阪神電鉄では、期間限定で夜間有料臨時列車「らくやんライナー」を運行することを発表しました。
【期間限定】夜間有料臨時列車(らくやんライナー)の運行について|阪神電鉄
概要は以下のとおりです。
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
近年、民鉄での「有料着席サービス」の導入が増えてきています。
ここ関西地区でも、以前から有料特急を走らせていた南海・近鉄以外では、京阪電鉄の「プレミアムカー」が既にサービス開始5年が経過しており、また阪急電鉄でも京都線で有料着席サービスを実施する予定としています。
残る阪神電鉄の動向が気になるところですが、本日、年末年始の金曜日限定で有料着席サービスを実施することを発表しました。
その名は「らくやんライナー」。
かつて阪神電鉄では、スルッとKANSAI対応のプリペイドカード「らくやんカード」を発売していました(現在は終了)、それ以来の「らくやん」の呼称が登場したので、懐かしく感じた方もおられるのではないのでしょうか。
この「らくやんライナー」ですが、有料着席制である上に、特徴的なのはその停車駅でしょうか。
乗車駅の「野田」や、降車駅の「香櫨園(こうろえん)」、打出、「青木(おおぎ)」と、特急・直通特急が通過する駅で降車できることが特筆すべきところでしょうか。
これらの駅は、特急・直通特急は通過しますが、一方で朝ラッシュ時の「区間特急」が停車する駅となっています。
いわば朝ラッシュ時の「千鳥停車」を象徴する駅ともいえる、これらの駅に「らくやんライナー」が停車するというのも面白い点だと感じました。
気になるのはこの「らくやんライナー」に充当される車両でありましょう。
阪神電鉄が保有する車両には、全車両転換クロスシートの車両は存在していないため、この「らくやんライナー」は一部ロングシートの車両になることが想定されます。
この点、下記「乗りものニュース」の記事によりますと、「クロスシートを搭載している9300系、8000系の前期型を投入予定」と記されています。
阪神電車で初“座れる有料列車”登場! 「らくやんライナー」繁忙日に臨時運転 本運用も視野 | 乗りものニュース
とはいえ、9300系、8000系前期型いずれも全ての車両がクロスシートではなく、両先頭車両はどの編成もロングシートとなっています。
そのため、今回の「らくやんライナー」でみれば、野田駅から乗車する場合は必ずロングシートが当たるわけですが、そういった点も含めて、今回の有料着席サービスがどのように評価されるのか、楽しみにも感じたニュースでありました。
なお、今回の「らくやんライナー」の終着駅、「青木」駅は、「あおき」ではなく「おおぎ」と読む、難読駅の一つです。
この青木駅、今から遡ること約28年前の阪神大震災の後、大阪方面から神戸市内に初めて復旧した区間の終点でありました。
「震災後、神戸市内に初めて復旧した駅」として、全国的にも「青木駅」の名前は知れ渡り、それと同時に「おおぎ」という読み方も多くの方に知れ渡ることとなったと思います。
あれから間もなく28年。当時の報道を知らない方も多いかと思います。
と同時に、「青木」駅を「あおき」駅と読んでしまう方も少なからずおられるかも知れません。
今回、「らくやんライナー」の終着駅として再びクローズアップされた「青木駅」、「おおぎ」いう読み方であることを、改めて知っていただければ嬉しく存じます。
【関連ブログ】
●【速報】阪神、有料臨時列車「らくやんライナー」を夜間に運行! - 鉄道プレス
●[阪神]12〜1月の金曜夜に有料定員制の臨時列車「らくやんライナー」を運転。梅田発青木ゆき: 鉄道ダイヤ改正ニュース
【関連ニュースサイト】
●阪神 座席定員制列車 らくやんライナー 運転(2022年12月23日) - 鉄道コム
●阪神電車で初“座れる有料列車”登場! 「らくやんライナー」繁忙日に臨時運転 本運用も視野 | 乗りものニュース
●阪神電気鉄道「らくやんライナー」年末年始の金曜夜に有料臨時列車 | マイナビニュース
●阪神,期間限定で夜間有料臨時列車「らくやんライナー」を運転|鉄道ニュース|2022年12月2日掲載|鉄道ファン・railf.jp
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【期間限定】夜間有料臨時列車(らくやんライナー)の運行について|阪神電鉄
概要は以下のとおりです。
【運行日】
2022年12月23日(金)、2023年1月6日(金)、1月13日(金)、1月13日(金)、1月20日(金)の4日間
【運行区間】
・大阪梅田発・青木行きを2本(20:19発・21:43発)運行。
・停車駅は以下のとおり。
大阪梅田、野田(乗車のみ)
尼崎、武庫川、甲子園、西宮、香櫨園、打出、芦屋、青木(降車のみ)
【乗車定員】
・1列車あたり180席の定員制。
・各車両に30人程度となるよう、確実な着席が可能。
・大阪梅田から150席、野田から30席の乗車。
・座席指定はなく、乗車整理券を購入した乗客は、空いている席に自由に着席可能。
【利用方法】
・大阪梅田駅では、1番線で発車10分前から受付開始。
1号車(大阪方最後尾車両)から5号車の扉前の係員から整理券を購入。
・野田駅では、3番線から発車で、6号車(神戸方先頭車両)から乗車し、車内で乗車整理券を購入。
▲「らくやんライナー」乗車方法
(上記発表資料(https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20221201-unyu-rakuyanraina.pdf)より引用)
【乗車整理券】
・料金:
200円(均一料金)
(現金のみ利用可能)
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
近年、民鉄での「有料着席サービス」の導入が増えてきています。
ここ関西地区でも、以前から有料特急を走らせていた南海・近鉄以外では、京阪電鉄の「プレミアムカー」が既にサービス開始5年が経過しており、また阪急電鉄でも京都線で有料着席サービスを実施する予定としています。
残る阪神電鉄の動向が気になるところですが、本日、年末年始の金曜日限定で有料着席サービスを実施することを発表しました。
その名は「らくやんライナー」。
かつて阪神電鉄では、スルッとKANSAI対応のプリペイドカード「らくやんカード」を発売していました(現在は終了)、それ以来の「らくやん」の呼称が登場したので、懐かしく感じた方もおられるのではないのでしょうか。
この「らくやんライナー」ですが、有料着席制である上に、特徴的なのはその停車駅でしょうか。
乗車駅の「野田」や、降車駅の「香櫨園(こうろえん)」、打出、「青木(おおぎ)」と、特急・直通特急が通過する駅で降車できることが特筆すべきところでしょうか。
これらの駅は、特急・直通特急は通過しますが、一方で朝ラッシュ時の「区間特急」が停車する駅となっています。
いわば朝ラッシュ時の「千鳥停車」を象徴する駅ともいえる、これらの駅に「らくやんライナー」が停車するというのも面白い点だと感じました。
気になるのはこの「らくやんライナー」に充当される車両でありましょう。
阪神電鉄が保有する車両には、全車両転換クロスシートの車両は存在していないため、この「らくやんライナー」は一部ロングシートの車両になることが想定されます。
この点、下記「乗りものニュース」の記事によりますと、「クロスシートを搭載している9300系、8000系の前期型を投入予定」と記されています。
阪神電車で初“座れる有料列車”登場! 「らくやんライナー」繁忙日に臨時運転 本運用も視野 | 乗りものニュース
▲阪神電鉄9300系車両。
有料臨時列車「らくやんライナー」への充当が予定されています。
とはいえ、9300系、8000系前期型いずれも全ての車両がクロスシートではなく、両先頭車両はどの編成もロングシートとなっています。
そのため、今回の「らくやんライナー」でみれば、野田駅から乗車する場合は必ずロングシートが当たるわけですが、そういった点も含めて、今回の有料着席サービスがどのように評価されるのか、楽しみにも感じたニュースでありました。
なお、今回の「らくやんライナー」の終着駅、「青木」駅は、「あおき」ではなく「おおぎ」と読む、難読駅の一つです。
この青木駅、今から遡ること約28年前の阪神大震災の後、大阪方面から神戸市内に初めて復旧した区間の終点でありました。
「震災後、神戸市内に初めて復旧した駅」として、全国的にも「青木駅」の名前は知れ渡り、それと同時に「おおぎ」という読み方も多くの方に知れ渡ることとなったと思います。
あれから間もなく28年。当時の報道を知らない方も多いかと思います。
と同時に、「青木」駅を「あおき」駅と読んでしまう方も少なからずおられるかも知れません。
今回、「らくやんライナー」の終着駅として再びクローズアップされた「青木駅」、「おおぎ」いう読み方であることを、改めて知っていただければ嬉しく存じます。
【関連ブログ】
●【速報】阪神、有料臨時列車「らくやんライナー」を夜間に運行! - 鉄道プレス
●[阪神]12〜1月の金曜夜に有料定員制の臨時列車「らくやんライナー」を運転。梅田発青木ゆき: 鉄道ダイヤ改正ニュース
【関連ニュースサイト】
●阪神 座席定員制列車 らくやんライナー 運転(2022年12月23日) - 鉄道コム
●阪神電車で初“座れる有料列車”登場! 「らくやんライナー」繁忙日に臨時運転 本運用も視野 | 乗りものニュース
●阪神電気鉄道「らくやんライナー」年末年始の金曜夜に有料臨時列車 | マイナビニュース
●阪神,期間限定で夜間有料臨時列車「らくやんライナー」を運転|鉄道ニュース|2022年12月2日掲載|鉄道ファン・railf.jp
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