。
阪和線の沿線から : 【南海高野線】2000系による自由席特急列車をみる(2022.5.27)小原田車庫での線路支障による「こうや」「りんかん」の代走として運行。


本日、高野山の方面で用事があったため、本来の「こうや5号」である自由席特急列車に、橋本〜極楽橋間で乗車してみましたので、ご報告します。



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▲橋本駅での発車案内。
これから乗車するのは10時47分発の特急ですが、その直前に10時40分発の「天空」があります。
この「天空」、後部(難波方)2両は自由席なので、この写真を撮っている時点では、「天空」に乗車することもできなくはないのですが、今回はあくまでも「自由席特急」がメインなので見送ります。

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▲観光列車「天空」。
極楽橋方の2両は2200系による指定席で、多くの観光客はこちらの車両に乗車されます。

一方、難波方の2両は、2000系による自由席で、指定席料金無しで乗車できますので、ある意味おトクな車両であるといえます。


「天空」が発車した直後に、全車自由席の特急・高野山極楽橋行きが入線しました。
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▲橋本駅に停車中の全車自由席の特急・高野山極楽橋行き。

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▲前面方向幕のあたりをアップしてみます。

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▲側面方向幕をトリミングしてみました。


約3分停車の後、橋本駅を発車します。

ここ橋本を出発すると、次は終点の極楽橋です。
通常、この区間(橋本〜極楽橋間)で運用される2000系充当列車は、上述の「天空」を除き、紀伊清水から紀伊神谷までの間、全ての駅に停車していきます。
しかし今回乗車している自由席特急では、全ての駅を通過して極楽橋まで向かうので、いつもとは異なる雰囲気であることは確かであります。

一方で、単線であるこの山線区間ですので、途中の駅での行き違いもありながらの運転であります。


車内の混雑具合はこんな感じでした。
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この日は、高野山内で「青葉まつり」が開催されていました。
山上では交通規制も実施されるため、念のため私は高野線経由で向かいましたが、そこまで混雑している状況ではありませんでした。

約40分の乗車で、極楽橋駅に到着です。
隣のホームには、先行していた「天空」も折り返し待ちで停車中でした。
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以上、高野線で運行されている2000系による「自由席特急列車」の乗車記録でした。
冒頭で記したように、小原田車庫内での車両支障が原因であるため、車両の修復にはしばらく時間がかかりそうな感じです。

それまでの間、この「自由席特急列車」が運行されるものと見込まれます。
とはいえ、今後夏から秋にかけて、高野山を訪問する観光客は増えてくるものと思われます。
そんなチャンスの時に、特急料金を稼げることのできる30000系が1編成運転できないのは痛いところがありますので、なるべく早いうちの運用復帰を願いたいところであります。




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