京都鉄道博物館では、この3月ダイヤ改正から大阪発着の特急「ひだ」に新型車両HC85系が投入されることから、同系とキハ85系を展示する企画を実施しています。

阪和線の沿線から : 【京都鉄道博物館】HC85系・キハ85系を特別展示(2023.2.23〜3.5)JR東海の車両は初めての展示

過去記事でもご紹介したように、JR東海車両として初めての同博物館での展示でもあることから、ファンの注目も高いと思われるこの企画に、私も見に行くことができましたので、その様子をご紹介したいと思います。

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このように、新旧「ひだ」の車両がこの場所に並ぶのも、貴重なシーンといえます。

それぞれの車両を見ていきたいと思います。



【キハ85系】
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▲「ひだ」のヘッドマークをアップしてみました。
照明が付いていないので、暗くて見えにくいですが、HC85系では見られなくなる絵入りマークを記録しておきました。

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▲今回展示されたのは、「キハ85-3」「キハ85-12」の2両でした。
車両番号も記録しておきました。

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▲キハ85の天井から見る排気口。
長年の使用で、屋根上も排気ガスで黒くなっていました。

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▲キハ85系登場時のパンフレット。
今から34年前のものですので、時代の流れを感じるデザインですが、当時の画期的な車両であったことが、このパンフレットの雰囲気からも分かります。

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▲キハ85系のパンフレットとオレンジカード



【HC85系】
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▲展示されたのは、「クモハ85-105」「クモハ85-205」の2両でした。
非電化区間を走る車両でありながら「クモハ」と表記されていることに違和感を抱くのは、やはり時代に乗り遅れているのかも知れません。
ハイブリッド車両として、動力源が電動であるが故に、電車に倣った車両形式表記となっているわけですが、これが「HC85系」の一つの特徴、ともいえるかも知れません。

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▲「車体側面のHYBRID」ロゴ

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▲屋根上に設置された排気口。
上記のキハ85系の排気口及び屋根と比べると、新車でありまだ汚れていないことがよくわかります。




訪問したのは2月27日の月曜日で、開館直後に展示場所に向かいましたが、飛び石連休明けの平日にも関わらず多くの鉄道ファンが熱心に撮影にいそしんでいました。

加えて、乳幼児を連れた家族連れも多く訪問していて、月曜日の朝とは思えないほどの入場者で賑わっていました。

聞くところによると、天皇誕生日を含めた飛び石連休中は、相当混雑していた模様とのことでしたが、平日でもなかなかじっくり撮影するのも難しいくらいでした。

コツとしては、やはり閉館直前に訪問した方がいいのかも知れませんので、次回気になる車両展示があれば、実行してみたいな、と思います。


ともあれ、HC85系が大阪発着「ひだ」運行開始まであと半月ほどとなりました。
私自身、過去にキハ85系「ひだ」で新大阪から美濃太田まで乗車したことがありました。


今度は、このHC85系で、東海道本線・高山本線の旅行を楽しんだり、そして7月にも投入が報道されている「南紀」を利用して紀勢本線の旅行を楽しむことができればいいな、とも思いました。




【関連ニュースサイト】
京都鉄道博物館でキハ85系・HC85系の特別展示|鉄道ニュース|2023年2月24日掲載|鉄道ファン・railf.jp