京阪電鉄では、2021年9月に引退した「5000系」車両について、樟葉駅前の商業施設「KUZUHA MALL」内の「SANZEN-HIROBA」において、デビュー当時の姿で復刻展示することを発表しました。

5000 系車両を KUZUHA MALL の SANZEN-HIROBA に復刻展示します〜復刻展示に向けたイベントやオリジナルグッズの販売も実施します〜|京阪電鉄

概要は以下のとおりです。

【概要】
・保存車両
5551号車(先頭車)

・保存形態
半両分(1/2両)を、車外塗装や座席色などを1970年のデビュー当時に復刻
座席昇降ができる形で保存

【その他保存車両】
2600系車両の先頭部分カットモデルも展示

【展示開始時期】
2023年春予定

【イメージ】
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(上記発表資料(https://www.keihan.co.jp/corporate/release/upload/220728_keihan.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲京阪電鉄5000系

京阪電鉄5000系は、高度経済成長期にラッシュ時の輸送が逼迫していた京阪線において、スムーズな乗降を図る一方で、それ以外の時間帯では他の車両と同じく3扉として運用ができる車両として導入されました。

ラッシュ時用ドアに設けられた座席を自動で昇降させる装置を導入することで、ラッシュ時とそれ以外の時間帯での運用の両立を果たし、また「座席が降りてくる」というアイデアは、他社には決して導入されることのなかった、まさに京阪電鉄の「進取の精神」の象徴であったといえるでしょう。


その5000系も、昨年9月には全ての車両が運用を離脱しましたが、このような功績を果たした車両について、何らかの保存がなされるのか、ファンにとっては気になるところでしたが、今回、既に「テレビカー」3000系が保存されているKUZUHA MALLの「SANZEN-HIROBA」に、1/2両分ではありますが、保存されることが発表されました。


併せて、2600系のカットモデルも保存されることから、京阪電鉄の高度経済成長を支えた車両がこのSANZEN-HIROBAに集結することとなり、京阪ファンにとっては、嬉しいニュースではないかと思います。


このSANZEN-HIROBA、来年の春で開設10周年を迎えるとのことですが、もうそんなに経つのだな、と思ったと同時に、新たに保存車両が増えることから、再び見に行きたいな、とも感じたニュースでありました。




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【関連ニュースサイト】
京阪電気鉄道5000系、デビュー時の姿で「SANZEN-HIROBA」復刻展示 | マイナビニュース

京阪5000系,「KUZUHA MALL」内の「SANZEN-HIROBA」に展示へ|鉄道ニュース|2022年7月29日掲載|鉄道ファン・railf.jp




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