JR西日本では、今年7月〜9月にかけて岡山県等と連携して開催する「岡山デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせて、新たな観光列車の投入、リバイバル団体列車の運行等の多様な企画を実施することを発表しています。

「岡山デスティネーションキャンペーン」にあわせたJR岡山支社グループ特別企画「おか鉄フェス2022」の開催について(第二弾)|JR西日本

この中で、通常は京都〜関西空港間で運行されている特急「はるか」を、新大阪駅から岡山・備後エリアに向けて運行することを発表しています。

概要は以下の通りです。

<「ハローキティはるか」岡山DC特別運行(仮称)>
【運行日】
2022年8月6日(土)〜8月7日(日)

【運行区間・時刻】
8月6日(土):
新大阪(8:11発)〜新見(13:22着・17:09発)〜尾道(20:07着)

8月7日(日)
尾道(15:05発)〜新大阪(19:23着)
(時刻は変更の可能性あり)

【車両】
271系or281系6両(ハローキティはるか編成)

【発売方法】
旅行商品として、日本旅行から6月17日(金)に発売予定
https://www.nta.co.jp/akafu/west/


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



このブログでも再三に渡り取り上げてきたように、特急「はるか」については、新型コロナウイルス感染症の影響で著しく利用が低下しており、日中を中心とした運休や、編成の短縮(9両編成→6両編成)などが実施されています。

そんなこともあり、下記記事でご紹介したように日中の「はるか」が来る7月1日(金)から一部運転再開するとはいえ、コロナ禍前の本数・運用数は勿論、新型車両271系の投入で実現するはずだった「全列車9両編成」に相応する利用者数にはほど遠い状況が続いています。
(参考)
阪和線の沿線から : 【JR西日本】特急「はるか」昼間時間帯の一部列車運転再開(2022.7.1〜)


特に持て余し気味となっているのは、基本6両編成に対して増結を行うべく投入された3両編成で、特に新型車両271系はこの3両編成のみとなっていることから、尚更余剰感が拭い去れない状況が続いています。


その281系・271系「はるか」ですが、今回の岡山DCで団体臨時列車として運行することが発表されました。
しかも、今回初入線の伯備線では新見まで入線することから、これまた珍しいシーンが展開されることとなりそうです。

本来ならば、関西空港へのアクセス特急として、国内外の旅行者を運ぶ目的で投入されたこれらの車両が、本来の活躍ができずにこういったイベント列車として走らざるを得ない姿は、痛々しいところではあります。

ただ、逆に言えばこういった機会だからこそ、普段は見られない「中国山地を疾走するハローキティはるか」を見ることができるわけでもありますので、多くの方にこの団体臨時列車を楽しんでいただければいいな、と思ったニュースでありました。

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▲関西空港駅に停車中の271系「はるか」。
本来の活躍を取り戻すにはまだまだ時間がかかりそうですが、今回伯備線の新見や山陽本線の尾道までの団体臨時列車として運行されることとなります。




【関連ブログ】
「ハローキティはるか」が新見・尾道に入線へ - 鉄道プレス

昼間以降の「はるか」は1時間に1本の運転に&「はるか」が岡山へ: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」

Msykの業務(鉄道)日誌:271系「はるか」が伯備線へ〜 岡山 DC特別運行



【関連ニュースサイト】
ハローキティはるか 新大阪〜尾道間など(ツアー)(2022年8月6日) - 鉄道コム

JR西日本「ハローキティはるか」特別運行 - 「砂丘」リバイバルも | マイナビニュース

「ハローキティはるか」が伯備線へ、気動車急行『砂丘』がリバイバル…岡山DCの鉄道企画 | レスポンス(Response.jp)



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