JR西日本では、2021年12月に国により創設された「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用し、各種バリアフリー設備の整備を加速するとともに、同制度を活用した料金設定等の届出を行ったことを発表しました。
鉄道駅バリアフリー料金制度を活用してバリアフリー設備の整備を加速してまいります:JR西日本
概要は以下のとおりです。
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。

▲阪和線・和泉鳥取駅を通過する225系5100番台快速列車。
この阪和線では、2023年4月1日より「鉄道駅バリアフリー料金制度」の活用により、大人普通運賃で10円の料金を徴収することになります。
既にこのブログでもご紹介してきたように、昨年12月に創設された「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用した整備及び料金徴収を発表している事業者が現れています。
ここ関西地区でも、阪急電鉄、阪神電鉄、京阪電鉄、神戸電鉄、Osaka Metro、山陽電鉄の各社が本制度を活用する旨、既に発表しています。
阪和線の沿線から : 【阪急・阪神】バリアフリー設備整備推進に向け運賃値上げ(2023.4.1〜)鉄道駅バリアフリー料金制度を活用し、普通券で10円の値上げ
阪和線の沿線から : 【京阪】鉄道駅バリアフリー料金制度による値上げを実施(2023.4.1〜)定期外で大人10円を加算
阪和線の沿線から : 【神戸電鉄】鉄道駅バリアフリー料金制度活用による値上げを実施(2023.4.1〜)大手民鉄・JRグループ以外では初めての発表
阪和線の沿線から : 【Osaka Metro】鉄道駅バリアフリー料金制度活用による値上げを発表(2023.4.1〜)2026年度以降は御堂筋線に低床車両導入も計画
阪和線の沿線から : 【山陽電鉄】鉄道駅バリアフリー料金制度活用による値上げを実施(2023.4.1〜)
今回、JR西日本も本制度の活用を発表しており、料金は他社と同じく大人普通運賃で10円となっています。
JR西日本の今回の発表で特徴的なのは、「料金収受エリアの拡大」と「将来的な運賃体系の共通化」でしょうか。
同社では、まず2023年4月1日に「電車特定区間」を対象に、鉄道駅バリアフリー料金を徴収しますが、その後、2025年をめどに、料金徴収エリアを拡大することとしています。
拡大後のエリアは、上記電車特定区間に加えて、
これらの線区は、電車特定区間と一体で、近畿エリアのJR西日本路線の主要路線として位置づけられており、現在の利用・運行状況からみると、「電車特定区間」とは別に区分されていることが不思議に思える方もおられるかも知れません。
勿論、これらの区間が「電車特定区間」と入っていなかったのは、制度創設当時は都市部どころか「電車」さえも走っていなかった区間もあったことから、ある時期までは区分に対し一定の理由はあったかと思われます。
しかし現在では、都市部の拡大や新快速等の運行拡大、そして電化開業の進捗もあり、これらの区間も電車特定区間と含めた運賃制度とすることも、利用者の利便性と負担の関係から検討事項となっていたのかも知れません。
そんな中、今回のバリアフリー料金制度の導入となったわけですから、この機会にJR西日本・近畿エリアの運賃体系が、今後大きく変わることが予想されるだけに、今後の情報もチェックしておきたいと思います。
続々と導入が発表される「鉄道駅バリアフリー料金制度」。
私の生活とも関係の深い関西地区で、今後どれだけの事業者がこの料金制度を導入していくのか、引き続き情報をチェックしていきたいと思います。
【関連ニュースサイト】
JR西日本、23年4月から運賃値上げへ 新幹線含む京阪神の都市エリアで | 乗りものニュース
JR西日本、鉄道駅バリアフリー料金制度を活用 - 運賃に10円を加算 | マイナビニュース
JR西日本,「鉄道バリアフリー料金制度」を活用した設備整備を実施へ|鉄道ニュース|2022年8月27日掲載|鉄道ファン・railf.jp
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鉄道駅バリアフリー料金制度を活用してバリアフリー設備の整備を加速してまいります:JR西日本
概要は以下のとおりです。
【料金設定】
整備対象エリア内(後述)を利用する場合、下記の料金を旅客運賃に加算。
・普通旅客運賃
10円
・定期旅客運賃(通勤)
1箇月:300円
3箇月:900円
6箇月:1,800円
【整備対象エリア】
現行の運賃の制約上、先行して2022年度から整備を進めるエリア(電車特定区間)においては、2023年4月1日から料金を収受。
2025年春を目途に、整備と料金収受の対象エリアの拡大を検討。
拡大にあたっては、整備対象エリアの運賃体系の共通化も課題であることから、今後検討を進める。
▲料金収受エリア図
(上記発表資料内PDF(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220819_00_bariahuriryoukin.pdf)より引用)
【整備計画(2027年度までの計画の一部)】
・ホーム柵:
25駅78番線
・ホーム安全スクリーン(※):
74駅245番線
(※)センサーにより乗客の転落を検知し、速やかに列車を止めるシステム。
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。

▲阪和線・和泉鳥取駅を通過する225系5100番台快速列車。
この阪和線では、2023年4月1日より「鉄道駅バリアフリー料金制度」の活用により、大人普通運賃で10円の料金を徴収することになります。
既にこのブログでもご紹介してきたように、昨年12月に創設された「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用した整備及び料金徴収を発表している事業者が現れています。
ここ関西地区でも、阪急電鉄、阪神電鉄、京阪電鉄、神戸電鉄、Osaka Metro、山陽電鉄の各社が本制度を活用する旨、既に発表しています。
阪和線の沿線から : 【阪急・阪神】バリアフリー設備整備推進に向け運賃値上げ(2023.4.1〜)鉄道駅バリアフリー料金制度を活用し、普通券で10円の値上げ
阪和線の沿線から : 【京阪】鉄道駅バリアフリー料金制度による値上げを実施(2023.4.1〜)定期外で大人10円を加算
阪和線の沿線から : 【神戸電鉄】鉄道駅バリアフリー料金制度活用による値上げを実施(2023.4.1〜)大手民鉄・JRグループ以外では初めての発表
阪和線の沿線から : 【Osaka Metro】鉄道駅バリアフリー料金制度活用による値上げを発表(2023.4.1〜)2026年度以降は御堂筋線に低床車両導入も計画
阪和線の沿線から : 【山陽電鉄】鉄道駅バリアフリー料金制度活用による値上げを実施(2023.4.1〜)
今回、JR西日本も本制度の活用を発表しており、料金は他社と同じく大人普通運賃で10円となっています。
JR西日本の今回の発表で特徴的なのは、「料金収受エリアの拡大」と「将来的な運賃体系の共通化」でしょうか。
同社では、まず2023年4月1日に「電車特定区間」を対象に、鉄道駅バリアフリー料金を徴収しますが、その後、2025年をめどに、料金徴収エリアを拡大することとしています。
拡大後のエリアは、上記電車特定区間に加えて、
・琵琶湖線:京都〜野洲間が含まれています。
・嵯峨野線:京都〜亀岡間
・奈良線:京都〜城陽間
・学研都市線:長尾〜松井山手間
・関西空港線:日根野〜関西空港間
・JR宝塚線:尼崎〜新三田間
・JR神戸線・山陽線:西明石〜網干間
これらの線区は、電車特定区間と一体で、近畿エリアのJR西日本路線の主要路線として位置づけられており、現在の利用・運行状況からみると、「電車特定区間」とは別に区分されていることが不思議に思える方もおられるかも知れません。
勿論、これらの区間が「電車特定区間」と入っていなかったのは、制度創設当時は都市部どころか「電車」さえも走っていなかった区間もあったことから、ある時期までは区分に対し一定の理由はあったかと思われます。
しかし現在では、都市部の拡大や新快速等の運行拡大、そして電化開業の進捗もあり、これらの区間も電車特定区間と含めた運賃制度とすることも、利用者の利便性と負担の関係から検討事項となっていたのかも知れません。
そんな中、今回のバリアフリー料金制度の導入となったわけですから、この機会にJR西日本・近畿エリアの運賃体系が、今後大きく変わることが予想されるだけに、今後の情報もチェックしておきたいと思います。
続々と導入が発表される「鉄道駅バリアフリー料金制度」。
私の生活とも関係の深い関西地区で、今後どれだけの事業者がこの料金制度を導入していくのか、引き続き情報をチェックしていきたいと思います。
【関連ニュースサイト】
JR西日本、23年4月から運賃値上げへ 新幹線含む京阪神の都市エリアで | 乗りものニュース
JR西日本、鉄道駅バリアフリー料金制度を活用 - 運賃に10円を加算 | マイナビニュース
JR西日本,「鉄道バリアフリー料金制度」を活用した設備整備を実施へ|鉄道ニュース|2022年8月27日掲載|鉄道ファン・railf.jp
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