福岡市営地下鉄の七隈線(ななくません)では、来る3月27日(月)に天神南〜博多間が延伸開業となります。
阪和線の沿線から : 【福岡市交通局】七隈線延伸開業日は2023年3月27日(月)に(天神南〜博多)

この開業に先立ち、3月11日(土)にダイヤ改正が実施されることが発表されました。

地下鉄七隈線のダイヤ改正を実施します! | 福岡市地下鉄

概要は以下のとおりです。

【営業時間拡大】
始発列車を15分繰り上げ
(改正前)橋本5:30発→(改正後)橋本5:15発

最終列車を15分繰り下げ
(改正前)天神南0:00発→(改正後)天神南0:14発(3月27日(月)からは博多0:11発)

【平日朝ラッシュ時最小運転間隔】
(改正前)3分45秒→(改正後)3分30秒

【運行本数(平日)】
(改正前)155本→(改正後)160本

【その他】
2023年3月27日(月)の延伸開業後、橋本駅〜天神南駅間での発着時刻に変更は無く、天神南行きの列車が全て博多行きに変更。

【イメージバナー】
fukuoka_city_subway_nanakuma_extention
(同局発表資料(https://subway.city.fukuoka.lg.jp/subway_webapp/files/uploads/R05.3ダイヤ改正概要.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



既に上述の当ブログ過去記事でご紹介したように、来る3月27日(月)に七隈線の天神南〜博多間が延伸開業します。
これにより、七隈線沿線から博多駅に直接向かうことができるようになるのは勿論のこと、博多駅から山陽・九州新幹線への乗り継ぎも可能となります。

今回のダイヤ改正は、この博多延伸に向けて、延伸開業前にダイヤを改正するものですが、特筆すべき点としては、「始発繰り上げ」「終電繰り下げ」が挙げられるでしょう。


昨今、アフターコロナによる行動変容で、特に利用の減少している早朝・深夜の時間帯で列車本数の見直しが実施される事例が多く見られます。
そんなトレンドのなか、今回の七隈線ダイヤ改正では、それらとは真逆の早朝・深夜の増強となるのが、やはり注目点といえるでしょう。

勿論これらは、博多駅の新幹線初発(博多6:00発「のぞみ2号」)、最終(博多23:51着「のぞみ59号」)と接続するためのものでありますので、これらも含めて七隈線沿線の利便性が非常に向上することは確かといえます。

また、朝ラッシュ時の増発も、これまた他事業者でみられる減便とは逆に,増強となることも、博多駅へ直通する通勤・通学需要の更なる増加を見込んでのこと、といえるでしょう。


コロナ禍で何かと後ろ向きとなる話題の多い都市鉄道ダイヤ改正だけに、そんな中で今回発表された七隈線ダイヤ改正は、久々の純増ダイヤ改正で嬉しい内容だな、と感じたニュースでありました。




【関連ニュースサイト】
福岡市 七隈線 ダイヤ改正(2023年3月11日) - 鉄道コム
福岡市地下鉄七隈線、延伸前に3/11ダイヤ改正 - 営業時間30分拡大 | マイナビニュース
福岡市地下鉄,3月11日に七隈線でダイヤ改正を実施|鉄道ニュース|2023年2月5日掲載|鉄道ファン・railf.jp



【関連ブログ】
七隈線延伸直前に増便のダイヤ改正: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」




↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム