先日、下記記事でご紹介した「高野山麓を巡るアクセスバス」。


前回は橋本駅前〜丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)と、麓側約半分の区間をご紹介しました。
今回は残り山上側の半分、高野山(奥の院前)〜丹生都比売神社の間をご紹介します。



本日、既に下記記事でご紹介した「ジャパンコーヒーフェスティバル」に参加するため、高野山駅まで登ってきました。


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▲秋晴れの高野山駅。

ここから南海りんかんバスに乗車し、一旦奥の院まで向かい、昼食の後、これから乗車する「高野山麓世界遺産アクセスバス」に乗車します。

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▲奥の院前バス停

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▲同・時刻表

奥の院前発は14時25分、これが最終です。
これから丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)に寄ってから橋本駅に向かうダイヤとなっていますので、若干早いですが、この時間より遅くなると、今度は神社参拝が間に合わなくなるものと考えられます。

14時20分頃、バスがやってきました。
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行先表示LEDはこのような感じです。
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▲前面

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▲後面

いずれも期間限定で、秋の土休日のみ見ることのできる表示です。


14時25分、バスは丹生都比売神社に向けて、出発します。
車内は山内の区間利用者もいました。

千手院橋(せんじゅいんばし)・大門と停車した後、国道480号をカーブしながらひたすら下るルートとなります。
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▲バスの車内案内表示

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▲紀伊山地の山並みを眺めながら、どんどん下っていきます。

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▲連続するカーブも、運転士さんの熟練したハンドルさばきで、安全かつ快適に下っていきます。

この区間を路線バス車両で下ることができるのは、実は非常に珍しく、この「高野山麓世界遺産アクセスバス」以外では、大十バスが運行する「高野マリンライナー」くらいしか無いのではないかと思われます。
路線バス案内 | 大十バス株式会社

純粋な観光要素抜きでも、「高野山へ登る路線バス」という意味でこの路線バスに乗ってみる価値は十分ありそうですね。


バスは更に山を下ります。
途中で国道480号から県道に分かれ、それこそのどかな風景の中を走っていくと、田んぼの多い開けた集落に入っていきます。
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このあたりが、かつらぎ町天野とよばれる地域であります。

奥の院を発車して約35分、丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)前に到着しました。
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▲丹生都比売神社前に到着した「高野山麓世界遺産アクセスバス」。

この後、約1時間の乗り継ぎで橋本駅前行きのバスに乗り換え、橋本駅前に向かいます。
その待ち時間の間、丹生都比売神社を参拝し、更に天野地区を散歩してみることにしました。

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▲丹生都比売神社の境内。
前回訪問時は雨模様で参拝者も少なかったのですが、この日はお天気にも恵まれ、境内も賑やかなものでした。

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▲集落を歩いていると、橋本駅間からのアクセスバスが走っていきましたので、撮影してみました。

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▲かつらぎ町天野の地区を東から西に歩き、途中の「山荘 天の里前」からバスに乗車します。
バス運行路線図は、こちらの公式サイト引用画像をご覧下さい。
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▲高野山麓世界遺産アクセスバス路線図
https://ito-tanoshi.com/event/acc_bus/より引用)


また、バス停の位置はこちらのGoogleマップを参照してください。
(丹生都比売神社前〜山荘 天の里前間は、徒歩で20分ほどです。)





以上、二回にわたって「高野山麓を巡る世界遺産アクセスバス」のご紹介をしました。
季節限定で、高野山とそれに関係のあるお寺や神社を巡るバスとして、また南海高野線とは異なる高野山への交通手段として、この秋に利用してみてはいかがでしょうか。

さて、下記記事でもご紹介しましたように、明日(10月16日(日))まで「ジャパンコーヒーフェスティバル」が開催されます。


コーヒーフェスティバル自体、橋本〜高野山間の電車・ケーブルカーが500円で乗車できるチケットが購入できるので非常におトクですが、今回は趣向を変えてこの「高野山麓世界遺産アクセスバス」を利用してもいいかも知れませんね。

乗り継ぎとなる停留所は、「橋本駅前」または、九度山駅近くの「九度山駅下」です。
この「九度山駅下」停留所は、「南海高野線九度山駅」と徒歩2分ほどの距離にあります。


乗り継ぎプランとしては、
・先にコーヒーショップを巡ってから「アクセスバス」で高野山から降りてくる
・「アクセスバス」で登ってから、コーヒーショップを巡る

の二通りが考えられますが、時間的な余裕を考えると、前者の「先にコーヒーショップを巡る」方がよいかと考えられます。

乗り継ぎ時刻は以下の通りです。
奥の院前14:25発→千手院橋(西)14:30発→丹生都比売神社15:10着
(乗り継ぎ)
丹生都比売神社16:15発→九度山駅下17:01着→橋本駅前17:20着


またきっぷは、1,200円でこれらの区間を片道利用できる「高野山麓世界遺産ぐるっとパス」が発売されています。
加えて、これに300円プラスして高野山内の1日乗車券が付く券種も発売されています。
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▲「高野山麓世界遺産ぐるっとパス」料金表。
https://ito-tanoshi.com/event/acc_bus/より引用)
上記「S券」が、高野山内1日乗車券が付くプランとなっています。


S券を1日乗車券から利用する場合は、スマホでの事前購入をしておくとスムーズに利用できます。
スマホ購入は下記サイトから可能です。




以上、10月・11月の土休日限定で運行されている「高野山麓世界遺産アクセスバス」と、これを「ジャパンコーヒーフェスティバル」と絡めて利用する方法についてご紹介しました。

明日も天気が良さそうですし、その後も高野山とその周辺の観光にはいい季節となっています。
是非とも前回・今回と二度に渡りご紹介した高野山麓を巡る世界遺産アクセスバスを利用して、より楽しい観光をしてみてはいかがでしょうか。



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