先日、大阪駅からバスタ新宿まで、「グランドリーム号」に乗車してきました。

夜行バスに乗車するのは、下記の記事で取り上げた北海道バス「釧路特急ニュースター号」以来6年半ぶり、大阪〜東京間のバスになると「WILLER EXPRESS」以来7年半ぶりと、随分久しぶりの乗車となりました。




加えて、西日本JRバス及びJRバス関東の「ドリーム号」系統に限っていえば、恐らく20年以上ぶりに乗車することになるのではないか、と思えるくらいに本当に久々に乗車しました。

今回は備忘録も含めて、今回乗車した「グランドリーム号」の様子をご紹介したいと思います。



【グランドリーム4号】
大阪駅高速バスターミナル2140発→バスタ新宿0531着

かつてのドリーム号は、大阪駅を出発すると、千里ニュータウン(北大阪急行・桃山台駅近く)を経由したり、また新宿駅発着の「ニュードリーム号」があったりしたと記憶していますが、現在は、大阪側は「大阪駅高速バスターミナル」のみの乗降となっています。

この大阪駅高速バスターミナル、JR大阪駅の中央口北側に隣接しており、JR線各駅からの乗り換えに大変便利な位置にあります。
JR各線からの乗り継ぎ時間は、10分を見込んでおけばよいのではないか、と思えます。
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▲発車案内表示には、各地へ向かう高速バスが表示されていました。

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▲チケットセンターも設置。

同じ場所に待合室もありました。

21時20分頃、「グランドリーム4号」が入線してきました。
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▲「グランドリーム4号」の発車案内と、入線してくるバス。

西日本JRバスの車両が充当され、運転士は新城(道の駅もっくる新城)までが西日本JRバス、以降終点までがJRバス関東が担当します。
かつては三ヶ日で交代していましたが、新東名高速道路経由となったことから、新城での交代に変更となった模様です。

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▲大阪駅高速バスターミナルでの改札の様子

21時30分、13名の乗客を乗せて発車します。
この日は新名神高速道路が集中工事により通行止めのため、名神高速道路に迂回するとのことでした。
そのため、場合によっては遅れが発生するとの案内もありました。
通行止め迂回で名神経由となった本日の運行、果たしてどれほどの遅れが発生するのか。
気になりつつの乗車となりました。
(参考)
E1A 新名神(四日市JCT〜草津JCT)などで集中工事(昼夜連続・車線規制、夜間通行止めおよび夜間IC閉鎖)を実施します | NEXCO 西日本 企業情報


22時頃、吹田インターから名神高速道路に入りほどなく消灯となります。
更に1時間後の23時5分、多賀サービスエリアに到着します。ここで約20分の休憩。
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平日ということもあり、周囲の駐車車両の殆どはトラックでした。

休憩時間は、23時20分までと表示されていました。
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休憩時間の後、23時20分、多賀サービスエリアを発車します。
その後、新城での乗務員交代時に目が覚めたりしましたが、途中は殆ど睡眠していました。
次に目が覚めたのは、鮎沢パーキングエリア。
到着は3時42分でした。ここでも20分の休憩。

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運転士さんによりますと、ほぼ定刻での運行とのことでした。
ただバスの周囲はトラックに取り囲まれていました。
平日の東名道がいかにトラックが多いか、改めて実感しました。

4時2分、休憩から発車します。

そしてもう一眠りし、バスタ新宿到着のアナウンスで目を覚まします。


バスタ新宿到着は5時30分頃、ほぼ定刻着でした。
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▲バスタ新宿に到着した「グランドリーム4号」
ほぼ定刻着でした。

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▲早朝の「バスタ新宿」。

名神道への迂回がありながら、定刻での到着は、途中事故などに巻き込まれなかったことも一因でしたが、ともあれ無事に到着できてホッとしました。


「グランドリーム号」は、引き続き残った客を、東京駅まで乗せ、バスタ新宿をあとにしました。



かつては3列独立シートのみが基本だった「ドリーム号」。
しかし、バス関係の規制緩和が行われた2000年代初等から、2列・3列・4列と様々なランクの便が用意され、また発着場所も様々な場所が設定されました。
関西地区では、天王寺駅、王寺駅、宝塚駅といった都心部のみならず郊外の拠点駅発着の便も設定されていました。

しかし、コロナ禍を経て現在は、東京駅・バスタ新宿〜京都駅・大阪駅・三ノ宮駅を中心に、一部の便が東京ディズニーランド、新木場駅、USJを向かうという、かなりシンプルな運行形態となりました。

一方で座席関係では、2列の「プレシャスクラス」、3列の「アドバンスクラス」「グランシート」、そして4列の座席といった選択肢は引き続き用意されています。

本当に久しぶりに乗車した「ドリーム号」、その変化は時刻表の上では見届けてきたものの、実際の乗車は本当に久しぶりだっただけに、貴重な機会となりました。

次回の乗車時には、他の座席も利用して乗り比べしてみたいな、とも感じていますが、果たしてその記事をお届けできるのはいつになることやら、といったところでしょうか。



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