阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
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カテゴリ:鉄道全般の話題 > 鉄道関連書籍・DVD・映画

本年も当ブログのコンテンツの一つとして、引き続きお送りしたい「鉄道関連書籍紹介」。
商業誌・同人誌問わず、「これは!」と思った書籍を、管理人が手にすることができる範囲でご紹介していきたいと思います。



本日ご紹介するのは、鉄道ジャーナル2019年2月号。
特集は「北海道を旅する」です。

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特集で北海道を取り上げることが明白だったため、ここ近年の経営危機、そして同社単独で維持困難な線区のあり方が気になるJR北海道の現在の様子をどのように取り上げているのか、気になることもあったので、購入してみました。

主な特集記事は、以下の通りです。

●函館本線458.4km+α
函館〜旭川間の函館本線を、普通列車のみを利用して二日間で乗り通し、全ての駅を観察した乗車レポート。

●北の「限界鉄路」
JR北海道が、バス等への転換について地域と相談を始めたいとしている、輸送密度200人未満の線区のうち、札沼線(北海道医療大学〜新十津川間)及び留萌本線の訪問記。

●JR北海道の線区見直しと経営
「JR北海道では維持することが困難な線区」が発表された2016年11月からの2年間の道のりを振り返り、今後の経営について考察した記事。

●地球探索鉄道花咲線
昨年「地球探索鉄道花咲線ラッピングトレイン」の運行など、普通列車を観光列車にする取り組みを始めた根室本線(釧路〜根室・花咲線)について、釧路発根室行き快速「はなさき」に乗車して、沿線の様子などをレポートした記事。

●JR北海道の特急車両
JR北海道・在来線の特急車両(電車・ディーゼルカー)の現況を紹介。

●窮地に追い込まれたJR北海道
近い将来資金不足にもなる見通しが示されたJR北海道の経営について、近年の経営問題とその対応、また国の監督命令と支援策といった点を中心にまとめた記事。


以上のように、乗車レポートと、考察記事が中心となっている今回の北海道特集。
既に下記エントリーでご紹介したように、札沼線の北海道医療大学〜新十津川間について、2020年5月の廃止が決定し、その他の線区についても今後大きな動きが予想されるなか、その激動前の状況を、乗車レポート的にまとめたのは、記録として価値があるのかな、とも思ったりしました。


このことは、鉄道雑誌の北海道特集を取り上げる度に記しているのですが、こういった記事を読むことで、より多くの方が北海道の鉄道を再度訪問し、そして実際に乗車あるいはグッズ・きっぷ等を購入することで、少しでも経営再建の一助をすることが、ファンとしては大事な姿勢なのかな、と思っています。

私自身も、間もなく終焉を迎える夕張支線の乗車などで、そういったことを少しでも心がけることができればいいな、と思っています。


実は今回の鉄道ジャーナル、北海道特集がメインで購入したわけですが、実はそれ以外にも個人的に楽しめた記事がありました。

●JR西日本223系電車
JR西日本・近畿エリアをくまなく走る223系電車。
その詳説を、阪和線・関西空港線用の0台から北近畿エリア用の5500代までくまなく解説した記事です。
日頃223系に乗車している私としては、棚ぼた的に有益な記事を手にすることができた次第です。

●英国鉄道の仕組みと現在
鉄道発祥の地である英国ですが、この国でも鉄道の民営化が進められました。

とはいっても、日本のような上下一体での地域分割化(貨物は全国一元)という方法ではなく、上下分離方式で、旅客輸送はフランチャイズ制、そしてインフラも民営化するというものでした。

しかしその民営化したインフラ会社であった「レールトラック」社は杜撰な管理体制から事故を招き破綻に到り、現在は非営利企業の「ネットワークレール社」がインフラ整備を担当し、事実上公的機関に管理が戻ったこととなっています。

このような、日本とは勿論、他のヨーロッパとも異なる民営化が進んだ英国の現在の仕組みをまとめた記事で、現在の英国の鉄道の状況をインフラ面、管理面から勉強するのに良い記事でした。



このように、「掘り出し物」的な記事も楽しめるのが、商業誌のメリット、といったところでしょうか。
次回の鉄道雑誌でも、気になる特集があれば手に取り、ご紹介していきたいと思います。




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このブログの定番になりつつある「鉄道書籍・雑誌紹介」。
とはいえ、紹介したい書籍の数に対して、私自身が読むための時間があまりにも不足している状況で、興味ある全ての書籍をご紹介できず、歯がゆい気持ちではあります。

とはいえ、可能な限りご紹介していきたいと思っていますので、引き続きおつきあい下さればと思います。



今回ご紹介するのは、「鉄道ピクトリアル」の2019年2月号です。
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特集は「東武鉄道6050系」。
といっても、関東地区の方ならともかく、関西地区の私にとっては、とてもじゃないけど「馴染みのある車両」とは全く言えないものでした。

しかも、この6050系に初めて乗車したのは、何と今年の7月。
そんな車両が走っていること位しかしらないのが正直なところ、というのが、東武6050系に対する私のイメージ、でありました。

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▲東武日光駅で並んだ6050系を撮影。
この時は、新栃木から乗り通しました。

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▲東武6050系の車内。
2扉・クロスシートという、往年の国鉄急行形車両の東武版、と言われて納得するアコモデーション。
折り畳みの大型テーブルがこの車両にも付いていることに驚きました。


この時に乗車して、2扉・クロスシートといった独特のアコモデーション、加えて東武のみならず直通運転を行う野岩鉄道・会津鉄道も同系を保有していることなど、地味な存在でしかないものの、色々調べてみると面白い要素もあることから、いつかまた乗ってみたいと思っていました。

そんなところ、鉄道ピクトリアルで、この6050系にフォーカスを当てた特集が組まれる、というのを耳にして、これは購入せねば、と思い、発売日当日に早速購入しました。



本特集の概要としては、6050系の前身である6000系からの東武鉄道快速用クロスシート車の変遷、6000系・6050系のプロフィール、そして6050系にとって近年の大きな動きとなった2017年4月21日ダイヤ改正にともなう快速列車最終運転の記録、また相互直通先の野岩鉄道・会津鉄道での走行シーンの写真等、一形式のみ(実際はその前身である6000系も含めてですが、それであっても)では考えられないボリュームと質で迫っている、盛り沢山な特集となっています。


特に本文では、6050系が登場後30年以上経過していることから、今後の行く末を案ずる内容も含まれており、個人的にはある意味参考になった内容、とも言えました。


浅草〜日光・鬼怒川・野岩・会津方面の長距離輸送が、500系「Revaty」となったいま、2扉クロスシートの後継車両が登場する可能性は低いと言わざるを得ません。
そういう意味では、宇都宮線でみられる20040型による置き換え、というのは現実的にあり得る選択肢とも思われます。

一方で、野岩・会津の両鉄道では、東武鉄道とはまた違った輸送事情を抱えていることから、同様の置き換えとなるのか、輸送需要に対応したコンパクトな車両を投入するのか、それとも6050系を更新して使用し続けるのか、といった点も気になるところです。


ともあれ、2扉クロスシートというユニークな形態の車両である6050系、今後大きな動きが見られる前に、このような形で取り上げられるのは、貴重な機会なのかなと思い、多くの方に本書を手にとっていただきたく、ご紹介させていただきました。


今回の特集記事で個人的に衝撃を受けたシーンは、「6000系と6050系は実際に併結していた」ことでした。

本誌でも、6000系から6050系の更新途上で両系式が併結されるシーンが紹介されていました。
てっきり6050系は6000系の入れ替わりに投入され、重なる時期がなかったと思っていただけに、丸いヘッドライト・スカート無し・片開き扉の6000系と、四角いヘッドライト・スカート付き・両開き扉の6050系が併結して走っているシーンは、意外感をもはや通り越して、無知のものに遭遇した衝撃を受けた、というのが素直な感想でした。

このシーンを見ることができただけでも、今回の特集を購入した価値があったと確信しましたので、是非とも多くの方、特に東武鉄道と無縁の方も、自らの興味を広げるための最初の一冊として購入してみてはいかがでしょうか。




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このブログでも時折ご紹介している鉄道関係の同人誌。
もはや商業ベースの書誌をも上回るとさえ思えるクオリティに、感嘆するほかないものばかりで、日頃適当な文章を書いている当ブログごときでご紹介していいものか、と今更ながら思うところです。

とはいえ、こういった感想は、書いて残して広めないと、「次」に繋がらないわけで、稚拙な文章ではありますが、今回もご紹介していきたいと思います。



今回ご紹介するのは、こちらの同人誌です。
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TOKYO 13 SUBWAYS 有楽町・副都心線編

「TOKYO 13 SUBWAYS」というシリーズもののなかで、東京メトロ有楽町線・副都心線にフォーカスを当てた書籍となっています。
この書籍は、下記「205系の軌跡 the 3rd」でご紹介した「武蔵野運輸区」というサークルが発行したもので、今回の「有楽町線・副都心線」は、「銀座線」「半蔵門線」に続く第3弾とのことです。


敢えて今回の「有楽町線・副都心線」に注目したのは、関東の地下鉄の大きな特徴である相互直通運転を一番体現しているのがこの両線ではないかと感じたからです。

副都心線は、東武東上線、西武有楽町線(〜池袋線)、東急東横線と接続している上、その東急東横線とこれまた相互直通運転するみなとみらい線(横浜高速鉄道)の車両も乗り入れ、都合5社の車両が行き交う路線であります。

加えて有楽町線は、小竹向原で副都心線と接続しており、こちらもまた東武東上線、西武有楽町線(〜池袋線)と相互直通運転するという、まさに「相互直通運転」のメリットとしてのシームレスさを体現する路線として、遠く離れた関西地区からも少なからず注目していました。

その両線を取り上げた同人誌、ということ、また先の「205系の軌跡 the 3rd」でみたような質・量ともに頒布価格をはるかに上回る価値が得られる書籍ではないかと思い、先日購入してみました。


内容は、有楽町線・副都心線の概要、歴史、駅、車両の紹介の他、相互直通運転での取り決め事項、副都心線建設の財源ともなった道路特定財源の話、また、一方で、沿線近くで毎年夏と冬に開催される「東京コミックマーケット」(コミケ)輸送と有楽町線との関わり等々、ボリュームも内容も盛り沢山の書籍となっています。

総ページ数約160ページ、フルカラーの書籍がこのように手に入れることができるのは、本当に同人誌の魅力だと感じるとともに、是非とも作成を続けていって欲しいな、という思いを賛辞の意としてご紹介したいと思います。


個人的に面白かったのは、「コミケと有楽町線」。
現在コミケは東京ビックサイトで行われていますが、有楽町線開業当時は晴海の東京国際見本市会場で、その後千葉の幕張、そして現在の東京ビックサイトに至る過程、そしてその間に変貌する東京湾岸部の鉄道路線の動きによるコミケ輸送の変化を、つぶさに紹介しています。

よくまあ、これだけ毎年欠かさずチェックされているのだなあ、と感心しかない内容で、一度もコミケに行ったことさえ無い私でさえも、その状況を手によるようにして分かる特集でした。

今冬のコミケからは、豊洲市場の開業により、このあたりの動き(特に早朝の市場関係者とコミケ参加者との交錯)の変化が気になるところです。


通信販売は、下記のサイトで取り扱っています。
COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 TOKYO 13 SUBWAYS 有楽町・副都心線編
TOKYO 13 SUBWAYS 有楽町・副都心線編(武蔵野運輸区)の通販・購入はメロンブックス | メロンブックス

また店舗では、東京都内の書泉グランデ、書泉ブックタワーでも取り扱っているとのことです。




今回も盛り沢山の内容で、もっと単価が高くてもいいのでは、と思える位の質と量の同人誌。
東京の地下鉄が不案内な私にとっても、勉強という意味では、機会があれば今後も引き続き入手していきたいと思います。


ところで、この「武蔵野運輸区」さんが今冬のコミケで出される同人誌は、JR武蔵野線にフォーカスを当てた「武蔵野線 Re:Dive」とのことです。



武蔵野線といえば、私自身としては東京の外縁部をぐるりと走る路線、という安易なイメージしか思い浮かばないのですが、一方で首都圏をスルーする貨物列車のメインルートであることもあること、首都圏近郊では205系の牙城であるものの徐々に置き換えが進んでいるところであることから、こちらも機会があれば入手できればと思っています。

先月末より公開された、映画「かぞくいろ -RAILWAYS わたしたちの出発-」。
こちらのエントリーでご紹介したように、雑誌「旅と鉄道」などにも取り上げられているように、「RAILWAYS」シリーズでは約7年ぶりの第3作ということで、個人的にも楽しみにしていた映画ですが、忙しい最中に何とか時間を見つけて観に行くことができましたので、その感想等をご紹介したいと思います。

映画『かぞくいろ -RAILWAYS わたしたちの出発-』


※注意
以下では、作中の内容をご紹介している、いわゆる「ネタバレ」の内容となっています。
そのため、これからこの作品を鑑賞される方は、以下の内容にネタバレの内容が含まれていることをご承知いただくとともに、ネタバレが嫌な方は即刻他のページに移って下さいますようお願いします。

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続きを読む

「旅と鉄道」という雑誌も、鉄道ジャーナル姉妹誌時代から休刊し、現在の形態として定期的に発行されるようになり、かなり経ってきたように感じます。
下記エントリーでもご紹介したように、「鉄道×アニメ」といった興味がある特集のある時に、時折購入していますが、今回も個人的な興味があったことから、購入してみることにしました。
参考:今月購入した鉄道雑誌のご紹介(鉄道ジャーナル、鉄道ピクトリアル、旅と鉄道) : 阪和線の沿線から

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今号の特集は、「映画と鉄道」。
奇しくも、有村架純主演、肥薩おれんじ鉄道が舞台の「かぞくいろ -RAILWAYS-」、横澤夏子主演、えちぜん鉄道が舞台の「えちてつ物語」という、鉄道現場で働く女性をメインにストーリーが展開される映画が、先月下旬に相次いで公開されたことから、これらの映画のインタビューやロケ地、撮影裏話などがメインとなっています。

「かぞくいろ」「えちてつ物語」ともに、個人的に非常に気になる映画で、出来れば公開中に見にいきたいところですが、別エントリーでも記したように、個人的に非常に忙しい時期が続くことから、果たしてちゃんと見にいくことができるのか・・・

でも、有村架純さんが操る肥薩おれんじ鉄道HSOR-100形のエンジンサウンドや、横澤夏子さんがアテンダントで奮闘するバックから聞こえてくるえちぜん鉄道MC7000形のモーターサウンドなど、現在世間で一番環境の良い音質が得られる場所でもある映画館で見て・聞いておきたいので、どうにかこうにかして観に行って、感想を当ブログでご紹介できればな、と思っています。


今回の「旅と鉄道」では、「映画と鉄道」の特集記事の他、古谷あつみさんがアドバイス役を務めた「平成最後の鉄道旅行術」という第2特集も掲載されています。



古谷あつみさんといえば、下記エントリーでご紹介したように、管理人の地元にほど近い大阪府泉佐野市出身であることに加え、現在は鉄道系タレントの仕事をされながら、タレント転向前には車内販売員や駅員といった鉄道現業の経験を活かし、観光や鉄道に関する授業を行うといった、異色でもあり、今どきの言葉で言えば「ガチ」な鉄道系タレント、というところが、個人的に応援しているところです。

その古谷さんがアドバイザーとして記事にも携わっているこの「平成最後の鉄道旅行術」。
JRきっぷの基本ルールおさらいとして、券面の紹介や途中下車、特急券やICカードといった、このブログ読者にとってはある意味基本的な知識ではありますが、文字通り「おさらい」するには最適なボリュームかつ内容となっています。

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▲巻中の「平成最後の鉄道旅行術」開始ページ。
上部の古谷さんのSDキャラが随所に出てくるのも魅力の一つです。

記事中には古谷さんのSD(スーパーデフォルメ)キャラも随所に配置され、楽しみながら記事を読み、きっぷのルールの再確認をしてみてはいかがでしょうか。
(※)かくいう私自身も、乗継割引が在来線→新幹線の場合は乗車日とその翌日が対象である規程が現在も残っている(逆は当日限り)となっているのを、この記事を読んで思いだしたくらいです…


特集本編の「鉄道と映画」よりも、むしろこちらの古谷さんの記事のご紹介が多くなりましたが、ともあれ、地元エリア出身の鉄道系タレントとして、更なる活躍の応援という意味も込めて、ご紹介させていただきました。



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このブログで時折ご紹介している鉄道関連書籍紹介。
管理人自身が忙しいこともあり、最近はあまり頻繁にご紹介できなく、久しぶりのご紹介となります。

今回ご紹介する書籍も、今年の8月に発行され、はや3ヶ月も経っているので、今更ながらになってしまうのは否めないのですが、ようやく入手できたというご報告も兼ねてご紹介したいと思います。

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「徹底解剖!!横浜市営地下鉄」シリーズの第3巻。
今回は「サイン編」、そして横浜市営地下鉄の全駅を紹介する「駅編」のうち、ブルーラインの関内〜湘南台の各駅を掲載しています。


内容としては、まず「サイン編」では、横浜市営地下鉄のサイン(乗車・降車・その他一般的な情報について、案内・誘導等を行うため、天井や壁などに設置して旅客に示すための一連の仕組み)について、開業当初から現在に至るまでの変遷をまとめています。

本書によれば、サインのデザインについては、開業時から大きく分けて3つの世代に分かれていること、またそれぞれの世代ではその時代に応じた改善が行われてきたこと等が記されています。
特に開業当時の第1期のサインについては、当時の文献資料から再現したイラストが掲載されている点は、貴重な資料になるのではないか、と思われます。


続く「駅編」では、その名の通り、横浜市営地下鉄の各駅を紹介していくわけですが、ブルーライン・グリーンライン合わせて40駅あるため、今回と次回に分かれての紹介となります。
今回では、ブルーラインのうち、関内〜湘南台の各駅を取り上げており、各駅が見開き2ページで、所在地・開業日・路線・運営(直営・委託の別)・平均乗降客数及びその推移が掲載された「データ集」、各駅の解説及びその写真といった紹介で、まさに横浜市営地下鉄の各駅のデータブックに相応しい内容となっています。

加えてコラム的な内容として、「地下鉄遺跡を巡る」「運河と地下鉄」「関内駅の仮説サイン」「トンネルの工法と断面」といった、各駅の紹介で補足的な説明が欲しいな、といった内容についてもしっかりフォローされている点も、ためになると感じました。


特に「地下鉄遺跡を巡る」では、関内駅から本牧(ほんもく)方面への未成線と、その準備工事のために2層式となっている関内駅の構造について触れられており、元来横浜市営地下鉄には疎い管理人にとっては、こんなところに未成線の跡があるのか、と興味津々で読むことができました。


これまでの第1巻・第2巻でご紹介したように、様々な資料を調べ上げた上に、綿密な取材により完成された本書籍は、敢えて繰り返しになりますが、シリーズで購入する価値の高いものとなっており、今回の第3巻も、その質・量においては、変わらないものと感じましたので、是非とも多くの皆さんに手にとって頂ければな、と思います。


さて、この「徹底解剖!!横浜市営地下鉄」シリーズですが、関東地区のみならず、ここ関西地区でも、「旭屋書店なんばCITY店」での購入が可能となっています。




次巻は「(4)駅編(下)」、今回の続きでブルーラインのあざみ野〜桜木町、グリーンラインの全駅が掲載されるものと思われます。
発行予定は2018年12月の予定となっています。

遠路遙々大阪の地まで委託販売を行って頂いていることへの感謝の気持ちもあり、次回も旭屋書店なんばCITY店での購入を考えていますが、まもなくの発行を心待ちにしたいな、という感謝と期待を込めて、今回の感想のまとめとさせて頂きます。



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先週末にまとめて購入した鉄道書籍を折を見てご紹介していますが、本エントリーでご紹介するのはこちら。
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題名は「熱転写方式 マルス端末券総集 Vol.3」です。
この書籍は、下記のエントリーでご紹介した「Vol.2」の続編となっており、今回も実際のマルス券を、きっぷの規則等も絡めて紹介する、また、絶滅寸前の熱転写式マルスについて、都内での残存状況をレレポートしています。

今回の内容は以下の通りです。
第1章 巻頭特集:
離れた場所にいるオペレーターと通話しながら、指定券や定期乗車券などを購入するシステムであるリモートマルス/アシストマルスの導入の歴史や、都内に残る熱転写マルスの状況をレポート。

第2章 乗車券類:
マルスで発行された乗車券類のうち、経路の多い乗車券や連絡乗車券についての紹介。

第3章 定期券:
マルス発行の定期乗車券について、様々な券種を紹介。

第4章 料金券関連:
在来線内のラッチ内乗り継ぎに焦点を当て、各地で実施されているラッチ内(改札内)乗り継ぎで料金が通算されるケースについて、実際のマルス券及び規程をもとに解説。
また、通過連絡となる自由席特急券、ネット予約の乗継特急券についても紹介。



今回も、事前の期待通りに資料性の高い内容となっています。
個人的な興味で言えば、連絡乗車券や在来線ラッチ内乗り継ぎのマルス券の紹介でしょうか。
特にラッチ内乗り継ぎについては、私自身これらを利用することが今までなかったので、目にしたことがない券面ばかりでしたが、実際の発券例が豊富に掲載されているだけに、非常に勉強になりました。

この書籍の入手方法ですが、下記リンク先のとおり、Amazonで購入することができます。




また、関西地区では、旭屋書店なんばCITY店に置いているとのことです。
前回の「Vol.2」より旭屋書店なんばCITY店での販売が始まっていますが、今回も入荷しているとのことなので、これまで首都圏かAmazonでしか購入できなかったことを考えると、関西地区在住のファンにとっては非常に嬉しい限りです。
(私自身も今回、この旭屋書店なんばCITY店で購入しました。)
今後とも引き続き関西地区での販売が続くよう、興味ある方は是非旭屋書店なんばCITY店で購入してみてはいかがでしょうか。






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毎月発売されている鉄道雑誌のうち、個人的に気になる特集は、実際に購入して読んでみて、その感想等をご紹介していまうす。
今月は、こちらの雑誌を購入しました。
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鉄道ダイヤ情報9月号。特集は「近鉄特急」。

2013年の「しまかぜ」、2016年の「青の交響曲(シンフォニー)」と、立て続けに観光特急を登場させ、そして、こちらのエントリーでご紹介したように、2020年には、現在「アーバンライナー」で運行されている名阪特急への新型車両導入が発表されたりと、話題に事欠かない近鉄特急。

一方で、長年親しまれてきた一般特急車の塗装が、新塗装に切り替えられつつあることから、まさに今、車両面でみると近鉄特急の転換点の一つ、ともいえるのではないのでしょうか。

今回の特集では、その近鉄特急について、その歴史をはじめとして特急網、供食サービス、現役車両カタログ、そして撮影地ガイドと、様々な観点から紹介している記事となっています。

個人的に気になった点とすれば、撮影地ガイドで紹介された場所の一つが、当ブログでも度々取り上げているこちらの撮影地だったことでしょうか。
参考:2017年初撮り(2017.1.2、近鉄南大阪線・橿原神宮西口〜橿原神宮前) : 阪和線の沿線から

南大阪線の撮影地は他にもあるはずなのに、何故ここが?という気はしないでもないのですが、今回の鉄道ダイヤ情報の記事を元とし、当ブログの記事も参考にしてもらいつつ、撮影を楽しんでいただければ、管理人としても幸いに感じるところです。
また、この撮影地の近辺では、このような撮影地もあるのでご参考まで。
【撮影地記録】近鉄南大阪線・橿原神宮西口〜橿原神宮前(久米寺境内から) : 阪和線の沿線から

いずれにせよ、近鉄特急を撮るにしても、乗るにしても、今回の特集は手元に置いておいて価値あるものだと思います。

ところで、一通り読んでから次号予告を見てみると、次回の特集はこちらとのことです。
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次号(10月号)の特集は、「京阪電鉄」。
何と、2号連続で関西民鉄が特集されるとのことなので、これまた購入しなければなりません。

「鉄道ダイヤ情報」は、「行動派レールファンのための情報誌」とも称されていたことからも分かるように、どちらかと言えば鉄道写真愛好者向けの雑誌の感が強く、私自身は他誌の「鉄道ジャーナル」「鉄道ファン」ほど購入していなかったような気がします。

それがここに来て、前号の「JR北海道」(こちらの記事を参照)、今回の「近鉄特急」、そして次号の「京阪電鉄」と、3号続けて購入(予定)というのも、偶然かも知れませんが、ここまで個人的に感心のある話題が続くのも珍しいな、とも感じた次第であります。

このようにご紹介したからには、次号10月号も購入し、その感想をブログにアップしたいと思います。



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今日8月22日(水)は「チンチン電車の日」なのだそうです。
参考:8月22日 今日は何の日〜毎日が記念日〜
○チンチン電車の日
1903年のこの日、東京電車鉄道の路面電車が新橋〜品川で営業を開始し、東京で初めて路面電車(チンチン電車)が走った。

日本で初めて路面電車が走ったのは1890(明治23)年5月4日に上野公園で開催されていた内国勧業博覧会の会場内だった。また、日本で最初の一般の道路を走る路面電車は1895年2月1日に開業した小路東洞院〜伏見京橋の京都電気鉄道だった。
この日は別に、6月10日が「路面電車の日」となっている。

上記Webサイト(http://www.nnh.to/08/22.html)より引用

そんな日にある意味ぴったりの鉄道関連書籍をご紹介したいと思います。


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交通新聞社新書の新刊、「広電と広島」です。




タイトルから分かるように、広島市内を中心として路線網を広げる広電こと広島電鉄を取り上げた書籍です。

構成は以下の通りです。

・0号線 広島の鉄道の歴史:
国鉄各線、アストラムラインの歴史

・1号線 広島電鉄の歴史:
最初の開業から延伸・合併、被爆からの復旧、近代化や新世代の車両投入といった、広電開業から現在に至る歴史

・2号線 路面電車のイ・ロ・ハ:
かつて存在した路線や各種雑学、運賃等といった広電にまつわる雑学

・3号線 動く路面電車博物館:
現役車両全形式の紹介

・4号線 市内線徹底解剖:
市内線の系統や主な停留所の紹介、ポイントや勾配に関すること、また最近リニューアルした「広電本社前」電停の紹介など

・5号線 広電と広島・宮島:
市内線とは異なり郊外電車の感のある宮島線(広電西広島〜広電宮島口)にスポットを当て、その魅力の紹介を始め、市内線には存在しない「踏切」や「駅舎」、そしてかつて宮島線専用の高床車が運転されていた名残の高床ホームの現在の様子など

・6号線 広島の未来へ果たす役割:
将来の広島、そして広電のプロジェクトの紹介。駅前大橋線や信用乗車、宮島口再整備等の、近い将来のプロジェクト等の紹介

以上でご紹介したように、広島電鉄の運行、車両、設備、歴史といった、様々な要素が新書としてまとめられた一冊となっており、一読すれば広島という街を走る広電の様子を一通り理解できる構成になっています。


私自身、約1週間の広島滞在の合間に広電の写真を撮影したりして、丁度広電に対する興味も以前よりも増していたところに、まさに丁度のタイミングでこの新書が発売されたこともあり、早速購入してみました。


感想としては、広電に乗ったことがない人はもとより、広電を少し乗ってみて、日本国内には比類無きネットワークを構築する広電をより深く知りたいという方にも、ぴったりの内容だと感じました。

かくいう私自身も、昨年10月とこの8月に広電に乗車し、その奥深さを感じ取ったところでして、広電に関して色々知りたい、そのための入門書的なものはないか、と探していたところでしたので、まさに私個人にとってはまさに時宜を得た発売でした。

この一冊で、広電の概要のみならず、その趣味的な深さを感じ取ることができるかと思いますし、その先は勿論読者自身が資料を探したり、現地を探訪したりと、それぞれのスタイルで追求していけばいいと思うのですが、その入り口へ誘ってくれる、そんな魅力ある一冊に感じました。

路面電車、あるいは広島という街に興味がある方は是非とも購入いただければ、と最後にお勧めして、今回の書籍紹介の終わりとさせていただきます。




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こちらのエントリーでもご紹介しているように、経営再建に向けて国交省からの監督命令が発出され、今後の状況によってはいまの姿が大きく変わっていく可能性もあるJR北海道。

その、いまの姿のJR北海道を見にいくのに、この夏のシーズンは気候的にも良いでしょうし、何よりこちらでご紹介したように、来年3月で廃止となる石勝線夕張支線については、これが最後の夏、といえます。

そんな北海道へ行ってみよう、という特集が、先月発売された鉄道ダイヤ情報2018年8月号で組まれていましたので、ご紹介します。
タイトルは、「行こうよ北海道 乗って、撮って、楽しさ再発見!」
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今回の特集で目をひいたのは、冒頭に「北海道の鉄道旅行ことはじめ」として、本州以南との違いを、面積・車窓・気候などの点、それに加えて冒頭の経営再建の課題にもなっているローカル線の状況などを紹介しており、初めて北海道を旅行する読者に対するガイダンス的な構成になっている点でした。


関西在住の私が初めて北海道に行ったのは、丁度20歳の時でしたが、ある程度事前情報を仕入れて旅立ったにも関わらず、現地では気候やスケール感といったものの違いに終始圧倒された記憶があります。

専ら撮影(世間で言うところの「撮り鉄」)向けの鉄道ダイヤ情報では、他誌に比べると年齢層の低い読者の割合も多いのではと推測されます。
そういった、遠隔地である北海道への渡道体験も無い読者に向けて、改めて北海道の違いを冒頭に持ってきて、学生の夏休み期間である夏休みに合わせて特集を組んだ、というのは、些か勘ぐりすぎなところはあるかも知れませんが、他誌では特に説明ない内容であっても、スペースを割いて紹介しているところは、面白い構成だと感じました。


加えて注目した点としては、「乗って、集めて列車旅」で、釧網本線や富良野線といった北海道らしさを実感できる路線や、今や北海道だけとなった非冷房キハ40形で楽しむ長距離鈍行列車、また、「JR北海道わがまちご当地入場券」の紹介といった記事が続いているところでした。
撮影情報が主体のはずの「鉄道ダイヤ情報」で、こういった記事を見かけるのは、違和感を抱いた読者もあるのかも知れません。
更に、「花咲線で絶品風情にひたろう」では、花咲線(根室本線・釧路〜根室間)の絶景ポイントやこの6月から開始した普通列車による観光列車の取組、といった紹介がありますが、こちらも「乗る」「買う」系の記事です。


鉄道ダイヤ情報の特集で、これだけ「乗る」「買う」系の記事がメインに来るというのはちょっと珍しいのかな、とも感じました。
こういった構成が、最近の鉄道ダイヤ情報の編集方針かは知る由もありませんが、自分が推測するに、日頃鉄道事業者にお金を落とさない撮影主体のファンにも、少しJR北海道にお金を落とすことを考えて欲しい、という意図からの構成なのではないか、とも思われます。


いわゆる「撮り鉄」な趣味では、必ずしも鉄道事業者にお金を支払わずしてもその趣味は成立します。
一方、鉄道そのものは、旅客・貨物からの収益により運行されているわけで、その維持のためには、乗車すること等により、何らかのお金を落とす必要があるのも、これまた言を待たないところです。

乗車やグッズ購入といった趣味ならば、購入という行為で、比較的容易に鉄道事業者へお金を落とすことができますが、撮影という趣味なら、それは難しいでしょう。
しかし、冒頭でも記したように、JR北海道の経営再建は待ったなしで、経営再建のためには、鉄道事業者にお金がどれだけ落ちるのか、というところか求められるわけですが、いくら鉄道事業者にお金が落ちない撮影趣味主体の雑誌であっても、上記の事実には目を背けるわけにはいかない。

そんな問題意識もあって、今回敢えて乗車主体の記事をメインに据えることで、JR北海道に少しでも収益に貢献して欲しい、それが今後も被写体を走らせ続ける原資になる、ということを言外に訴えたのではないか、とも考えたりしました。


管理人自身は、今シーズンは忙しくて北海道に行く機会は無さそうですが、ともあれ、今回の特集記事を読んで、今からでも北海道に行ってその魅力を楽しむとともに、JR北海道の直面する現実を理解して、それに対して鉄道ファンができること、特に撮影主体のファンとしてできることを考える契機となればいいのかな、とも感じた号でした。



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