叡山電鉄(叡電)では、1995年4月以来以来28年間、消費税率引き上げに伴う改定を除き、据え置いてきた旅客運賃について、改定(値上げ)を実施することを発表しました。

鉄道事業の旅客運賃改定申請について|叡山電鉄

概要は以下のとおりです。

【改定予定日】
2023年4月1日(土)

【改定運賃】
普通旅客運賃(大人)の改定額
1区:210円→220円(+10円)
2区:270円→280円(+10円)
3区:340円→350円(+10円)
4区:380円→410円(+30円)
5区:430円→470円(+40円)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



既に多くの鉄道事業者で値上げを主体とした普通運賃の改定が発表されている中、ここ叡山電鉄でも値上げの発表がありました。

値上げ額は区間によって10円〜40円で、これは実施運賃(旅客から実際に収受する運賃)を、「上限運賃」(国交省から認可されている運賃)に引き上げることにより改定します。

また、ファン向けの情報としては、今回の値上げも原資とした設備投資の中で、「車両改修工事」として、「2023年度に2両、2024年度と2025年度に各1両の改修」を実施することが、同時に発表されています。

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▲八瀬比叡山口駅に停車中の723号車(右)と712号車。

このように723号車はリニューアルが実施されており、リニューアル前の712号車とは全く印象が違っているのがお分かりいただけるかと思います。
(※)
なおこの写真に写っている712号車も、昨年10月にリニューアルが実施されています。
阪和線の沿線から : 【叡山電鉄】700系712号車リニューアル実施を発表(2022.12.10運行開始)

なお、叡山電鉄のサイトによりますと、デオ700形のうち、現在未更新となっているのは、711号車、721号車、724号車、731号車の4両となっていますので、これら4両を2025年度にかけて更新していく、と予想するのが順当かも知れません。
(参考)
車両紹介 | 叡電を知る

こういった計画が示されている以上、ファンとしてもリニューアル前後の車両をしっかり記録していきたいところだな、と感じたニュースでありました。



【関連ブログ】
【叡山電鉄】値上げと4両の車両更新を発表 - 鉄道プレス



【関連ニュースサイト】
叡山電鉄が2023年4月に運賃改定、京阪との乗継割引は廃止 - 鉄道コム
叡山電鉄、鉄道事業の旅客運賃改定を申請 - 28年ぶりの運賃改定に | マイナビニュース



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