Osaka Metro(大阪メトロ)では、「森之宮新駅構想」として、森之宮検車場内に新駅を設置する方針を決定し、本日(12月21日)発表しました。

森之宮新駅構想について|Osaka Metro

概要は以下のとおりです。

【新駅設置の位置】
2022122101
(上記発表資料(https://subway.osakametro.co.jp/news/library/20221221_morinomiya_ekikousou/morinomiya.pdf)より引用)

【新駅開業時期】
2028年春を目指す

【新駅設置までの取り組み】
[万博開催まで]
2022122102
(上記発表資料(https://subway.osakametro.co.jp/news/library/20221221_morinomiya_ekikousou/morinomiya.pdf)より引用)
・大阪・関西万博の会場となる夢洲へのメインアクセス線として、最小運行間隔を2分30秒(現行3分45秒)に短縮し、輸送力増強を行う。
・そのため、計13編成を増備(うち10編成は万博の輸送力増強)
・森之宮検車場内に13編成分の留置線を整備中

[万博終了後から新駅設置まで]
2022122103
(上記発表資料(https://subway.osakametro.co.jp/news/library/20221221_morinomiya_ekikousou/morinomiya.pdf)より引用)
・留置線跡地を活用し、新駅を設置

【新駅開業のデザインパース】
2022122104


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



先月、複数の報道機関から、大阪公立大学の森之宮キャンパス近くに、地下鉄の新駅を設置することが報じられ、話題となりました。
阪和線の沿線から : 【Osaka Metro】大阪公立大学新キャンパス前に新駅開業の報道。森之宮検車場への線路を活用。

今回、大阪メトロから正式に、この「森之宮新駅」の構想が発表されました。
発表された内容をみますと、新駅設置場所や区間は、概ね先の報道のとおりで、森之宮検車場の一部に新駅を設置するというものです。

一方、先の報道では2025年の大阪公立大学新キャンパス開業に併せて新駅を開業することとしていましたが、今回の大阪メトロからの発表では、2028年春に時期が改められています。

この理由については、万博終了までは、万博輸送に際して輸送力を増強するための編成を留置させるスペースとして活用し、万博終了後にこの留置線を撤去し、新駅設置等の工事を行うこととしています。

また、本日の発表では新駅のイメージも発表されており、「球体」が浮かび上がってくるイメージを表すデザインとしています。


当初の報道からは3年ほど遅れての新駅開業でありますが、万博輸送の完遂と、その後の跡地活用、という意味では、森之宮エリアのまちづくりも含めて、楽しみな計画となりそうです。

加えて、今回の発表で、大阪メトロ中央線の分岐線開業が正式に発表されたことから、新たな乗りつぶし線区が2028年春に誕生することが確定となりました。

開業まであと5年ほどありますが、それまでに運行体系やダイヤなど、様々な情報が発表されていくかと思いますので、当ブログでも楽しみにしながら取り上げていきたいと思います。




【関連ブログ】
【速報】大阪メトロ、森之宮新駅を公式発表!!2028年春開業予定 | Osaka-Subway.com
森之宮新駅のイメージパースが公開! | Osaka Metropolis



【関連ニュースサイト】
大阪メトロ、大阪城東側への新駅設置計画を発表 - 鉄道コム
大阪メトロ 「中央線支線」「森之宮新駅」2028年春開業へ 車庫を改修し地域再開発 | 乗りものニュース
「大阪メトロ」森之宮検車場内に新駅設置へ、2028年春開業をめざす | マイナビニュース
大阪メトロ中央線「森之宮新駅」の詳細。開業予定は2028年春 | タビリス
大阪市高速電気軌道,森之宮検車場内に新駅を設置へ|鉄道ニュース|2022年12月22日掲載|鉄道ファン・railf.jp



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