静岡県静岡市を走る静岡鉄道の静岡清水線(静鉄電車)では、2022年12月1日(木)よりダイヤ変更を実施することを発表しました。

静岡清水線 運行計画(ダイヤ)の変更について|静鉄グループ 静鉄レールウェイ

概要は以下のとおりです。

【変更日】
2022年12月1日(木)

【概要】
○運行間隔の変更
・平日・朝ラッシュ時間帯・・・運転間隔を6分間隔に統一。
・全日・夜間時間帯・・・運行間隔を20分間隔から15分間隔に変更し、列車を増発。
・土日祝日・朝時間帯・・・運行間隔を10分〜15分間隔に変更

○所要時間の変更
高齢化の進展に伴い、各駅の停車時間を見直し。
(例)新静岡駅〜新清水駅間の所要時間:
ラッシュ時間帯・・・22分⇒24分
その他時間帯・・・21分⇒23分


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



ダイヤ改正が行われる理由は、主に利用者の増加による増発や、逆に利用者の減少による減便がよく聞かれるところです。

また近年では、「ホームドアの設置」によるダイヤ改正もよく聞かれる理由となりつつあります。
具体的には、ホームドアの開閉操作に要する時間を確保する目的で、停車時間を延長するダイヤ改正であります。
ここ関西地区でも、大阪メトロ御堂筋線で、ホームドア設置に伴う停車時間の延長を盛り込むダイヤ改正が、2年前に実施されたところです。
阪和線の沿線から : 【Osaka Metro】御堂筋線・四つ橋線でダイヤ改正(2020.10.31)中津〜新大阪間の運行本数増加

そして今回ご紹介した静岡鉄道では、ダイヤ改正の理由に「高齢化社会の進展」が挙げられているのが、注目されるところです。
つまり、高齢化に伴い乗降客の動きが平均的に遅くなることから、現在より長い乗降時間が必要となることから、停車時間を延ばすダイヤ改正が必要となった、と考えられます。

実際、下記【関連ニュースサイト】で取り上げている「乗りものニュース」でも、「静岡鉄道によると、乗降時に発生する遅延が常態化していたため、ダイヤに余裕を持たせたとしています」(下記記事より引用)と記されています。

「ホームドアの設置」に加え、「高齢化社会の社会の進展」というダイヤ改正理由に、現在の社会を象徴しているな、とも感じました。
今後、他の鉄道事業者でも「高齢化社会の進展」によるダイヤ改正が行われるのではないか、とも感じたニュースでありました。




【関連ニュースサイト】
静岡鉄道「高齢化の進展で」停車時間を延長へ 各駅で最大10秒長く 12月ダイヤ変更 | 乗りものニュース
静岡鉄道,12月1日にダイヤ変更を実施|鉄道ニュース|2022年11月12日掲載|鉄道ファン・railf.jp




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