「銀河鉄道999(スリーナイン)」や「宇宙戦艦ヤマト」で有名な漫画家、松本零士さんが、2023年2月13日にお亡くなりになったことが明らかになりました。
85歳でした。

漫画家 松本零士が2023年2月13日都内病院にて星の海に旅立ちました 享年85です 告別式は近親者のみで既に執り行いました

漫画家として物語を描き続けることに思いを馳せ駆け抜けた幸せな人生だったと思います
「遠く時の輪の接する処で、また巡り会える」と松本は常々申しておりました
私たちもその言葉を信じその日を楽しみにしています

これまで応援くださいましたファンの皆様 作品を世に送り出してくださいました関係各社の皆様 お世話になりました各自治体ならびに各団体の皆様 若かりし頃から共に切磋琢磨してくださった漫画家の先生方 そして旅立ちにあたりサポートしてくださいました病院の皆様 心より深く感謝申し上げます 本当にありがとうございました

恐れ入りますが香典・供花・弔電はご遠慮させていただき 供花・弔電については後日開催予定のお別れの会にてお受けさせていただきます
尚 お別れの会の詳細につきましては未定となっております
2023年2月20日
株式会社零時社 代表取締役 松本摩紀子

−零時社Webサイトhttps://leijisha.jpより引用−


松本零士さんといえば、冒頭に記した2作品があまりにも有名で、これらの作品からSFアニメの楽しみを知った方も多かったのではないのでしょうか。

また、「銀河鉄道999」では、主人公達が乗車する「999号」が、国鉄C62形蒸気機関車をモデルにしていたこともあって、鉄道ファンにとっても繋がりの深い方だったかと思います。

そして松本零士といえば、特に泉北高速鉄道ユーザーや同社のファンにとって忘れてはならないのは、こちらの車両でありましょう。
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「ハッピーベアル号」
1999年から2017年まで、18年間に渡り同社の泉ケ丘駅前に建設された大型児童館「ビッグバン」の開館に合わせた特別塗装として、松本零士さんがデザインした列車でした。

当時は期間限定の特別塗装だった模様ですが、デザインが好評だったこともあり、その後修繕を重ねて18年間もの間、泉北高速鉄道を代表する車両のひとつとして活躍しました。
阪和線の沿線から : 【泉北高速鉄道】「ハッピーベアル」5000系ラッピング編成運行終了(H29.10.1)
阪和線の沿線から : 泉北高速鉄道5000系「ハッピーベアル」運行終了直前の様子を記録する(2017.9.23)

「ハッピーベアル」に描かれていたキャラクターの「ベアル」、てっきり「熊」と思われていたのですが、実は「犬」だったのも、松本零士さんのコメントにより明らかになったのも、興味深いエピソードとして記憶に残っています。
阪和線の沿線から : 【泉北高速鉄道】明日運行終了の5000系「ハッピーベアル」にも描かれている「ベアル」、「犬」であることを公式ツイッターで公表



「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」のみならず、多くの作品でSFアニメ・漫画の世界を切り開いた松本零士さん。
突然の訃報に驚くばかりですが、その長年の功績は多くの人々の記録と記憶に残り続けることでしょう。

ご冥福をお祈りいたします。

(追記)
泉北高速鉄道の公式ツイッターアカウントでも、哀悼の意を表していますので引用しました。




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