阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
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カテゴリ:鉄道全般の話題 > 鉄道関連書籍・DVD・映画

昨日開催された「こみっくトレジャー35」で入手した同人誌のご紹介。

続きましてはこちらの同人誌です。
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表紙からみて分かるように、昨年秋で和歌山線・桜井線での定期運用が終了した105系に関する2冊の同人誌です。
和歌山地区105系の同人誌と言えば、下記記事で「105系4ドア和歌山車 全車資料集」という書籍をご紹介しました。



今回入手した2冊も、上記「全車資料集」を執筆された「和歌山線倶楽部」さんによる書籍で、どちらも和歌山地区105系の最後の姿が沢山詰まった本であります。

●105系4ドア和歌山車 追加資料集:
「追加資料集」というタイトルから分かるように、上記の「全車資料集」の追加という位置づけです。
「資料集」という題名に違わず、各編成車内写真、桜井線・和歌山線等の和歌山地区105系が運行されていた全駅での撮影記録、方向幕の全コマ写真と、今作も貴重な資料が満載であります。

圧巻は「全駅撮影記録」でしょうか。
本当に全ての駅での撮影記録が掲載されており、単なる105系の記録を越えた、105系が走った和歌山線・桜井線等の駅の記録、という意味で、このようにコンプリートされたものは、貴重なものといえるでしょう。
一部の駅を除き、著者が全ての駅で撮影されており、その行動力にただただ感服する次第でした。


●105系最後の日:
タイトル通り、和歌山地区の105系定期運用が終了する9月30日直前の車両の動きを網羅した、同系列における日常の最後の姿を記録した書籍であります。
加えて、10月以降の廃車回送、団体臨時列車、臨時列車、紀南代走といったその後の姿も紹介しており、和歌山地区105系が、最後にどのような活躍を見せたのか、一目で分かる写真集となっています。
「バイトの休みを取って」(本書あとがき)まで追いかけられたとのことですが、ここまで網羅できた記録、というのは他には無いのではないのでしょうか。
後世に残る、本当に貴重な記録が詰まった一冊であります。


私自身、和歌山市内へ通勤していることから、この105系は和歌山駅でよく見かけた、馴染みの車両でありますが、全国的にみればマイナーな車両であったかも知れません。
しかし、その出自をたどっていくと、多彩な経歴を有することから、調べれば調べるほど味のある車両ではなかったかと思えます。

そんな、「味のある」和歌山地区105系を、このような形で書籍というメディアにより、和歌山線の電化開業から35年間活躍してきた105系の最後の姿を十二分に記録し、そして後世に残すことができた、無二の本であるといえるでしょう。

上記二冊のうち、「105系最後の日」はこみトレ35で完売となったとのことです。


一方、「追加資料集」は引き続き通信販売で取り扱っているとのことですので、今回入手を見逃してしまった方は、ご検討してみてはいかがでしょうか。






和歌山線の105系が置き換えられて、まもなく4ヶ月になり、227系1000番台が運行する様子も、すっかり日常の姿となりました。
今年3月にはICOCA等の交通系ICカードも利用可能となり、和歌山線の新しい時代がいよいよ完全にスタートしますが、それまでの間、長年に渡り和歌山線を支えてきた105系の姿を、いつまでも手元に残しておける、これらの書籍は本当にいい買い物ができたな、と感じ、著者の皆様に感謝する次第であります。


明日もまた、「こみっくトレジャー35」で入手した書籍をご紹介する予定ですのでお楽しみに。




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本日(2020年1月19日(日))、大阪南港のインテックス大阪で開催された「こみっくトレジャー35」へ行ってきました。
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こみっくトレジャー(こみトレ)に一般参加するのは、前回「こみトレ34」に続いてで、今回も持ち帰るのが大変な程の重さの同人誌を入手してきましたが、今回も例にならって入手してきた同人誌を順次ご紹介していきたいと思います。

今回も、開場直後に一目散に向かったのは、「ゆるるるぶ」でお馴染みの「B-Start」さん。


コミック・アニメ作品「ゆるゆり」をテーマとし、作中に出てくる富山県内を中心としたスポットを取り上げる「聖地巡礼」本として、これまで4冊(Vol.1〜Vol.4)が発刊されてきた「ゆるるるぶ」。

今回は、新刊として「Vol.5」が発刊されているとのことで、早速これを手に入れるとともに、今回委託頒布として「夜ビル」の横浜編が同時に頒布されるとのことでしたので、こちらも是非とも入手したいと思っていたので、開場早々、早速訪問してみることとしました。

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▲今回「B-Start」さんで頒布された「ゆるるるぶ Vol.5」と「夜ビル Vol.6 YOKOHAMA」

●ゆるるるぶ Vol.5:
上記で記したように、「ゆるゆり」の舞台である「富山」の聖地巡礼本として発刊されてきた「ゆるゆり」。
今回は、「とやまラーメンファイル2020」として、富山市・高岡市を中心とし、金沢市内まで足を広げて取材した、ラーメン店の特集となっています。
これまでの「ゆるるるぶ」を参考に聖地巡礼される際、お腹を満たすのに活用できそうですし、それのみならず、この3月に南北で接続し、新しい姿となる富山地方鉄道市内線・富山ライトレール線を訪問する際にも、役に立ちそうな特集であります。

そしてもう一つの特集は、「アンコールワット」
「富山」から「アンコールワット」というのは、事情を知らない人が聞くと、その繋がりが全く理解できないと思われます。
そのからくりを説明すると、「ゆるゆり」に登場するキャラクターの一人である「杉浦綾乃」(すぎうらあやの)が、作中で発する「安心アンコールワット」に由来しているというわけでありますが、この1フレーズのギャグのために、実際にアンコールワットまで行かれるという、その取材力には驚くほかありませんし、その行動力に敬意を表したいが故に、真っ先に入手した次第です。

しかも、アニメ中で杉浦綾乃が「安心アンコールワット」を発するシーンを再現した写真と、「聖地巡礼」そのものを再現しているのも、ポイントであります。

アンコールワットは、周知の通りカンボジアにあるわけですが、日本からカンボジアに向かうこと自体がかなり大変だと思います。
その行動力に尊敬の気持ちから、冒頭にご紹介させていただいた次第です。

こうなると、今度は「バッキンガム宮殿」(同じく杉浦綾乃の「罰金バッキンガム」に由来)への聖地巡礼記が掲載されたりするのか、今後の「ゆるるるぶ」も楽しみにしたいと思います。


●夜ビルVol.6 YOKOHAMA:
今回委託頒布されていた「夜ビル」とは、ライトアップされた高層ビルの写真集で、先の「こみっくトレジャー31」で、Vol.1の「OSAKA」をご紹介しました。


この「夜ビル」シリーズも、いつの間にか6冊目まで発刊されており、今回は、港町の横浜に立つビルの夜の姿を、美しい写真で紹介した本であります。

夜ビルのVol.1「OSAKA」より続く写真のクオリティは、素人の私がいうのも非常に差し出がましいところはありますが、本当に「美しい」の一言であります。
この「夜ビル」の写真を撮られている写真家の方の写真が、大阪万博誘致にも使われたとのことで、そのクオリティは既に世界級、ともいえるかも知れません。

「ビル」となると、やはり都市部が多いのでしょうが、地方都市でも美しくライトアップされた建物の写真集が発刊されれば、是非とも入手できればと思っています。


以上、今回も真っ先に向かった「B-Start」さんでの頒布物のご紹介でした。

次回以降のエントリーでも、ぼちぼちと入手本のご紹介をしていきたいと思いますので、気長にお待ち下さい。

今年も鉄道関係の書籍について、自分が読んでみたものを中心にご紹介していきたいと思います。

2020年、元日に早速ご紹介する書籍はこちらです。

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「マルス端末券総集」のシリーズの最新刊、「追録Vol.2」であります。

「マルス端末券総集」のシリーズは、これまでもこのブログでご紹介してきました。








今回ご紹介する「Vol.2追録」は、上述の「Vol.2」の追録ということで、昨年11月30日に開業した「羽沢横浜国大駅」関連のマルス券及びPOS券を取り上げています。

その内容としては、相鉄線とJR線の連絡乗車券(横浜、羽沢横浜国大接続)に始まり、両駅接続の定期乗車券、また、羽沢横浜国大駅関連では、運転系統の都合上、運賃計算と通過駅の特例があることから、この特例がらみのマルス券・POS券の考察、更には団体乗車券や相鉄の補充券といったように、羽沢横浜国大及び相鉄との連絡運輸という限られた範囲でありながら、ここまでのボリュームの内容が詰まっていることに、驚くほかありませんでした。


私自身、まだこの羽沢横浜国大には乗車しておらず、実際に乗車する機会を楽しみにしているのですが、その際には、今回取り上げられたマルス券の内容も勉強して、少しは面白そうなきっぷを買ってみてもいいのかな、とも感じました。

この「マルス端末券総集 追録Vol2」ですが、昨日開催された「コミックマーケット」で発売されましたが、その他、Amazonや実店舗でも販売されています。





首都圏のみならず、東北・中部・近畿・九州と、この「マルス本」を扱う書店が増えてきていて、コミケに出向かなくとも、このシリーズの本を手にい入れることができるのは、嬉しい限りです。

今回は、12月30日に旭屋書店なんばCITY店で購入し、忘年会ののち、帰りの「くろしお35号」で読んでみることにしました。
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▲283系「くろしお35号」の座席で「マルス本」を広げてみました。

すると、車掌さんが、この本のタイトルを察してか、「一番前の列(展望席)が空いておりますので、よろしければ是非どうぞ」と声をかけて下さいました。

そう言われると、ご厚意に甘えないわけにはいきません。
最前列に席を移動し、そしてこの「マルス本」を前面展望に加えて記念撮影です。
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▲くろしお35号の1号車(クロ282-1)の展望席に「マルス端末券総集」本を置いてみました。

そんな、珍しい経験も得ることができた、この「マルス端末券総集」。
この年明けの休みに、ちょっとしたきっぷのお勉強といういみでも、初売りのショッピングががてら、上記で記されている書店で購入してみてはいかがでしょうか。



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鉄道友の会の会員になると機関誌「RAILFAN」が隔月で送られてきます。
先週末の話ですが、今月(12月)のRAILFANが届きました。



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ページをめくると、なんと「観光列車「ひえい」誕生秘話」が掲載されていました。
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この記事は、叡山電鉄の鉄道部長による記事とのことで、後に「ひえい」と命名される新車両の構想から車両デザインの決定、設計の検討、プレスリリース、改造工事、命名公募、そして運行開始とその後の状況がまとめられています。

車両デザインについては、当初4種類のデザイン候補があったこと、そして当初はあり得ないと思われていた案(後の「ひえい」デザイン)が、あれよあれよという間に最終的に決定されていく過程、そしてプレスリリースに関しては、叡電のサーバがダウンするほどの反響となったあの、発表の舞台裏なども記されています。

「ひえい」のファンにとっては、その誕生までの経緯がしっかりと記録されている記事ですので、是非とも読んでおきたいものであります。

ちなみにこの「RAILFAN」ですが、鉄道友の会会員へは送付されるのですが、非会員であっても「書泉グランデ」「書泉ブックタワー」「旭屋書店なんばCITY店」で入手することが可能ですので、是非とも購入してみてはいかがでしょうか。

なお、会員向けには、来年度(2020年度)の会費納入の案内が入っていました。
私も早速支払ってきて、来年度のブルーリボン賞の投票権を得ることができました。
さてどの車両に投票するか、ノミネート発表を楽しみにしたいと思います。



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このブログでは時折鉄道等の書籍についてご紹介していますが、その範囲は商業誌のみならず同人誌も、また鉄道のみならずバス、船等といったように、私の気の向くまま、巡り合わせたままにご紹介しています。

今回ご紹介するのは、「バス」の「同人誌」として、各地の夜行高速バスの乗車記を紹介した本、「夜行バス紀行」の第5巻であります。

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著者の「ひろしプロジェクト」さんですが、このブログでご紹介するのは、西日本車体工業の夜行高速用車両に絞って紹介した同人誌「「The SD SD-機SD-供〇代を駆け抜けたMidnight Express」に続いて二度目となります。


今回の「夜行バス紀行」は、通算5冊目となるとのことでして、その内容は、各地の夜行バスに著者が実際に乗車した記録、及び路線データが主体となっていますが、今作で取り上げられている路線は以下の通りであります。

・関東バス「ドリームスリーパー東京大阪号」
・JRバス関東「ドリームルリエ2号」
・JRバス関東「プレミアムエコドリーム126号」
・西日本鉄道「どんたく号」
・京浜急行バス「エディ号」
・大分バス「トロピカル号」(2018年3月廃止)
・南海バス「サザンクロス」酒田線
・庄内交通「夕日号」東京駅・TDL系統
・防長交通「萩エクスプレス」

(本書「目次」より引用)


「ドリームスリーパー東京大阪号」「ドリームルリエ」という、東京〜大阪を結ぶ豪華夜行高速バスの代表格である両路線が取り上げられているのをはじめ、このブログでも幾度も取り上げた、関西と庄内を結ぶ南海バス「サザンクロス」の酒田線、そして国内でも最長の所要時間を誇る路線の一つである「萩エクスプレス」と、いずれも個人的に気になる路線の乗車記が掲載されているとあって、頒布の告知が行われて即座に購入した次第です。
参考:







この度、本日現物が手元に届き、読んでみました。
著者は、各種メディアで高速バスの記事を執筆されているわけですが、そんな経験豊富な方だからこそ見えてくる、各路線の良い点・気になる点がまとめられているのは、大変参考になりました。
また、乗車記の内容も、まさに当該路線に乗車しているような、臨場感あふれる内容であり、また、各停留所の発着時刻、乗降人数等も記載されていることから、記録という点でも価値ある内容と感じました。

加えて、今回からフルカラーとなっているとのことですが、車両内外の写真についても、座席回りやサービスコーナー、休憩中の車両外観等、まさに乗車を体験できる写真が十分に掲載されており、単なる趣味的な観点にとどまらず、夜行高速バスのガイダンス的冊子としても、広くおすすめしたい内容でありました。

個人的には、他の乗客がほとんど写り込んでいない車内の写真を、一体どうやって撮影しているのか、興味深いところです・・・


仕事の合間に夜行バスに乗車できればいいのですが、それはそれで意外に乗るチャンスに恵まれず、最後に夜行バスに乗車したのは3年以上前の「釧路特急ニースター号」まで遡るのではないか、という気もしないでもないのですが、ともあれ、今回手にした本書籍を参考にしながら、夜行バスに乗車できる機会に恵まれることができれば、と思っています。

「編集後記」では、今後の同人誌展開についても触れられていましたので、今後もこのように為になる高速バスの同人誌を手にすることができることを期待して、本記事の終わりとしたいと思います。




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今月も鉄道雑誌各誌の発売日がやってきましたが、今回購入した鉄道雑誌はこちらです。

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鉄道ファン 2019年 12月号 [雑誌]
鉄道ファン 2019年 12月号 [雑誌]


鉄道ファン2019年12月号。
特集は「381系列車ものがたり」であります。

1978年10月から2015年10月までの37年間にわたり、阪和線・きのくに線の特急「くろしお」で活躍した381系特急形電車。
現在は伯備線特急「やくも」を唯一の活躍の場としていますが、その381系の軌跡を列車別にたどった特集であります。
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「列車別」と称されるように、381系が充当された列車である「しなの」「くろしお」「やくも」は勿論、183系から289系までのつなぎとして投入された「きのさき」「はしだて」「こうのとり」に関しても、投入から引退までの経緯を詳細に記している本特集は、資料性の高いものと言えるでしょう。

「くろしお」に関しても、投入後の9両編成を基本としたところから、モノクラス6両編成の転入、民営化後の「スーパーくろしお」改造、通常の「くろしお」編成のグリーン車の移設(クハ381→クロ381化、等)といった改造経緯もわかるようになっており、引退して久しい381系「くろしお」を振り返る意味では、手元に置いておきたい特集記事でありましょうか。

特集の最初には、381系導入へのプロセスとして、曲線での速度向上を目的に試作された591系電車についても取り上げられていることも、本特集のミソともいえるでしょう。

年末が近づいていることもあって、今回の「鉄道ファン」には2020年度のミニ手帳もついていますので、こちらも楽しみにして、購入をしてみてはいかがでしょうか。



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この週末に購入した鉄道系書籍ですが、もう一冊、こちらの本を購入してみました。

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時刻表 完全復刻版 1964年10月号 (JTBのMOOK)
時刻表 完全復刻版 1964年10月号 (JTBのMOOK)


「時刻表完全復刻版 1964年10月号」であります。


東海道新幹線が開業した1964年10月当時のJTB時刻表を再現した、復刻の時刻表です。

この手の書籍は、これまでも折を見て発行されてきたようですが、今回は、一冊1,500円(税別)と、この手の復刻版にしては割とお手軽に購入できる感じがしたので、ついつい購入してみました。



周知の通り、1964年10月に開業した東海道新幹線は、当初は東京〜新大阪間を所要時間4時間、超特急「ひかり」・特急「こだま」が各々1時間間隔で運行するという、今のダイヤから考えると、何とものんびりした運行でありました。

そのため、新幹線の時刻表は割とシンプルなもので、掲載ページはわずか4ページ、しかも山陽・九州方面の連絡時刻表とセットになった、実にささやかなものでありました。

そんな、「隔世の感」が感じ取れる内容は、在来線ページに入ると更に増えてきます。


かつて、全国各地を網羅していた在来線の夜行列車。
特急・急行・普通列車の夜行列車が、様々な区間で運行されていました。
東海道・山陽・鹿児島・山陰・東北・北陸・といった、路線網の骨格をなす幹線路線では勿論、広島〜米子、天王寺・名古屋〜新宮、等々の地域間輸送にも夜行列車が設定されていたところにも、その時代を感じることができます。

また、和歌山在勤の人間としては、東京〜奈良〜和歌山市(東京〜王寺間は急行「大和」に併結、王寺〜和歌山市間は普通列車に併結)で直通運転された1両の寝台列車というのも、これまた注目のネタであります。


また、路線網の多さにも注目であります。
当時は、「特定地方交通線」は勿論、「赤字83線」さえもまだ廃止されていない時代でりました。
そのため、徳島県の鍛冶屋原線、長崎県の世知原線、臼ノ浦線、宮崎線の細島線、そして北海道の根北線等の路線も、まだ残っていた時代でありました。


加えて、国鉄線以外の「バス・私鉄・船・飛行機」のページにも、歴史を感じさせるものがあります。
今では既に路線が消滅した路線も、当時は多数の便数が運行されていたりする事例は枚挙に暇がないのですが、注目は飛行機のページでしょうか。
当時の航空会社をみると、「日本航空」「全日本空輸」の他、「中日本航空」「日本国内航空」「東亜航空」といった航空会社の名前が見られます。
また時刻表をみると、東京〜札幌、東京〜大阪〜福岡の深夜便があったりと、これまた時代を感じる貴重な資料となっています。


以上のように、東海道新幹線は元より、高度経済成長期の半ばを迎えていた1964年の鉄道や交通事情を垣間見るには、丁度良く、また価格も比較的リーズナブルなものとなっていますので、研究資料として一冊手元に置いてみてはいかがでしょうか。



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このブログでは、鉄道関連の書籍等のご紹介をしています。
毎月発売される鉄道雑誌も、私の興味がある特集が組まれている場合は、実際に購入して、読んでみて、感想等をご紹介しています。

今回ご紹介する鉄道雑誌はこちらです。
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鉄道ジャーナル2019年11月号。
特集は「なにわ筋線と大阪」です。

鉄道ジャーナル 2019年 11月号 [雑誌]
鉄道ジャーナル 2019年 11月号 [雑誌]





特集名から見ても、当ブログで取り上げるのも納得、といったところでしょうか。
下記記事のように、去る2019年7月に鉄道事業事業認可を受けたばかりのなにわ筋線。
【JR西日本】【南海電鉄】なにわ筋線の鉄道事業許可証交付を受ける。2031年春開業予定 : 阪和線の沿線から
事業はこれから実施となりますが、そのなにわ筋線に関して、これまでの経緯と全体像をまとめた「うごきはじめたなにわ筋線プロジェクト」(鶴通孝)は、一筋縄でなかなか進まなかったなにわ筋線のこれまでの経緯を整理する上では、よくまとまっていたように感じます。

続く「ダイナミック大阪 鉄道網計画の展望」(伊原薫)では、Osaka Metro中央線の夢洲延伸をはじめ、北大阪急行電鉄や大阪モノレールの延伸といった、今後具現化する鉄道延伸プロジェクトを中心に、どちらかと言えば今後の動きを考察している色彩の濃い記事となっています。

その他、今春開業したばかりのおおさか東線と、105系がまもなく引退する和歌山線・桜井線を訪問する「新大阪から南エリアを一周」(来住憲司)、関西の大手・準大手・公営の各民鉄の車両の現状と、今後の話を各事業者毎にピックアップしてみた「関西私鉄車両の現状と今後」(柴田東吾)といったところが、今回の特集に関連するところでしょうか。

タイトルに「なにわ筋線」とありましたので、こちらが主体と思いきや、他の延長プロジェクトにもそれなりのページを割いてはいたのですが、なにわ筋線自体が事業認可されたばかりでありますし、現計画以上のことを言及するのは難しいものと思われますので、他の延伸プロジェクトにも触れることで、大阪府内の鉄道延伸プロジェクトを分析する、という意味では、今回のようなバランスも良かったのかも知れません。

そうなると、「新大阪から南エリアを一周」では、わざわざ和歌山線まで回る意味はどこまであったのかな、という気もしないでもないのですが、まもなく引退する和歌山線・桜井線105系の紹介とからめて、という考え方もできなくはないのかな、とも感じました。


なにわ筋線関連の特集記事は以上でしたが、その他、今月号では「レール輸送の現場を見る 東京レールセンター」(RJ取材班)という、レール輸送の現場レポート記事が、質・量ともに序気の特集記事に迫るような内容でありました。
この記事は、JR東日本の東京レールセンター(東京都江東区、越中島貨物駅)での、レール製造メーカーからの受取と、各地への発送の様子を二日間に渡って現地取材したもので、日頃はあまり気にしてなかったレールの各地への配給が、どのようにして行われているのか、というのを知るには適した記事だったと感じました。

それにしてもいつも不思議なのは、なぜあんなにレールは曲がっていくのでしょうか・・・


その他、個人的に惹かれた記事をご紹介すると、「趣味のあとさき」第6回「乗車記録の歳月」(名取紀之)でしょうか。
ここでは、筆者が十代の頃から続けている習慣としての「乗車記録」に触れていて、一例として1981年(昭和56年)8月5日から8日に書けての旅行の記録を紹介したりして、その一方で近年ではホームドアの普及より乗車記録が難しくなりつつあること、一方で、筆者の知り合いには半世紀以上にわたって通勤を含めた全ての乗車記録を続けている方もおられることも最後に紹介しています。


わずか2ページのコラム記事ではありますが、私が「乗車記録」という言葉に注目したのは言うまでもありません。

当ブログ「阪和線の沿線から」、実は私の「乗車記録」をネット上に記録していく、というのがそもそもの始まりでありました。
それまでも、新規乗車区間は、ノートやワープロ、そして現在ではExcelで管理していますが、それら以外も含む、日々の乗車記録を克明に記録していくようになったのは、本当にこのブログからだと思います。
ただ、それ以前も乗車した車両を手帳に記している時期もありまして、不完全な時代も含めて、「乗車記録」というものは、それこそ著者の名取さんも記しているように、十代の頃から積み重ねてきている「習慣」といえるかも知れません。

私自身も、当時の記録を手帳等で探す時があるのですが、まさに著者が仰るとおり、「具体的瞬間を切り取った一枚の写真より、乗車記録ははるかに記憶と想像を広げてくれると言えましょう。」(P113)というフレーズには、大いに共感するところです。

乗車記録をの記録という趣旨で始めた本ブログも、奇しくも昨日で開設15周年を迎えることができました。
そんな節目の日に、まさか「乗車記録」のコラム記事を鉄道ジャーナルで読んだのも、何かの縁でありましょうが、今後とも20周年に向けて、引き続き乗車記録や交通系ニュースをご紹介していきたいと思いますので、ご愛顧の程よろしくお願いできればと存じます。

最後は当ブログの話に飛んでしまいましたが、ともあれ、これからの大阪の鉄道網の姿を先に勉強しておくには、取っつきやすい特集記事だったかな、とも思い、情報の再チェックという意味でも、関西在住の方々にも手に取る価値はあるのかな、とも感じた今月号の鉄道ジャーナルでありました。



おまけ画像。
今日は少し用事の合間に、鉄道ジャーナルを、イオンモールりんくう泉南内にあるスターバックスで読んでいました。
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「スタバで鉄道ジャーナルを読む」。
今後もこんな形で、おしゃれなカフェで鉄道書籍を読んでみるのも面白そうですね。



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このブログでご紹介している鉄道関連書籍。
商業本のみならず、同人誌もご紹介していますが、本日ご紹介する本はこちら。

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「105系4ドア和歌山車 全車資料集」。
読んで字の如く、和歌山線・桜井線で活躍してきた105系の資料集であります。

本書で取り上げた105系ですが、この9月をもって227系の投入が完了することから、和歌山線・桜井線からの運用から置き換えられることが既に発表されています。
227系の投入完了と奈良中南部エリアの活性化:JR西日本

車齢から考えると、廃車が濃厚な和歌山線・桜井線の105系ですが、本書ではこの105系の全車両についての写真・解説に加え、過去に行われたラッピングや、1984年(昭和59年)の同線投入時の懐かしい写真も掲載されており、和歌山線・桜井線から105系が姿を消すいまだからこそ、手元に置いておきたい一冊であるといえるでしょう。

「全車」へのこだわりは、紙面構成からも感じられ、今後の車両研究の観点から、各車両の全面が分かるように、「1-3位側」「2-4位側」を各ページで紹介しているところは、今後廃車されるにつれ、車両の記録を取る機会が今後あり得ないことを考えると、またとない記録誌であるといえるでしょう。

本誌は、下記のように、通信販売で取り扱っています。
105系4ドア和歌山車全車資料集(第3刷)※予約 - wakayamasenclub - BOOTH

また、サークル代表のTwitterによれば、ジオラマ103での委託販売や、直接DMを送ることでも入手が可能であります。


かつて、常磐線・千代田線向けに投入された103系が、何の因果か、2両編成に改造され、そして和歌山の地にやってきたのが今から35年前。
その後、国鉄からJRへ、そして昭和から平成、そして令和と、めまぐるしく変化する時代をよそに、和歌山線・桜井線を走り続けた105系。
その出自が故に、多彩な形態が見られる同系列でありますが、その晩年をコンプリートした記録誌として、タイトル通りの大いなる「資料集」だと、感服し、これだけの物量の記録を漏れなく網羅し、そして整理して一冊の本に仕上げた著者の方々に、深く敬意を表したい、そんな感想を抱いた同人誌でありました。




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このブログでもご紹介してきた、きっぷ系同人誌サークルの「交通法規研究会」。
これまで「熱転写方式マルス端末券総集」のVo.1追録からVo.3までご紹介してきました。






この度、その続刊となるVo.4と、それに加えて「障害者割引きっぷの手引きVol.1」が発刊されましたので、早速入手してみました。

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●熱転写方式マルス端末券総集Vo.4
風の噂によりますと、熱転写マルス端末は、遂に全国から姿を消した模様です。
国鉄時代末期から長らく続いてきたこの方式が遂に終焉を迎えたわけで、そういう意味では今後このシリーズのタイトルが変わるのかどうなのか、気になるところではあります。

前置きはさておき、今回の「総集」では、
・マルス端末の赤印字
・普通回数券
が取り上げられています。

「マルス端末の赤印字」のきっぷは私自身目にしたことがありませんが、それもそのはずで、本書P2によれば、「本来の目的は出札係員に対して、払い戻しや乗車券類変更のとき、原乗車券類が正しく控除され、その効力を失ったことを明確に示すものであると考えられ」(本書より引用)るからで、私自身購入の際には少々のこだわりを持ってきっぷの発券をお願いすることはあるのですが、払い戻し、区間変更は滅多に行うことがないから、目にしたことがないのも当然です。

今号では、その「赤印字」のマルス券を、ただ並べるだけでなく、その「赤印字」がなされた根拠について説明しており、それらも参考にしながら、「赤印字」の根拠を勉強し、自分ならどのような「赤印字」のきっぷを手にすることができるのか、考えながら読むのも面白いのではないのでしょうか。

加えて、「赤印字」という点から、新幹線定期券・在来線特急定期券等も、赤印字が行われる乗車券類であり、これらも紹介されています。
個人的には、例えばJR西日本の「パスカル」なんかは、勤務地次第で使えそうな気もしますので、仮にそんな機会に恵まれたとすれば、著者の方にご報告したいな、とも思いました。
参考:特急用定期券パスカルのおねだん:JRおでかけネット


●障害者割引きっぷの手引きVol.1:
そしてもう一冊の本は、「障害者割引」のきっぷについてまとめ上げた本です。
私自身は、障害者手帳を有しておらず、また介護者としても鉄道を利用する機会が現在のところないことから、障害者割引、そして障害者割引きっぷについて、目にしたことは、全くありませんし、手元のコレクションにもありません。

ただ、割引制度自体が存在することは知ってはいたのですが、その程度の知識で留まっている状況だっただけに、まさに本書表紙にある「あなたの知らないきっぷの世界」を読み進めるに従って知ることとなった、そんな一冊でありました。

本書も、「マルス端末券総集」と同様、制度の法規的な面を、実券とともに解説していくというスタイルなのですが、その「解説」が、やはり一般的には馴染みの薄い「障害者割引」となることから、その説明には相当のボリュームを割いているのが、まずもって圧巻と感じました。

その解説も、「障害者割引」の根底となる、国の障害者施策の経緯、そして日本の法制度における障害の定義、というような、一見「きっぷ収集」とは関係のなさそうに見える制度の解説について、懇切丁寧に記されています。
そういえば、ここまで「障害者」の定義について端的に記した文献はあまり見たことがなく、そういう意味では、こと「きっぷ収集」の目的でなくとも、本書の記述は非常に参考になる、資料性の高いものと感じました。


そして、主題の「きっぷ」の解説も、本人単独使用、本人+介護者1人の際の本人と介護者の、計3パターンを主にした普通乗車券、定期券、回数券、そして知的障害者割引や連絡乗車券等々、およそここでご紹介するより是非本書を手にしていただきたいと思います。




以上、交通法規研究会さんの本を二冊ご紹介しました。
特に「障害者割引きっぷの手引き」ではそうなのですが、今回は少々のことでは目にすることができないきっぷの解説本、ということで、貴重な資料であると感じました。
特に「障害者割引」については、当事者にならないとその内容に触れる機会も希少なだけに、当事者でない方々でも、障害者割引制度、ひいては障害者施策の勉強、という観点からも、是非ともお手元に置いておきたい本であります。

いずれの本も、冒頭のAmazonの他、これまで同様に関西地区では旭屋書店なんばCITY店でも入手することができますので、是非ともお求めいただければと思います。



先にも述べましたが、「熱転写方式マルス端末券」というタイトル本をこれまでご紹介してきましたが、肝心の「熱転写方式マルス」がなくなって以降、本シリーズのタイトルに今後変化があるのかが気になるところではありますが、今後も、関連法規の解説と実券をセットで解説するこのスタイルでの書籍の製作を、是非とも続けていただければな、と、感謝と応援の意味を込めてのご紹介でありました。




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