和歌山県では、現在1日3往復運航している日本航空(JAL)の東京(羽田)〜南紀白浜線について、2023年2月の1ヶ月間、臨時便が運航され、1日4往復となることを発表しました。
南紀白浜ー東京(羽田)臨時便(令和5年2月) | 和歌山県
概要は以下のとおりです。
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
和歌山県白浜町にある「南紀白浜空港」。
域外の方にとっては「こんなところに空港があるなんて知らなかった」という感想の一つも出そうな場所ですが、その歴史は割と古く、1968年(昭和43年)に開業した空港であります。
当初はYS-11型機による運航でしたが、1996年にジェット化され、現在では東京(羽田空港)との間で1日3往復が運航されています。
ところでこの南紀白浜空港、コロナ禍で航空需要が激減し、その後回復途上である中、今年度に入り11月まで搭乗者数が過去最高を更新し続けていることをご存じでしょうか。
(注:上表の紫色の箇所が該当期間となります。)
航空需要は回復しつつあるものの、未だコロナ禍前の水準に戻っていないなかで、南紀白浜空港がこのように過去最高の利用者数を記録しつづけているのは、白浜温泉に代表される観光利用は勿論ですが、それに加えて和歌山県と白浜町が力を入れている「ワーケーション」によるところが大きいと考えられます。
Wakayama Workation Project | WWP | 和歌山ワーケーションプロジェクト
白浜×ワーケーション/白浜町ホームページ
上述白浜町のWebサイトによりますと、「近年はICT企業誘致を推進しており、多くの企業がサテライトオフィスを開設し、顔パス等の実証実験も盛んに行われています」とあるように、東京に本社を置く企業が、休暇を楽しみつつ、第二の職場として白浜町にサテライトオフィスを設置してきました。
その結果、東京と白浜を約1時間で結ぶ羽田・南紀白浜線でも、従来からの観光利用に加え、ワーケーションによるビジネス利用が加わったことにより、過去最高の利用者数を更新し続けている、といえます。
そんな状況の中、今回羽田・南紀白浜線で1往復の臨時便が運航することになりました。
この臨時便で特筆すべきことは、「南紀白浜空港でのナイトステイ(夜間停泊)が実現」することでしょうか。
これまで同路線では、羽田発の機材が南紀白浜で折り返すというダイヤが基本的に組まれていました。
そのため、南紀白浜発の初便は9:45発、羽田発の最終便は16:30発と、白浜側から東京の滞在には使いにくいダイヤとなっていました。
南紀白浜への初便の時刻を繰り上げるためには、折り返しの羽田発の時刻を更に繰り上げるか、または前日の最終便の機材を夜間に停泊させておくか、のいずれかとなります。
今回、この臨時便では、前日の最終便で南紀白浜空港にナイトステイさせることで、現行の初便より更に1時間25分早い8時20分発の便が設定されることとなりました。
この便の羽田到着が9時20分ですので、東京都心には10時台に到着することが可能で、午前中の打ち合わせを1件入れることも可能なダイヤとなり、ワーケーションを活用する企業にとっては、より使いやすいダイヤになるといえます。
この臨時便は2月のみの運航ですが、この増便が定期便で実施されれば、白浜町をはじめとした和歌山県南部エリアにとっては、観光客のみならず企業の誘致にも大きな弾みになることには間違いないでしょうから、今回の臨時便が良好な搭乗率を記録することを期待したいな、と思います。
また、南紀白浜空港利用促進実行委員会では、この臨時便運航に関するキャンペーンの実施を発表しています。
南紀白浜空港臨時便運航キャンペーン|和歌山県
こちらのキャンペーンも活用して、多くの方が今回の臨時便を利用されることを期待したいな、と思ったニュースでありました。
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南紀白浜ー東京(羽田)臨時便(令和5年2月) | 和歌山県
概要は以下のとおりです。
【臨時便運航期間】
2023年2月の1ヶ月間。
東京(羽田)⇒南紀白浜:2/1〜21、2/23〜27
南紀白浜⇒東京(羽田): 2/2〜22、2/24〜28
【使用機材】
ボーイング737-800
座席数144
(都合により変更あり)
【臨時便運航時刻】
東京(羽田)17:30発⇒南紀白浜18:45着
南紀白浜空港8:20発⇒東京(羽田)9:20着
【時刻表】
(上記Webサイト(https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/082400/d00212024_d/fil/press-release.pdf)より引用)
【プレス発表資料】
(上記Webサイト(https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/082400/d00212024_d/fil/press-release.pdf)より引用)
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
和歌山県白浜町にある「南紀白浜空港」。
域外の方にとっては「こんなところに空港があるなんて知らなかった」という感想の一つも出そうな場所ですが、その歴史は割と古く、1968年(昭和43年)に開業した空港であります。
当初はYS-11型機による運航でしたが、1996年にジェット化され、現在では東京(羽田空港)との間で1日3往復が運航されています。
ところでこの南紀白浜空港、コロナ禍で航空需要が激減し、その後回復途上である中、今年度に入り11月まで搭乗者数が過去最高を更新し続けていることをご存じでしょうか。
上記は和歌山県港湾空港振興課が毎月発表している南紀白浜空港の利用状況(https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/082400/shirap/index_d/fil/riyoujisseki11.pdf)ですが、最新の状況である令和4年(2022年)11月までの実績をみますと、ご覧のとおり、同年4月から8ヵ月連続で過去最高の利用者数を更新し続けています。
(注:上表の紫色の箇所が該当期間となります。)
航空需要は回復しつつあるものの、未だコロナ禍前の水準に戻っていないなかで、南紀白浜空港がこのように過去最高の利用者数を記録しつづけているのは、白浜温泉に代表される観光利用は勿論ですが、それに加えて和歌山県と白浜町が力を入れている「ワーケーション」によるところが大きいと考えられます。
Wakayama Workation Project | WWP | 和歌山ワーケーションプロジェクト
白浜×ワーケーション/白浜町ホームページ
上述白浜町のWebサイトによりますと、「近年はICT企業誘致を推進しており、多くの企業がサテライトオフィスを開設し、顔パス等の実証実験も盛んに行われています」とあるように、東京に本社を置く企業が、休暇を楽しみつつ、第二の職場として白浜町にサテライトオフィスを設置してきました。
その結果、東京と白浜を約1時間で結ぶ羽田・南紀白浜線でも、従来からの観光利用に加え、ワーケーションによるビジネス利用が加わったことにより、過去最高の利用者数を更新し続けている、といえます。
そんな状況の中、今回羽田・南紀白浜線で1往復の臨時便が運航することになりました。
この臨時便で特筆すべきことは、「南紀白浜空港でのナイトステイ(夜間停泊)が実現」することでしょうか。
これまで同路線では、羽田発の機材が南紀白浜で折り返すというダイヤが基本的に組まれていました。
そのため、南紀白浜発の初便は9:45発、羽田発の最終便は16:30発と、白浜側から東京の滞在には使いにくいダイヤとなっていました。
南紀白浜への初便の時刻を繰り上げるためには、折り返しの羽田発の時刻を更に繰り上げるか、または前日の最終便の機材を夜間に停泊させておくか、のいずれかとなります。
今回、この臨時便では、前日の最終便で南紀白浜空港にナイトステイさせることで、現行の初便より更に1時間25分早い8時20分発の便が設定されることとなりました。
この便の羽田到着が9時20分ですので、東京都心には10時台に到着することが可能で、午前中の打ち合わせを1件入れることも可能なダイヤとなり、ワーケーションを活用する企業にとっては、より使いやすいダイヤになるといえます。
この臨時便は2月のみの運航ですが、この増便が定期便で実施されれば、白浜町をはじめとした和歌山県南部エリアにとっては、観光客のみならず企業の誘致にも大きな弾みになることには間違いないでしょうから、今回の臨時便が良好な搭乗率を記録することを期待したいな、と思います。
また、南紀白浜空港利用促進実行委員会では、この臨時便運航に関するキャンペーンの実施を発表しています。
南紀白浜空港臨時便運航キャンペーン|和歌山県
こちらのキャンペーンも活用して、多くの方が今回の臨時便を利用されることを期待したいな、と思ったニュースでありました。
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