東京メトロでは、乗客の利用状況を踏まえ、銀座線の列車増発を実施することを発表しました。

銀座線列車増発のお知らせ|東京メトロ

概要は以下のとおりです。

【実施日】
2023年4月29日(土)から

【概要】
<平日、土曜日・休日ダイヤ共通>
平日10時〜15時台、土曜日・休日8時〜20時台の運転本州を、12本/時(5分間隔)から15本/時(4分間隔)に増発

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▲銀座線1000系車両(特別仕様車)
(上記発表資料(https://www.tokyometro.jp/news/2023/214961.html)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



コロナ禍による利用者の減少は、都心部でも等しく影響が大きく、東京メトロでも例外ではなく、同社では昨年8月、銀座線をはじめとした路線で減便を中心とするダイヤ改正を実施しました。


このとき、銀座線では平日10時〜16時、土休日8時〜20時の時間帯で、1時間あたり18本から12本と、およそ1/3という大幅な削減を実施しました。

その後、ウイズコロナに伴う社会経済活動の回復もあってか、利用者が戻りつつある状況ではありますが、およそ半年で一度減らした列車本数を、逆に増便するというのは、異例といえるでしょう。

確かに銀座線1編成の車両数は6両で、車両サイズ自体も小さいことから、輸送力も他線に比べて小さいところではありますが、それでありながら1/3も減便したとなると、いくらコロナの影響が大きかったとはいえ、その後の利用者が少し回復すると、混雑が顕著化するのは避けられないものと考えられます。


私自身、都内で銀座線に乗っていた際、結構混んでいると思いつつ、当時は多い列車本数で何とか運びきっていたという印象を持っていただけに、8月のダイヤ改正では正直「減らしすぎでは?」と思っていたのですが、果たしておよそ半年での増便、となりました。

実際、下記「関連ニュースサイト」でリンクを掲載している「乗りものニュース」記事では、東京メトロに取材したところ、「2022年8月と比較し、日中の全区間における乗車率が20%上昇したため」(同記事より引用)増発を実施するとのことでありました。


とはいえ、減便前のダイヤでは18本/時(更にコロナ前は20本/時)であったので、それでも2割程度少ない本数でありますので、完全に元通りのダイヤに戻っているわけではありません。
しかしながら、今後コロナの感染症法の扱いが変わることも踏まえると、再び増便ダイヤ改正もあり得るのかな、とも感じつつ、今後の動向も注目したいな、と感じたニュースでした。




【関連ニュースサイト】
東京メトロ、銀座線を5分間隔から4分間隔に増発へ - 鉄道コム
東京メトロ銀座線、4月末に増便へ 日中5分間隔改め 乗車率はどのくらい上昇? | 乗りものニュース
東京メトロ銀座線、4/29から列車増発 - 日中時間帯は4分間隔で運転 | マイナビニュース
東京メトロ、銀座線を4月29日から増発。5分間隔の時間帯を4分間隔に - トラベル Watch
東京メトロ銀座線、運転本数増発 1時間に15本、4月29日から - TRAICY(トライシー)
東京メトロ銀座線,4月29日から列車を増発|鉄道ニュース|2023年3月30日掲載|鉄道ファン・railf.jp



【関連ブログ】
[東京メトロ]銀座線日中と土休日朝夕を増発。毎時12→15本に。2023年4月29日から: 鉄道ダイヤ改正ニュース



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